防災の日に確認すること7選!マンションの防災チェックリスト

「防災の日には何を確認することがある?」「マンションでは何を備えておけばいい?」「地震が起きたら避難所へ行くべき?」と疑問に思っていませんか。
毎年9月1日は「防災の日」です。非常用持ち出し袋の中身を確認するだけでなく、ハザードマップや避難場所、家族との連絡方法、マンションの防災設備まで見直す大切な機会です。
特にマンションでは、災害によって停電・断水・エレベーター停止などが起こる可能性があります。建物に大きな被害がなければ「在宅避難」が必要になるケースもあるため、戸建てとは異なる備えも必要です。
この記事では、「防災の日に確認すること」を、マンション住まいの人が確認しておきたい防災対策を7つ紹介します。防災の日に家族と一緒にチェックしてみましょう。
~ この記事で分かること ~
- 防災の日の確認事項
- 非常用持ち出し袋の中身
- ハザードマップの確認方法
- 避難場所・避難経路
- マンションの防災対策
■ 目次 ■
防災の日に確認すること7選!チェックリスト

防災の日に確認すること7選!マンションの防災チェックリストです。
①非常用持ち出し袋
防災の日には、まず非常用持ち出し袋の中身を確認しましょう。
災害が発生して避難する場合、必要なものをすぐに持ち出せる状態にしておくことが重要です。
マンションでは、地震直後にエレベーターが停止することがあります。高層階から避難する場合は階段を利用する可能性があるため、非常用持ち出し袋を重くしすぎないこともポイントです。
- 飲料水
- 非常食
- 懐中電灯
- モバイルバッテリー
- 携帯ラジオ
- 簡易トイレ・携帯トイレ
- 常用している薬
- マスク・衛生用品
- 軍手・手袋
- 運動靴・スリッパ
また、「何を入れるか」だけでなく「どこに置くか」も重要です。
防災バッグを押し入れの奥などにしまっていると、家具の転倒などによって取り出せなくなる可能性があります。玄関など、避難するときに持ち出しやすい場所を検討しましょう。
②ハザードマップ
防災の日には、自分が住んでいる地域のハザードマップも確認しておきましょう。
ハザードマップでは、単に「災害危険区域に入っているか」を見るだけではありません。自宅周辺で、どのような災害が想定されているのかを確認することが大切です。
- 洪水・浸水の想定区域
- 土砂災害の危険区域
- 津波による浸水想定
- 地震による被害想定
- 避難経路
- 指定緊急避難場所
- 指定避難所
マンションの場合は、住んでいる階によっても災害時の対応が変わります。
たとえば浸水リスクがある地域でも、高層階に住んでいて建物の安全が確保されている場合は、無理に屋外へ避難せず「在宅避難」が適しているケースがあります。
一方、建物が大きく損傷した場合や火災が発生した場合など、自宅に留まることが危険なケースでは速やかな避難が必要です。
「自分のマンションは、どの災害に弱いのか」を防災の日に確認しておきましょう。
③避難場所・避難経路
「避難場所なら近所の学校」と思い込んでいませんか?
避難先には、災害から身を守るための「指定緊急避難場所」と、避難生活を送るための「指定避難所」などがあり、それぞれ役割が異なります。
防災の日には、自治体のホームページやハザードマップなどを利用して、自宅から避難場所までのルートを確認しておきましょう。
- マンションからの避難経路
- エントランス以外の避難経路
- 階段の位置
- 避難場所までの徒歩ルート
- 夜間でも安全に移動できるか
- 家族が別々の場所にいる場合の避難先
マンションのベランダには、避難ハッチや隔て板が設置されている場合があります。
ベランダが避難経路として利用されるマンションでは、物置や大型家具などを置いて避難の妨げにならないよう注意しましょう。
④家族との連絡手段・集合場所
大規模災害が発生すると、携帯電話がつながりにくくなる可能性があります。
「災害が起きたら電話すればいい」と考えるのではなく、複数の連絡手段を家族で決めておきましょう。
- 電話・SMS
- 家族で利用するメッセージアプリ
- 災害用伝言ダイヤル「171」
- 災害用伝言板
- 遠方の親族などを連絡中継先にする
さらに重要なのが「家族が離れているときの集合場所」です。
「自宅が危険になったらどこに集まるのか」「学校や職場からどこへ向かうのか」などを事前に決めておけば、通信できない状況でも行動しやすくなります。
