住民説明会の質疑応答が意外だった!マンションの大規模修繕工事

先般開催されました大規模修繕工事の住民説明会は、これから行う大規模修繕工事の内容と注意事項の説明でした。
住民説明会の後で、質疑応答の時間がありました。事前に配布された住民説明会資料もあって、多くの質問はありませんでした。
しかし、意外なことが質疑応答であったと分かりました。
- 住民説明会の質疑応答が意外だった!
■ 目次 ■
円滑な進行と主要な質疑応答
先般開催されました大規模修繕工事の住民説明会は、これから行う大規模修繕工事の内容と注意事項の説明でした。
参加される住民の安全とスムーズな運営を考慮し、複数回に分けて開催しました。
また、住民説明会に参加出来なかった方々にも情報をお届けできるよう、説明会の様子を録画して、YouTubeにて公開しました。
説明会は、工事を請け負う施工会社の担当者様、および管理組合の担当役員が中心となり、粛々と、しかし非常にスムーズに進行いたしました。
長年の経験と実績に裏打ちされた説明は、複雑な工事内容を分かりやすく解説し、参加された皆様からもその円滑な運営に対して高い評価をいただきました。
まさに「場数を踏んでいる」という言葉がぴったりの、見事な進行であったと深く感銘を受けました。
しかしながら、皆様が最も関心をお持ちなのは、やはり質疑応答の部分だと思います。以下のような質疑がありました。
ベランダ周りの取り扱い
ベランダは、各住戸の専有部分に近い場所であり、日常生活に密接に関わるため、多くのご質問が寄せられました。
ベランダタイルの撤去
最も多く寄せられたご質問の一つが、「ベランダに敷設しているタイルやウッドデッキは、工事期間中にどうすれば良いのか」という点でした。
質疑応答の内容:
施工会社からは、大規模修繕工事の足場設置や防水工事、外壁補修作業の際に、ベランダに設置されているタイルやウッドデッキは、原則として一時的に撤去していただく必要があるとの説明がありました。
これは、工事の品質を確保し、作業員の安全を確保するために不可欠な措置であるとのことです。
撤去の範囲は、足場設置や防水工事の範囲に限らず、ベランダ全体の清掃や下地処理を行うため、基本的にベランダに敷設されているすべてのタイルやウッドデッキが対象となります。
撤去作業の主体:
原則として、各ご家庭で撤去をお願いいたします。ご自身での撤去が困難な場合は、施工会社や管理会社にご相談いただくことで、有償にて撤去・保管・再設置のサービスを検討する場合がありますが、その詳細については別途ご案内があるとのことです。
撤去したタイルやウッドデッキの保管場所は、各住戸の玄関内やバルコニーのデッドスペースなど、ご自身で確保していただく必要があります。
共有部分での保管は、他の居住者の通行の妨げとなる可能性や、防火上の観点から原則として認められません。
工事完了後、再設置もご自身で行っていただくことになります。撤去・再設置の際に破損等が生じた場合でも、施工会社や管理組合では責任を負いかねる旨の説明がありましたので、慎重な取り扱いが求められます。
撤去の時期や具体的な手順については、各住戸に配布される工事案内や、掲示板にて詳細が通知されますので、それらに従ってご準備をお願いいたします。
質疑応答が意外だったと思ったのは、ベランダタイルの撤去です。確かにマンション購入時にオプションとしてベランダタイルが用意されていました。
多くの方がベランダタイルを採用したと感じました。普段の生活でベランダタイルがあるとおしゃれになりますよね。
マンション購入時のオプションではなく、ベランダタイルを自分で簡単設置できる「ジョイントタイル」も良いですね。
また、紫外線の防止対策としても有効であると言われています。しかし、大規模修繕工事の場合は、撤去という作業が必要不可欠となるのだと分かりました。
ベランダ室外機の取り扱い
ベランダに設置されている室外機の取り扱いについても、懸念の声が多く聞かれました。
質疑応答の内容:
ベランダに設置されているエアコンの室外機は、足場設置や外壁塗装、防水工事の際に、一時的に移設または取り外しが必要となる場合があります。
特に、室外機が壁面に密着して設置されている場合や、工事作業の動線を妨げる位置にある場合は、移設や取り外しが必須となります。
