乾太くんは分譲マンションでも設置できる?新しい「温水式乾太くん」に注目

「分譲マンションだけど、乾太くんを設置したい」
「乾太くんは便利そうだけど、排湿管の工事が必要だからマンションでは難しいのでは?」
そんな疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
私自身もマンションの設備について調べることがありますが、乾太くんは戸建て向けというイメージが強く、分譲マンションでは設置条件が気になる設備の一つだと思っていました。
ところが、リンナイ株式会社のホームページを見ていると、2026年9月14日に気になるニュースリリースが出ていました。
なんと、乾太くんのラインアップに「温水式乾太くん」が加わり、2026年9月28日に発売されます。
(「ラインアップ」と「ラインナップ」とは、同じ意味です。リンナイのホームページでは、「ラインアップ」を用いています。)
しかも、専用の排湿管を新たに設ける必要がないケースがあり、所定の条件を満たせば、既築マンションにも設置できる可能性があるとのことです。
これはマンションで乾太くんを使いたい人にとって、かなり気になるニュースではないでしょうか。
では、温水式乾太くんとはどのような商品なのでしょうか?
この記事では、分譲マンションで乾太くんを導入したい人に向けて、新しく登場する温水式乾太くんの特徴と、マンションで設置を検討するときに確認したいポイントを紹介します。
~ この記事で分かること ~
- 温水式乾太くんとは何か
- マンションに設置できる可能性
- 排湿管の工事がポイントになる理由
- 6kgを約84分で乾燥できる特徴
- 分譲マンションで確認したいこと
■ 目次 ■
温水式乾太くんが2026年9月28日に発売

今回発表されたのが、リンナイ株式会社の「温水式乾太くん」です。
2026年9月14日のニュースリリースによると、発売日は2026年9月28日。
従来の乾太くんとは少し仕組みが違い、ガス給湯暖房機の温水を利用して温風を作り、ドラム内の衣類を乾燥させます。
ここで「温水を使うのに乾燥機なの?」と思った人もいるかもしれません。
私も最初は少し不思議に感じました。(乾燥機なのだから、ガスを直接使って温風を出すものだと思っていました。)
ところが、この仕組みによって、マンションへの設置を考えるうえで重要な特徴が生まれています。
それが、排湿管を既存の設備と合流できる可能性があるという点です。
乾太くんを分譲マンションに設置するときの問題は「排湿管」
乾太くんをマンションに設置したいと思ったとき、単純に「乾燥機を置くスペースがあるか」だけを考えればよいわけではありません。
衣類を乾燥するときには湿気が発生するため、その湿気を屋外へ排出するための排湿管が必要になります。
ここが戸建てと分譲マンションで大きく違ってくるところです。
戸建てなら、住宅全体の計画に合わせて配管や排気設備を設置できます。
一方、既に建っているマンションでは、建物の外壁や共用部分に関係する工事が簡単にできるとは限りません。
「乾太くんを置きたいから、壁に穴を開けて排湿管を付けよう!」とは、なかなかいかないわけです。(分譲マンションですから、専有部分だけの問題では済まないことがあります。)
そこで今回の温水式乾太くんでは、空調設備で一般的に使用されている部材を排湿管に使用でき、リンナイ製のガス温水式浴室暖房乾燥機の排湿管との合流にも対応しています。
つまり、新しい排湿管を設けなくてもよい施工方法が考えられるわけです。
これによって施工費の低減が見込まれるほか、所定の条件を満たす場合には、既築マンションにも設置できる可能性があります。
既築マンションにも設置できる可能性がある
ここは、マンションで乾太くんを検討している人にとって、かなり重要なポイントです。
リンナイの発表では、温水式乾太くんについて、所定の条件を満たす場合には既築マンションにも設置できる可能性があるとしています。
ただし、「既築マンションならどこでも設置できる」という意味ではありません。
既築マンションの場合、排湿管の条件などを確認する必要があります。
リンナイのニュースリリースでは、既築マンションについて、合流後の排湿管径が100mmでも設置可能とされています。
一方で、衣類乾燥機と浴室暖房乾燥機を同時に運転すると、性能などに影響する場合があることも示されています。
つまり、「乾太くん本体が置けるスペースがあるから大丈夫」という話ではありません。
既存の浴室暖房乾燥機や排湿管など、マンション側の設備を確認することが重要になります。
マンションによって設備仕様は違いますから、購入後に「やっぱり付けられなかった」とならないよう、事前確認が必要です。
新築マンションを購入する場合も、「乾太くんを付けたい」という希望があるなら、契約前の段階で確認しておいたほうが安心でしょう。
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温水式乾太くんは衣類6kgを約84分で乾燥
では、温水式乾太くんの乾燥性能はどうなのでしょうか。
リンナイによると、温水式乾太くんは衣類6kgを約84分で乾燥できます。
しかも、電気ヒートポンプ式と比較して半分以下の時間とされています。