家族全員が同じ場所にいるとは限らないため、複数の集合場所を決めておくのもおすすめです。
⑤理事会・管理会社の連絡先
マンションでは、災害発生後に管理組合や管理会社との連携が重要になります。
防災の日には、次の情報を確認しておきましょう。
- 管理会社の緊急連絡先
- 管理員の連絡先・勤務時間
- 理事長など管理組合役員への連絡方法
- マンション独自の緊急連絡網
- 防災マニュアルの保管場所
- 防災倉庫・備蓄品の場所
- 災害時の安否確認方法
特に注意したいのは、管理会社の通常営業時間と緊急時の連絡先が異なるケースです。
管理会社の電話番号だけでなく、「夜間や休日はどこへ連絡するのか」まで確認しておきましょう。
また、災害発生時には電話が集中して管理会社につながりにくくなることも考えられます。マンションの掲示板や管理会社のウェブサイトなどに、災害時の対応方法が掲載されていないか確認しておくと安心です。
令和7年改正のマンション標準管理規約では、防災マニュアルの作成・周知、防災訓練、防災情報の収集・周知、防災用名簿、防災物資の備蓄などが「防災に関する業務」の具体例として示されています。
⑥マンションの防災設備
専有部分だけでなく、マンション全体の防災設備を知っておくことも大切です。
- 消火器の設置場所
- 屋内消火栓の位置
- 避難ハッチの位置
- 非常階段の位置
- 防災倉庫の場所
- 非常用発電設備の有無
- 受水槽や給水設備の位置
特に、マンションでは災害によってエレベーターが停止する可能性があります。
普段エレベーターを利用している人ほど、「階段はどこにあるのか」「非常階段はどこにつながっているのか」を防災の日に確認しておきましょう。
また、停電や断水によって、建物に大きな損傷がなくても普段と同じ生活ができなくなる可能性があります。
⑦在宅避難の備え
マンションでは、建物の安全が確認できれば、避難所へ移動せず自宅で生活を続ける「在宅避難」が選択肢になる場合があります。
そのため、非常用持ち出し袋だけでなく、自宅にも一定量の水・食料・簡易トイレなどを備えておくことが重要です。
- 飲料水
- 保存食・非常食
- 簡易トイレ
- カセットコンロ
- 乾電池
- モバイルバッテリー
- 生活用水
- 衛生用品
特にマンションでは、断水時のトイレ対策が重要です。
水道が使えない状況でもトイレは必要になるため、簡易トイレや携帯トイレを十分に備えておきましょう。
また、家具の転倒防止やガラスの飛散防止など、室内の安全対策も忘れてはいけません。
防災の日は「防災グッズ」以外も確認しよう
防災の日に何をするか迷ったら、まず「持ち出し袋」「ハザードマップ」「避難場所」「家族との連絡方法」「マンションの防災体制」の5つから確認してみましょう。
防災の日は、防災グッズを購入するだけの日ではありません。
災害が発生したときに「どこへ避難するのか」「家族とどう連絡するのか」「マンションでどのように生活するのか」を事前に決めておくことが重要です。
特にマンションでは、地震によるエレベーター停止、停電、断水、通信障害など、複数の問題が同時に発生する可能性があります。
防災の日をきっかけに、家族と一緒にマンションの防災対策を確認しておきましょう。
防災の日にマンションの防災を総点検しよう
「防災の日 確認すること」として重要なのは、非常用持ち出し袋だけではありません。
- 非常用持ち出し袋の中身と置き場所
- ハザードマップの災害リスク
- 避難場所と避難経路
- 家族との連絡方法と集合場所
- 理事会・管理会社の連絡先
- マンション内の防災設備
- 在宅避難に必要な備蓄
これらを毎年確認しておけば、いざというときに「何をすればいいか分からない」という事態を減らせます。
マンションの防災は、一人ひとりの備えに加えて、管理組合・管理会社・住民が協力することも重要です。
今年の防災の日は、家族だけでなく、マンション全体の防災体制にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
管理組合として防災の日に確認すること
防災の日に確認するのは、マンションの住民だけではありません。
管理組合も、災害が発生したときに住民の安全を確保し、適切に対応できるよう、防災体制を見直しておくことが重要です。
特に注意したいのが「名簿の整備」です。
区分所有者名簿だけでは不十分?