施工会社が各住戸のベランダ状況を確認し、移設または取り外しが必要かどうかを判断します。必要と判断された場合は、個別に連絡が入ります。
エアコンの移設・取り外しは、専門的な知識と技術を要するため、原則として施工会社が手配する専門業者によって行われます。
これにより、冷媒ガスの漏洩や機器の破損を防ぎます。費用については、大規模修繕工事の一環として、原則として管理組合が負担します。
一時的な移設先としては、ベランダ内の別の場所や、場合によっては室内への一時的な引き込みなどが検討されますが、これは住戸の状況によって異なります。
室外機を取り外す期間は、エアコンの使用ができません。特に夏場など冷房が必要な時期と重なる場合は、不便をおかけすることになりますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
工事完了後には、元の位置に室外機が復旧されます。その際に、試運転を行い、正常に動作するかどうかの確認も行われます。
具体的な移設・取り外し期間や、エアコン利用の制限に関する情報は、各住戸への個別通知や掲示板でご確認ください。
生活環境への影響に関する質疑応答
工事期間中の日常生活における細かな疑問や、周辺環境への配慮に関するご質問も多く寄せられました。
植木鉢の退避先について
園芸を趣味とされている住民の方々から、ベランダに置いている植木鉢の取り扱いについて多くの質問がありました。
質疑応答の内容:
ベランダでの工事期間中は、安全確保のため、植木鉢やプランター、物干し竿などの私物はすべて撤去していただく必要があります。
足場設置の妨げになるだけでなく、高所での作業中に誤って落下する危険性があるためです。また、塗装作業の際に塗料が付着するのを防ぐ目的もあります。
撤去した植木鉢やプランターの保管場所は、原則として各住戸内で確保していただく必要があります。
玄関内、室内、またはベランダ内の工事範囲外の安全な場所への移動をお願いいたします。共有廊下やエントランス、非常階段など、共用部分での保管は、消防法や他の居住者の通行の妨げになるため、固くお断りしております。
ただし、今回の工事では、植木鉢の一時預かりサービスを行います。しかしながら、スペースに限りがあるため、全ての植木鉢を預かることが出来るのかは現時点では不明です。
預かり場所や時期の案内は、別途行います。工事後の再設置: 工事完了後、足場が撤去され次第、ご自身で元の位置に戻して下さい。
近隣駐車場が使えない場合について
大規模修繕工事では、資材搬入や作業車両の駐車スペースが必要となるため、敷地内の駐車場の一部が利用できなくなることがあります。この点についても、多くの質問が寄せられました。
工事期間中、敷地内の来客用駐車場や一部の住民用駐車場が、工事車両の駐車スペースや資材置き場として一時的に利用制限される可能性があります。
具体的な利用制限の期間と範囲については、工事の進捗状況や段階に応じて、別途詳細な案内がされます。特に、大型クレーンの設置時や、足場解体時など、特定の期間には広範囲での規制が敷かれることがあります。
敷地内での駐車場利用が困難な場合、近隣のコインパーキングや月極駐車場をご自身で探していただく必要があります。
管理組合や施工会社から、具体的な代替駐車場の費用は行いますが、マンションから離れた駐車場となる可能性はあります。
ご来客の皆様にも、駐車場が利用できない旨を事前に周知していただくようお願いがありました。
工事関係車両の駐車については、工事期間中、敷地内の指定された場所に優先的に駐車させていただきます。これによるご不便をおかけしますが、工事の円滑な進行にご理解とご協力をお願いいたします。
駐車場に関する詳細な情報は、工事開始前、および工事期間中に随時、掲示板や各戸への配布物にてご案内致しますので、ご確認ください。とのことでした。
近隣のコインパーキングが利用出来ない場合は、来客者用駐車場を用いる可能性も示唆されました。台数的に不足すると思いますが、やりくりしないといけませんね。
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