空き家を減らす方法はマニュアルがヒントかも？ステージを把握して対策を！
公益財団法人マンション管理センターから「管理組合のためのマンションの空き住戸対応マニュアル」が出されました。
マニュアルが出されるということは、全国で空き家が増加していることを示しているのかもしれません。空き家と言うと主に一戸建てを想像しますが、マンションでも同様の空き家問題が発生しているのだと思います。
「自分の住むマンションは、空き家とは無関係！」と果たして言えるのでしょうか。空き家を活用した居住用途以外の活用例が参考になりました。
- 空き家を減らす方法はマニュアルがヒント？
■ 目次 ■
空き家を減らす方法はマニュアルがヒント？
公益財団法人マンション管理センターから「管理組合のためのマンションの空き住戸対応マニュアル」が出されました。
全国で一戸建ての空き家が増えていることは知っていました。道を歩くと恐らく誰も住んでいないであろう一戸建てを簡単に見つけられる状況にあります。
「管理組合のためのマンションの空き住戸対応マニュアル」に書かれていたステージを転載します。現在、どのようなステージなのかを把握することが肝要です。
・ステージI（空き家率 10％未満）
管理組合の対応で何とか問題を表面化しないで進められる
・ステージII（空き家率 10％超）
日常的な管理組合の対応がやや困難となり、長期的展望が持ちにくくなる
・ステージIII（空き家率 20％以上）
日常的に管理が困難となり、負のスパイラルに陥りやすくなる
・ステージIV（大幅な空き家化の進行）
設備の維持管理ができず、居住が困難となり、自力での再生が困難となる
また、「管理組合のためのマンションの空き住戸対応マニュアル」には、空き家を活用した居住用途以外の活用例が掲載されています。
・宿泊施設（簡易宿泊所）
・老人福祉施設（デイサービス拠点）
・保育所（認可外）
・リモートオフィス
・勉強部屋
・トランクルーム 等
・集会所
小規模マンションでは、集会所を持っていない場合があります。管理組合で空き家を購入するか空き住戸のオーナーと契約を結ぶことで、集会所としての活用が可能となります。
マンション内に集会所を持っていない管理組合は、近くの喫茶店などに集まって理事会を開催することがあります。喫茶店へ行く時間的な利便性やコストと比較することも必要です。
普段は、マンション住民に開放することで、マンション住民のコミュニケーションの場ともなります。
また、集会所を持っていなかった管理組合が空室を購入し、集会所とした例もあります。管理組合にとって、一番良い方法で空き家を活用することを考えてみることが必要となります。
健康診断と同じで、ステージが軽い間に対応しましょう。症状が軽い間に適切な対応を行えば、治療期間も短くて済みます。早め早めに対応することが大事だと思います。
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限られた狭い国土の日本、もっと有効に土地を活かすための施策を考えて実行すべきと考えます。
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