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避難訓練「おかしも」の意味は マンションでも重要

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6月18日(月)の朝に発生した大阪府北部を震源とする震度6の地震では、甚大な被害と大きな混乱が生じました。避難訓練で言われる「おかしも」や「おかしもち」の意味をご存知でしょうか。いざと言うときに知っておくとマンションでも有効な対策となります。マンションにお住まいの方でも、是非避難訓練を実施しましょう。

「おかしも」や「おかしもち」の意味

避難訓練で言われる「おかしも」や「おかしもち」の意味はご存知でしょうか。聞いたことがないと言われる方は、お菓子の名称なのかと思われるかもしれません。

「おかしも」や「おかしもち」の意味は、保育園や小学校などの避難訓練の時に話される訓話のキーワードで、次の意味を持っています。

  • 「お」--押さない(避難中は前の人を押してはいけません。)
  • 「か」--駆け出さない(避難中は駆け出してはいけません。)
  • 「し」--しゃべらない(避難指示が聞けなくなるのでしゃべってはいけません。)
  • 「も」--戻らない(どんな忘れ物があっても避難してきた場所に戻ってはいけません。)
  • 「ち」--近寄らない(どんな事情があっても避難してきた場所に近寄ってはいけません。)

子供でも覚えやすい短いフレーズで、いざと言う時の避難では重要なキーワードであると思います。

保育園や小学校などで習った「おかしも」や「おかしもち」が、大人の人にも家庭で伝えられて、今では防災として有名なフレーズとなりました。

実際に、避難をしなければならないことに越したことはありませんが、普段の生活から「おかしも」や「おかしもち」を頭に叩き込んでおく必要があると思います。

マンションでも有効なのに

「おかしも」や「おかしもち」は、別に子供に特定されるキーワードではありません。大人が避難する時でも有効で、大人数が住んでいるマンションではなおさら必要な言葉だと思います。

にも関わらず、「おかしも」や「おかしもち」を知らない大人が多いような気がするのは、避難訓練を行っていないからなのではないかと危惧します。

震災や地震は、いつ起こるのかは誰にも分かりません。保育園や小学校では、定期的に避難訓練を行っているのに、マンションでは避難訓練を行わないのはいかがなものかと首をかしげます。

最近は、スーパーマーケットや旅館など人の多く集まる場所で、避難訓練を行うことを見かけます。もちろん、通常に営業しながら行っているところを見たことがあります。

マンションの住民が見習うべきは、保育園・小学校・スーパーマーケット・旅館などではないのでしょうか。

マンションに住んでいて、もし避難しなければならない場合に遭遇したら、「おかしも」や「おかしもち」に内容を思い出して、実践して頂きたいと思います。

 

マンションでも避難訓練を

勝敗を決めるわけではありませせんが、保育園や小学校に負けないようにマンションでも、住民の避難訓練を最低でも年に1回は実施すべきです。

マンションでも、防火管理者が定められているはずですから、防火管理者を中心に理事会や自治会を交えて、避難訓練を実施することをおすすめします。

いざというときのための避難訓練なのですから、住民の関心も高いと思います。結束力を高めるよい機会となるのが避難訓練。もちろん、「おかしも」や「おかしもち」もお忘れなく。

避難訓練を行うことで、色々と避難時の問題点が見えてくるはずです。徐々に問題点をつぶして行けばよいと思います。初めから100点満点の避難訓練はあり得ませんから。

例えば、体の不自由な人の避難をどうするのかや英語の案内が必要になるのではないかなど、マンションの規模や住まわれている方の状況に応じて様々です。

ZIP!「うみなび」で疑似体験を

2018年11月16日(金)日本テレビのZIP!「うみなび」で、風間俊介さんが、東京都墨田区にある「本所防災館」を訪れて、火災発生を想定した避難訓練を体験していました。ベランダの「蹴破り戸」を実際に蹴る体験、「避難はしご」を降ろす訓練など、実際のマンションでは、実施が難しい訓練を実際に体験していました。

こういう施設に行って、訓練をして知識を増やすのもよい試みなのではないかと思いました。「蹴破り戸」は、靴底の厚い部分で壁全体を思い切り蹴る。「避難はしご」は、チャイルドロックを外して、蓋を開け、赤いボタンを押す。今まで知りませんでしたので勉強になりました。

【本所防災館】

宮城県仙台市太白区で火災

2018年12月15日(土)23時頃に、宮城県仙台市太白区の700世帯の大規模マンションで火災が発生。28台の消防車や救急車が出動して、消火活動にあたり、12人が病院に搬送されたというニュースがありました。住民が一斉に避難する騒ぎになったというが、避難訓練が行われていたのだろうか。火元は、4階の1室だったというが、実際にマンションで火災が起こると怖いですね。

おわりに

地震はいつ発生するのか分かりません。いつ発生しても適切な対応ができるように避難訓練をマンションでも、定期的に行うべきです。

そのためには、マンションの防火管理者を中心に、管理組合や自治会と連携して避難訓練を行いましょう。避難訓練と言っても、大げさに考える必要はなく、まずは始めるというのが大事なのかと思います。

消防署に避難訓練を行うことを依頼すれば、消防職員の派遣も行ってくれます。「おかしも」や「おかしもち」の講話や消火器の使い方、身近なモノを使った応急担架の作成、AEDの取り扱い、応急手当などを教えてくれます。

マンションの住民にとっても、避難訓練は、貴重な体験となるのではないでしょうか。大人だけではなくご家族で避難訓練に参加しましょう。

「おかしも」や「おかしもち」、保育園や小学校の避難訓練で効果が実証されています。是非マンションでも、効果を実証してもらいたいものです。

9月6日(木)に起きた平成30年北海道胆振東部地震も、広い範囲で停電が発生するなど甚大な被害を受けましたね。いつ・どこで地震が発生するのか分からないため、避難訓練の必要を覚えます。

大規模マンションの場合は、非常用の発電機を用意しておくなどの災害対策も必要だと北海道の地震による停電で感じました。

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避難訓練「おかしも」の意味は

避難する時に必要な言葉の頭文字だった。
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この記事を書いた人

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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

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