マンションの屋上は施錠していないのか?無許可でドローン
12月14日(土)驚くニュースが報道されました。文京区春日の自宅マンションの屋上から、無許可でドローンを飛ばす練習をしていて、航空法違反の疑いで書類送検されたのだという。マンションの屋上は、施錠されているのが普通だと思っていたので、自由に屋上に立ち入ることができたのか不思議に思いました。
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マンションの屋上は施錠していないのか?
文京区在住のフリー記者・インド人の女(47)と夫のフランス人の男(38)を、航空法違反容疑で東京地検に書類送検したというニュースが飛び込んできました。
国の許可を得ずに、ドローンを飛ばしたことを認めています。「違法だと知らなかった。」と供述していますが、マンションの屋上は施錠がされていなかったのだろうかと疑問が残りました。
最近のドローンは、小型化/性能の向上が行われていますが、どこでも勝手に飛ばしてよいものではありません。
200グラム以上のドローンを飛ばす場合には、
1.地上又は水面から高さ150メートル以上の空域
2.人口集中地区の上空
3.空港周辺の空域
は「航空法」で禁止されています。
今回の航空法違反で書類送検された理由は、2の「人口集中地区の上空」でドローンを無許可に飛ばしたのが原因だと考えられます。
最近のドローンは、大規模修繕工事で、高い位置にあるタイルの様子を撮影したり、マンション全体を上空から劣化状況を確認することに使われています。
震災などの災害時には、災害状況のいち早い状況把握を行うためにドローンを飛ばすことも有効な使い方となっています。
普通、マンションの屋上は施錠されていて、立ち入る必要がある場合のみ管理人に依頼して解錠してもらうものだと思っていたからです。
いつでも、誰もが屋上に立ち入ることができないように施錠をする理由は、次の通りです。
防犯のため
屋上が誰でも自由に立ち入ることができるとすれば、マンション住民外の人が立ち入ってしまう可能性があります。
いくら入口にオートロックを備えているとは言え、完全に住民外を排除することができず、屋上から最上階の部屋へ泥棒や空き巣などの窃盗事件が起こる可能性があります。
屋上に自由に立ち入ることができるマンションは、泥棒にとっては格好のマンションとなり得ます。最上階の部屋だからと油断して、窓の施錠も疎かにしがちということも言われています。
「最上階の住人はお金をもっている。」と泥棒は考えているようです。一方、マンション住民は、「まさか最上階は狙わないだろう。」と安易に考えてしまうそうです。
危険防止のため
マンション住民のみ立ち入ることができたとしても、転落の事故が発生する危険性があります。
子どもだけで、屋上に上って遊ぶことも考えられます。屋上には、危険防止のために手すりが設けられていますが、乗り越えることができないわけではありません。
誤って人が転落することがないように、防止すべきです。
防水効果維持のため
マンションの屋上には、防水処理が施しています。人が屋上を歩くと、少なからず防水効果の劣化の原因となりかねません。
メンテナンス等、止むを得ない場合を除いて、自由に立ち入ることを制限すべきです。
おわりに
無許可でドローンを飛ばしてはいけません。人口集中地区の上空では、ドローン落下により怪我をする可能性がありますので、飛行を制限しています。
「知らなかった。」ということを話していますが、航空法違反容疑で書類送検されてしまいました。ドローンを扱う場合は、ルールがあることを理解してほしかったですね。
「ドローンが落下したら危険では?」という想像を働かせれば、マンションの屋上でドローンを飛ばしてもよいのか判断ができそうなものなのにと思いました。
マンションの屋上に立ち入れたのは、施錠がされていなかったのではないかと思います。
マンションの屋上は施錠していないのか?無許可でドローン
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