相続のトラブル実話を聞いて対策必要と感じた
もはや「お金持ち」だけの問題ではない相続のトラブル実話。相続のルール改正が行われる2019年、相続で揉めないための対策は、早めの対策が必要であると感じました。「相続」が「争族」とならないためにも、「生前贈与」や「遺言書」などの早めの対策が必要です。
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サンデージャーナルとは
テレビ愛知で、毎週日曜日の15時から放送しているテレビ番組「データで解析!サンデージャーナル」は、レギューラーメンバーの石原良純さん、メッセンジャーの黒田有さん、いとうまい子さんとテーマに合わせた多彩なゲストを迎えて愛知の様々な情報を提供しています。
テレビ愛知アナウンサーの相澤伸郎さんとメッセンジャーの黒田有さんの掛け合いが面白おかしく、愛知の様々な役立つ情報を視聴者に発信してくれています。テレビ番組「サンデージャーナル」から得られる知識も多く、非常に有益な番組なのではないかと思っています。
相続のトラブル実話
2018年12月16日(日)に放送されたテーマは、「徹底調査!愛知の“相続”最新情報」でした。ゲストは、弁護士の住田裕子先生と行政書士の佐山和弘さんをお迎えして、相続に関する情報を発信してくれました。
相続に関する知識は、どの地域にお住まいの方でも共通のテーマなのではないでしょうか。2019年は、相続に関するルール改正が行われるため、今から知っておいて損はありません。
実家を売るべきか
3000万円の不動産と1000万円の預貯金を残して、父親が亡くなった。母親は、住み慣れた実家に住み続けたいのだが、2人の子どもは、不動産を売却して法定相続(母親は2分の1に相当の2000万円、子どもは4分の1に相当する1人1000万円)を希望したため、実家を売るべきなのかで悩んでしまう。
実家の価値が分かった途端
父親と母親と一緒に住んでいた兄だったが、父親と母親を亡くし、不動産をどうすべきか姉に相談したところ、「兄が引き継げばよい。」とのことだった。いざ遺産分割協議書にサインと印鑑を貰う時に不動産の価値を知った姉は、手の平を返して平等に分割すべきだとなってしまった。
相続トラブル対策は
「相続」が「争族」とならないためにも、「生前贈与」や「遺言書」の事前の対策が必要だと伝えていました。
生前贈与を行う
生きている間に「生前贈与」を行うべきと伝えていました。すなわち、亡くなる前に資産の贈与を行うことを指します。1年間の贈与額が、合計で110万円以下であれば、贈与税がかからないという制度です。
相続人の範囲が限定されていないことも「生前贈与」を活用することのメリットではないかと思います。「生前贈与」は、双方同意のもとで行う必要があるため、贈与者が管理している銀行口座へ振り込まないと「生前贈与」として認められない場合があるのに注意が必要です。
遺言書を作成する
昨今の「終活」ブームにより、遺言書の作成を考える人も増えているという。ただし、遺言書作成の数から言うと、まだまだごく僅かな「遺言書」の作成です。遺言書を作成しておけば、自分が財産をあげたいと思う人にあげることもできますので、トラブル防止になります。
自筆証書遺言書
自らが「遺言書」を記入することです。遺言の全文、日付、氏名を自署して押印します。遺言書に添付する相続財産目録に(リスト)だけは、ワープロやパソコンなどの電子的な手段によって作成しても構わないと2019年1月13日から、相続のルール改正が行われます。
公正証書遺言
遺言者が遺言の内容を公証人に伝えて、公証人に作成してもらう遺言書のことです。公正証書遺言は、費用がかかってしまいますが、公証役場に公正証書遺言が保管されますから、紛失や改ざんから守られるメリットがあります。
おわりに
相続人以外の親族が、介護などをした場合、相続する権利がなくても、遺産の相続人に金銭を請求できる制度や所有権を取得しなくても自宅に住み続けられる「配偶者居住権」も新設されます。
「相続」と聞くと、全く関係のない話だと思う人がいます。しかし、早い遅いの違いはあっても、無関係な人は一人もいないのです。
法改正の情報に耳を傾けて、正しい知識をあらかじめ仕入れておけば、「いざ」という場合に大いに役立ことと思います。大切な財産(不動産・預貯金)を有効に使うためにも、相続トラブルの実話を聞いて早めに備えることが必要です。相続(争族)トラブルに巻き込まれないためにも、正しい知識を!
相続のトラブル実話を聞いて対策必要と感じた。
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