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マンション賃貸の審査通らない理由を大家の立場から

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千代田区にあるマンションを貸している大家の立場から、マンション賃貸の審査が通らない理由を考えてみます。審査が通らない理由は、大きく5つ存在しています。審査が通らない場合は、チェックしてみてください。

マンション賃貸の審査とは

マンションを借りようと思ったら、まず物件探しをします。インターネット上の不動産情報サイトでは、場所・築年数・家賃・広さ・階数などの希望の諸条件で検索すると、候補のマンションが一瞬にして表示されます。

不動産情報サイトでは、更新が遅れているために、まだ登録されていない物件や、すでに入居者が決まってしまっている物件がありますので、最終的には、不動産会社の窓口で希望のマンションの入居可否を聞くことになります。

マンション賃貸の審査とは、入居希望者が、家賃を滞納なく払ってくれそうなのかどうかやトラブルを起こす心配がないかどうかを審査しています。

マンションを賃貸する場合、なるべく初期費用は抑えたいのは分かりますが、あまりにも我儘で身勝手な要求をすることは、審査に通らないこともありますので、要望はほどほどにすると良いと思います。

具体的な審査内容とは

審査1:年収(収入)

大家のリスクは、家賃を毎月きちんと支払ってくれるのかが最重要な関心ごとです。マンションを貸したけれど、家賃を滞ることなく支払ってくれるのか。初めて入居する方であれば、きちんとした年収(収入)があるのかを審査します。

年収(収入)の割に、家賃の負担が大きいと心配になりますので、審査が通らないことがあります。毎月の家賃は、月収の3割以下が目安となっています。

家賃の中には、共益費も含んだ金額ですから、月収の3割ぎりぎりの場合は、他の物件を探した方が賢明です。

クレジットカードや住宅ローンなどの滞納情報は、民間の信用調査機関がネットワーク化していますので、問い合わせを行うことで分かってしまいます。

審査2:職業・勤務先

前述した年収(収入)と関係しますが、どんな職業に就いているのかが審査されます。安定した公務員や名の知れた会社にお勤めの場合は、ほぼ大丈夫だと思います。中小企業の場合は、勤続年数や仕事の内容で判断されます。

フリーアルバイターや水商売などにお勤めの場合は、正直難しい場合が多いです。大学生や専門学校生の場合であれば、どういう学校で何を勉強しているのかを気にします。

自営業の方は、仕事内容(事業)が継続して行えるのかを確認します。起業して間もない方や、経営的に成り立っていない赤字の方は難しいです。

危ない職業(危険な職業という意味ではない)に就いている方や高齢者で現役を引退して、年金生活をされている方も敬遠される職業となります。

審査3:連帯保証人

連帯保証人は、家賃未払いなどのトラブルを防止するための保証人の設定です。

もし、本人が家賃を支払えなくなった場合に重要になって来るのが、連帯保証人の存在です。基本的には、連帯保証人として、両親又は兄弟・姉妹がなります。そして、安定した収入があれば大丈夫と判断されます。

審査4:態度・見た目・人柄

態度や見た目は、不動産会社のドアを開けた瞬間から審査が始まっていると考えて良いでしょう。スーツなどのフォーマルな恰好で来店することはないのですが、ごく普通の服装で来店することです。奇抜な服装や過度な髪形は避け、一般的な装いと清潔感があれば大丈夫です。

見た目で判断するのは、正しい判断ではないと分かっていますが、長年の審査をしている経験で、態度や見た目で、やはりその人の人柄が分かってしまうことがあります。

不動産会社に来店して横柄な態度を取られると、不動産を紹介するのに躊躇してしまうでしょう。入居してからトラブルが発生するのではないかと思ってしまうからです。

態度一つで、良い物件を紹介してもらえる場合や値段交渉に応じてもらえる可能性もありますので、不動産会社を訪問した際の態度も良いマンション探しのテクニックとも言えます。

審査5:大家の最終確認

不動産会社の審査が終わってから、大家の最終確認があります。担当した不動産会社から、年収(収入)・職業・勤務先・連帯保証人・態度などが伝えられます。

この時に、大家側で審査が通らないケースもあります。また、自営業者の方や外国人の方などは、入居して欲しくないと判断する大家もいます。

1R(1ルーム)マンションなのに、明らかに今後の同棲や結婚を前提に借りようとしている場合も、審査が通らないです。

長く借りてくれなさそうだと大家が判断した場合や性別だったり、煙草を吸う方だったりは、大家側の都合で審査が通らない場合があります。大家が賃借人を面接したわけではありませんから、不動産会社の担当者の心象を損なわないことが重要だと思います。

初期費用を抑えたいがために、敷金や礼金を値切る賃借人がいます。気持ちは分かりますが、こういう方は、家賃をきちんと支払ってくれるのか心配になって断られる場合もあります。

実際、敷金や礼金を値切る賃借人は、2年以内の短期間のうちに出て行ってしまうことが大家として経験しています。

おわりに

審査に通らない理由がお分かり頂けたでしょうか。もし審査が通らない場合は、審査1から審査5を留意することをお勧めします。大家もマンションに対するローンが残っている場合もありますので、家賃が入ってこないことは死活問題となりますので、入居時の審査は慎重にならざるを得ないのです。

審査が通らない理由は?

年収・職業・連帯保証人・態度など複数の理由があり得る。
※アフィリエイト広告を利用しています。
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この記事を書いた人

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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

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