外国人労働者のメリットとデメリット マンションの管理員期待値上昇
人手不足を補う手段として、外国人労働者を採用する動きがあります。マンションの管理員として、外国人を使うことのメリットとデメリットがあります。アンケートの結果から外国人の管理員に対する期待すべき点と不安な点が明らかになっています。今後のマンション管理はどうあるべきなのでしょうか。
■ 目次 ■
外国人労働者のメリットとデメリット
少子高齢化の影響もあって、すでにコンビニエンスストアや飲食店などでは、積極的に外国人労働者の姿を見ることができます。もはや外国人労働者がいなければ、経営が成り立たないコンビニや飲食店もあるようです。
マンションの管理も、管理員の高齢化などによって、人材不足であると言われています。人手不足を補う方法として、外国人労働者の雇用が考えられます。
「住まいサーフィン」では、マンションの入居者に対して、外国人管理員に対する意識調査を行っています。コンサルティングを「スタイルアクト株式会社」による調査結果から、外国人のマンションの管理員として期待できる部分と不安な点を明らかになりました。
■調査概要
実施時期:2019年7月17日から8月7日(インターネット調査、郵送調査)
調査対象者:「お住まいの分譲マンションに関する調査」の回答者
有効回答数:2266件
外国人管理員に対する意識調査の結果、外国人労働者への期待度が大きくなっています。コンビニなどでの外国人労働者が浸透して、外国人労働者に対する抵抗が薄れてきたのが原因なのではないかと思います。
外国人労働者に任せたい業務としては、一般清掃・サービス取次ぎ・共有設備の受付や清算があげられます。
日本人だから、外国人だからという区別はなく、マンション住民に期待されている分野であると言えます。むしろ、丁寧に清掃してくれるのであれば、マンション住民にとっては嬉しいですよね。
外国人労働者のメリット
外国人労働者を使うメリットは、若い管理人が採用できる・人件費が抑えられるということがあります。
マンション管理員が外国人である場合は、英語が話せることから、マンションに住む外国人とも容易にコミュニケーションができるメリットもあります。生の英語を聞いた子どもたちが学習する2次的なメリットもあるかもしれませんね。ただ、学習効果を期待するのはちょっと無理かもしれません。
外国人労働者のデメリット
デメリットは、文化や習慣の違いからくるお互いの誤解です。日本人の「言わずもがな」「空気を読む」というコミュニケーションは、外国人には伝わらないかもしれません。
日本人同士でも、ちょっとした誤解やコミュニケーション不足からくるトラブルが発生します。ましてや言葉のハードルは高いですね。外国人労働者と適切にコミュニケーションができるのかがポイントとなります。
おわりに
自分の経験で恐縮ですが、あるコンビニで外国人労働者の定員に会計をしてもらった時のことです。定員は、日本語が流暢ではなく聞き取れなかったことがあります。流れから「温めますか?」というニュアンスだと判断しましたけど。咄嗟に、英語で「Yes」と答えてしまいましたが。(笑)
今後のマンション管理にも、外国人労働者が担う場合が想像できます。人手不足となったコンビニが日本人から外国人労働者にシフトしたように、マンション管理の業界も外国人労働者にシフトするのは自然の流れなのかもしれません。
本当は、自分のマンションは自分で守ることが一番よいと思いますけどね。マンションの管理員として、外国人労働者を期待していることがアンケートの結果から分かりました。
外国人労働者のメリットとデメリット マンションの管理員期待値上昇
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