【駐車場】スロープの勾配は何%になっているのか?駐車場の種類は?
大規模マンションの場合は、自走式立体駐車場を採用している場合が多くあります。
自走式立体駐車場のスロープの勾配は、何%になっているのでしょうか。駐車場を増設する場合にも注意が必要です。
自走式立体駐車場の設計は、駐車場法施行令によって定められています。
- 駐車場のスロープ勾配は何%なの?
■ 目次 ■
駐車場の種類にみるメリットとデメリット
マンションを購入する際には、どのような駐車場を持つマンションであるかを確認して頂きたいです。
駐車場の種類は、平面駐車場・自走式立体駐車場・機械式立体駐車場などがあります。
平面駐車場は使いやすい
一番良い駐車場は、平面駐車場です。安全で使い勝手の良い駐車場となりますが、土地の面積を有効に使えないという欠点があります。
屋外で屋根がない平面駐車場が多いですから、悪天候の場合は、自然の影響を受けてしまいます。車が汚れやすいというデメリットもある反面、車高を気にしなくても良いというメリットもあります。
車の出し入れもしやすく、コンビニエンスストアやお店でも平面駐車場となっていますから、一番身近な駐車場と言えるでしょう。
平面駐車場は、メンテナンス費用がさほどかからないのも魅力的です。
自走式立体駐車場は時間がかかる
大規模マンションや大型ショッピングモールが採用している駐車場は、自走式立体駐車場です。
平面駐車場と比較して、同一面積を有効活用できるというメリットがある反面、駐車までの時間がかかるというデメリットもあります。
車の駐車位置にもよりますが、車の出し入れに気を使わなければなりません。お隣の車を傷つけないように乗り降りをしないといけません。
機械式立体駐車場は費用がかかる
機械的構造を持つ立体駐車場は、たくさんの車を停められる反面、多額のメンテナンス機械が必要となります。
機械式ですから、事故や故障の心配もあり、適切なメンテナンスを行わないと使い物になりません。
機械の構造により、3段ピット・2段ピットのようなものから、数段に渡る大掛かりな装置まで存在します。
問題になっているのは、多額のメンテナンス費用が必要とすることと車を必要としない人が増えてきたことにより、利用していない駐車スペースが増加していることがあげられます。
いたずらされたり、傷つけられることかがないため安心ではありますが。
駐車場のスロープ勾配は何%なの?
駐車場法施行令では、駐車場における車路の最大勾配は17%となっています。ただ、スロープの始めと終わりには緩和勾配(≒1/12程度)を1車長程度以上は確保しておくほうが良いでしょうね。
大阪府と奈良県の県境にある「暗峠」の最大勾配は37%です。100m進むのに37m上るもしくは下る坂であることを指しています。
それほど急勾配でないにしても、17%よりは抑えた勾配でなければ利用者側が使いづらい駐車場となってしまいます。
マンション購入後に、自走式立体駐車場を設置することはないと思いますが、車をお持ちの方は、駐車場の種類にも注意が必要です。
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