洗濯物を干す時間を考えると、このスピードはかなり魅力的です。
洗濯が終わったら、洗濯物を一枚ずつベランダに持っていって、ハンガーに掛けて……という作業が不要になります。
特に梅雨や秋雨の時期、花粉が気になる時期などには、衣類乾燥機のありがたさを感じる人も多いでしょう。
さらに、温水式乾太くんには「標準」「タイマー」「Eco」「厚物」「デリケート」「シーツ/毛布」などの運転コースが用意されています。
「乾燥機は何でも一緒に入れて回すもの」というイメージでしたが、衣類に合わせたコースが用意されているのは便利そうです。
温水式乾太くんは6kgと9kgの2タイプ
今回発表された温水式乾太くんには、RDO-60とRDO-90の2タイプがあります。
| 項目 | RDO-60 | RDO-90 |
|---|---|---|
| 乾燥容量 | 6kg | 9kg |
| 希望小売価格 | 税込184,800円 | 税込222,200円 |
| 高さ | 710mm | 710mm |
| 幅 | 650mm | 650mm |
| 奥行 | 567mm | 647mm |
| 質量 | 33kg | 35kg |
価格はリンナイの希望小売価格で、RDO-60が税込184,800円、RDO-90が税込222,200円です。
マンションで考えるなら、ここでも設置スペースの確認が必要です。
特にRDO-90は奥行が647mmあります。
「幅650mmだから洗濯機の横に置ける」と考えていても、実際には扉の開閉や給排気、配管、周囲のスペースなども関係してきます。
そのため、本体寸法だけを見て設置場所を決めないことが大切です。
分譲マンションで乾太くんを設置するときの注意点
分譲マンションで温水式乾太くんを設置する場合、設備面だけでなく、マンションのルールも確認しておきたいところです。
まず確認したいのが、設置場所です。
専有部分の中に設置する場合でも、排湿管や温水配管などが共用部分や建物の躯体に関係する場合があります。
また、既存の浴室暖房乾燥機などとの接続が関係する場合には、現在の設備仕様を確認しなければなりません。
そのため、次のような点を確認しておくとよいでしょう。
- 乾太くんを設置できるスペースがあるか
- 既存の排湿管を利用できるか
- 浴室暖房乾燥機との合流が可能か
- 温水配管を接続できるか
- 給気経路を確保できるか
- 管理規約や使用細則に問題がないか
- 管理組合への申請や承認が必要か
特に最後の「管理組合への確認」は忘れないようにしたいところです。
「自分の部屋の中に置くのだから自由」と思ってしまいそうですが、マンションでは共用部分や建物の構造に関係する工事が絡むことがあります。
後から問題にならないためにも、設置できるかどうかを施工業者だけで判断しないことが重要です。
新築マンション購入時は「乾太くんを設置できるか」を確認したい
これから分譲マンションを購入する人で、「将来的には乾太くんを使いたい」と考えているなら、購入前に確認しておくのがおすすめです。
マンションの設備は、完成してから変更するよりも、設計段階や販売段階で確認したほうが話がスムーズだからです。
例えばモデルルームを見学したときに、洗濯機置場だけを見るのではなく、乾燥機を設置できるスペースがあるのか、排湿管はどうするのかなどを質問してみましょう。
営業担当者に「乾太くんを設置できますか?」と聞くだけでも、確認すべきポイントが見えてくるかもしれません。
特に注意したいのが、「今は必要ないけれど、将来付けたい」というケースです。
マンション購入時には必要ないと思っていても、生活が変わってから「やっぱり乾燥機が欲しい」となることがあります。(洗濯物を干す作業が面倒になってからでは遅いんですよね。)
将来的に設置する可能性があるなら、購入前に確認しておく価値があります。
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乾太くんを分譲マンションに設置できるかは事前確認が大切
これまで、分譲マンションで乾太くんを導入したいと思っても、「排湿管をどうするの?」という問題が大きな壁になっていました。
ところが2026年9月28日に発売される温水式乾太くんでは、既存の浴室暖房乾燥機の排湿管との合流に対応することで、施工費の低減が見込まれ、所定の条件を満たせば既築マンションにも設置できる可能性があります。
衣類6kgを約84分で乾燥できることも大きな特徴です。
「洗濯物を干す」という家事そのものを減らせるので、マンション暮らしでも注目したい設備になりそうです。
ただし、すべての分譲マンションに設置できるわけではありません。
既存設備、排湿管、温水配管、給気経路、設置スペースなどを確認する必要があります。
さらに、マンションの管理規約や使用細則、管理組合への申請などについても確認しておきましょう。
「乾太くんを置けば便利になる!」だけで判断するのではなく、実際に自分のマンションで設置可能なのかを確認することが大切です。
乾太くんを使いたい人にとって、今回の温水式乾太くんは、「マンションだから乾太くんは無理」と諦める前に確認してみる価値がある新しい選択肢と言えるでしょう。
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