逗子市池子2丁目の土砂崩れのマンション名はライオンズ
痛ましい土砂崩れの事故が起きてしまいました。2月5日(水)午前7時58分、神奈川県逗子市池子2丁目で、土砂崩れが発生して、マンション下の法面(のりめん)が崩れてしまいました。法面は、マンション「ライオンズグローベル逗子の丘」が管理すべき敷地内だったとのことです。マンション選びにも注意しないといけないですね。
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逗子市池子2丁目の土砂崩れ
2004年7月に建設されたマンション「ライオンズグローベル逗子の丘」は、地上5階・地下1階建て、京急逗子線の神武寺駅から徒歩9分の全38戸の小規模なマンションです。
法面(のりめん)の高さは、約16メートルで、地面から半分ほどの高さまでは石垣で補強されていて、補強されていない上半分の部分が、幅3メートルから4メートルにわたり崩れました。
マンションの新築後から数年が経過していることから、手抜き工事が原因で土砂崩れを起こしたとも考えられず、自然的な崩壊が原因なのではないかと思われます。
マンション側の住民からしたら、まさか土砂崩れを起こすとは思わなかったのだとは思いますが、マンション敷地内であったことから何らかの管理責任が問われるものと思われます。
責任を問われないとしても、安全に通行できるように対策を施す義務が出てきます。土砂崩れとなった道路や法面は、誰が修復するのだろうか。
「ライオンズグローベル逗子の丘」は、全38戸という小規模なマンションですので、修復するだけの修繕積立金があるのだろうかと心配です。
もし管理費や修繕積立金で支払うことができないのであれば、1世帯いくらと追加で支払うことも考えられます。いずれにしても、今後の動きに注目です。
マンション選びにも注意
マンションを購入する場合に、どんな場所にマンションが建設されるのかは極めて重要な観点であることが思い知らされます。
小規模なマンションであったとしても、土砂崩れの可能性があるような場所のマンションは危険であると言わざるを得ません。
昨今、台風等の自然災害では、大きな影響を受けます。自然に打ち勝つことは難しいです。
もし、土砂崩れの可能性があるようなマンションにお住まいの方は、早急に管理組合を中心に点検と対策を話し合って頂きたいと思います。
同じような事故が全国で発生しないように、万全の対策をお願します。
管理人は連絡していた
2020年10月31日の報道によると、「マンション管理人が斜面上部で、長さ約4メートルの亀裂を見つけて写真撮影し、管理会社に連絡していたことが判明した。しかし、亀裂の存在は行政側に伝わらず、安全対策が取られることはなかった。」ことが分かりました。
つまり、「ライオンズグローベル逗子の丘」を管理している管理会社まで亀裂の報告が行われていたということです。報告を受けた管理会社がどのように対応したのかは不明ですが、もう少し早い対応が行われていたら、悲惨に事故は防げた可能性が高いです。
おわりに
「川沿いに住んではいけないことが証明された台風19号」「ブロック塀 建築基準法違反の高さは何メートルだったか」「傾斜地に建つマンションは購入を避けるべきなのか」でも綴りましたが、自然の恐ろしさを目の当たりにしました。
土砂崩れの法面(のりめん)は、コンクリートで固めるなどの措置が必要だったのではないでしょうか。
マンションを選ぶ際には、どのような場所に建設されているのかを確認することの必要性を感じました。
崖の上など、自然災害が大きそうな場所のマンションは避けることと購入済みの場合は、早めの点検と対策を施すべきです。
被害に遭われた方のご冥福と早い復旧をお祈りいたします。
逗子市池子2丁目の土砂崩れのマンション名はライオンズ
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