管理組合では区分所有者の氏名や住所などを記載した区分所有者名簿を整備しています。
しかし、災害時の安否確認を考えると、区分所有者名簿だけでは十分とはいえません。
たとえば、区分所有者本人がマンションに住んでおらず、専有部分を賃貸している場合、実際にマンションで生活しているのは賃借人です。
また、区分所有者と同居している家族がいる場合もあります。
そのため、災害時の安否確認という観点では、「誰が所有しているのか」だけでなく、「誰が実際に住んでいるのか」を把握することが重要です。
居住者名簿を整備する
管理組合では、区分所有者名簿とは別に、マンションに実際に居住している人を把握するための居住者名簿の整備を検討しましょう。
居住者名簿には、必要な範囲で次のような情報を記載します。
- 住戸番号
- 居住者の氏名
- 区分所有者との関係
- 連絡先
- 緊急連絡先
- 居住人数
- 災害時に配慮が必要な人の有無
ただし、居住者名簿には個人情報が含まれるため、管理組合が必要な情報を適切な方法で収集・管理することが重要です。
特に、災害時の支援に必要となる情報については、本人の意思やプライバシーにも配慮しながら、管理組合のルールを整備しておきましょう。
災害時に安否確認できる仕組みを作る
名簿を作成するだけでは、災害対策として十分とはいえません。
大規模地震などが発生した場合に、「誰が」「どのような方法で」「どの住戸の安否を確認するのか」まで決めておくことが重要です。
- 住戸ごとの安否確認方法
- 安否確認を担当する役員・住民
- 高齢者などへの声かけ方法
- 不在住戸の確認方法
- 安否確認結果の集約方法
- 管理会社への報告方法
- 消防・行政などへの連絡方法
たとえば、各階の担当者が住戸の安否を確認し、その結果を防災本部などに集約する方法があります。
マンションの規模や設備、管理組合の体制に合わせて、実際に機能する仕組みを考えておきましょう。
防災マニュアルを確認する
管理組合では、防災マニュアルの内容も定期的に確認しておきましょう。
- 地震発生直後の対応
- 火災発生時の対応
- 停電・断水時の対応
- エレベーター停止時の対応
- 安否確認の方法
- 防災本部の設置方法
- 管理会社との連携方法
- 行政・消防などへの連絡方法
- 避難所・避難場所の確認
- 防災備蓄品の使用方法
防災マニュアルを作成して終わりにするのではなく、実際に災害が発生した場合に役員や住民が行動できる内容になっているかを確認することが大切です。
防災訓練を実施する
防災の日をきっかけに、管理組合が中心となって防災訓練を実施するのも有効です。
単に消火器の使い方を確認するだけでなく、マンションの実情に合わせて、より実践的な訓練を検討しましょう。
- 住民の安否確認訓練
- 防災本部の設置訓練
- 避難経路の確認
- エレベーター停止を想定した訓練
- 防災備蓄品の確認
- 簡易トイレの使用方法の確認
- 管理会社との連絡訓練
訓練を実施すると、実際に災害が起きたときに「誰が何をするのか分からない」という問題を発見できます。
管理会社との災害時の役割分担を確認する
管理組合と管理会社の役割分担についても、防災の日に確認しておきたいポイントです。
「災害が起きたら管理会社が対応してくれる」と考えるのではなく、管理組合と管理会社がそれぞれ何を担当するのかを確認しておきましょう。
- 管理会社への緊急連絡方法
- 建物・設備の被害確認
- エレベーターの復旧対応
- 断水・給水設備への対応
- 防災備蓄品の管理
- 住民への情報提供
- 修繕業者などへの連絡
災害発生時は管理会社側も複数のマンションへの対応に追われる可能性があります。そのため、管理組合自身も一定の対応ができるよう、平時から役割分担を決めておくことが重要です。
管理組合が防災の日に確認したいチェック項目
- 区分所有者名簿が最新の状態になっているか
- 実際の居住者を把握する居住者名簿が整備されているか
- 賃貸住戸の居住者を把握できているか
- 災害時の安否確認方法が決まっているか
- 防災マニュアルが最新の状態になっているか
- 防災備蓄品の数量・保管場所を把握しているか
- 防災訓練を実施しているか
- 管理会社との連絡方法・役割分担を確認しているか
- 防災設備や避難経路を確認しているか
- 災害時の情報伝達方法を決めているか
このように、防災の日は住民一人ひとりが防災グッズを確認するだけでなく、管理組合がマンション全体の防災体制を見直す機会でもあります。
特に「区分所有者名簿」と「実際の居住者を把握するための名簿」は役割が異なります。
災害時の安否確認を実効性のあるものにするためにも、マンションの実情に合った名簿・連絡体制を整えておくことが重要です。
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