その他

エレベーターは何人乗りなの?定員の決め方は?

目安時間 5分
  • コピーしました

マンションで毎日お世話になっているのがエレベーターです。果たしてエレベーターは、何人乗りなのでしょうか。エレベーターの内部に「定員○○名、積載○○キログラム」と記載されているのを目にします。エレベーターの定員の決め方はどのようになっているのでしょうか。子どもとお相撲さんとでは違うような気がしますが。エレベーターの設置基準は命に関わることだから細かく決められています。

エレベーターは何人乗りなの?定員の決め方は?

マンションで毎日お世話になっているのがエレベーターです。エレベーターが動かなかったら困ってしまうのがマンション生活です。

エレベーターの内部に「定員○○名、積載○○キログラム」と記載されているのを目にしますが、明らかに子どもの体重とお相撲さんの体重は異なるのに、定員と積載量が定まっているのを疑問に感じていました。

エレベーターに載る度に、明示された定員と積載量を意識して、今乗っているのは〇人だから、重量オーバーしていないなぁと頭の中でつい計算してしまいます。

定員を超えて乗ったとしてもブザーが鳴った試しがなく、積載量も超えないと警告されないのかと疑問に思っていましたので、調べました。

会社やデパート・ホテルなどに設置してあるエレベーターに乗った時に、ブザーが鳴ると恥ずかしい思いをするのと同時に迷惑だと感じてしまいますからね。

エレベーターのブザーが鳴るのは、建築基準法施行令の安全装置を設けるように定められているからです。

四.乗用エレベーター又は寝台用エレベーターにあっては、次に掲げる安全装置
イ 積載荷重に1.1を乗じて得た数値を超えた荷重が作用した場合において警報を発し、かつ、出入口の戸の閉鎖を自動的に制止する装置
ロ 停電の場合においても、床面で1ルクス以上の照度を確保することができる照明装置
(建築基準法施行令第129条の10第3項エレベーターの安全装置)

また、エレベーターの積載量を計算する場合は、65キログラムを用いるように定めがあります。

<blockquote1.五)用途及び積載量(キログラムで表した重量とする。以下同じ。)並びに乗用エレベーター及び寝台用エレベーターにあっては最大定員(積載荷重を第129条の5第2項の表に定める数値とし、重力加速度を9.8メートル毎秒毎秒とし、1人当たりの体重を65キログラムとして計算した定員をいう。以下この節において同じ。)を明示した標識をかご内の見やすい場所に掲示すること。

(建築基準法施行令第第129条の6エレベーターのかごの構造)

積載量の計算に、65キログラムという数字を使うようにとありますから、65キログラムに満たない小さい子どもの場合でも、65キログラムを超えるお相撲さんでも1人と計算します。

車椅子を必要としている人も、子どもの体重も含めて65キログラムとは乱暴なような気がします。実際には、積載荷重と最大定員の関係は、必ずしも65キログラムの倍数にはなっていないのです。

例えば、積載荷重 450キログラム、最大定員 6人の場合は、1人当たり75.0キログラムとなります。

積載荷重600キログラム、最大定員9人の場合は、1人当たり66.66キログラムとなります。

65キログラムの余裕を見て計算しているというよりは、割り切れない数字の場合は切り捨てているという感じです。

おわりに

エレベーターの設置には、細かい決まり事が、建築基準法施行令で定められています。命に関わる安全を守るためなのでしょうね。

マンションに欠かせないエレベーターですが、1階で乗る場合は、できれば高階層で降りる方から順番に奥に詰めて乗って頂きたいと思います。

中階層や下階層で降りる場合は、途中の階でわざわざ降りないとエレベーターから出られないことがありますから。時間の無駄ですし、若干イラッとしてしまいます。タワーマンションのように、複数のエレベーターで階数分けをしているのではありません。

ルールとして定められているのではありませんが、お互い気持ちよく使うためのマナーとして浸透すると嬉しいです。

エレベーターは何人乗りなの?定員の決め方は?

建築基準法施行令で定められています。
※アフィリエイト広告を利用しています。
  • コピーしました

   その他   0

この記事を書いた人

info-mansion
info-mansion

独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

info-mansion

info-mansion

独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。


矢印 ←ダウンロード可能なブログ記事です。自由にダウンロードしてお使いください。


マンション情報お役立ちブログのテンプレートは、「THE WORLD2.0」を使用しております。機能的にもデザイン的にも優れたテンプレートです。感想レビューはこちら
 人気記事
最近の投稿
カテゴリー
アーカイブ