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AEDの設置義務はマンションにも当てはまるのか

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AED(自動体外式除細動器)を街中や駅などでよく見かけるようになりました。実際にAEDを使用しているところはテレビでしか見たことがありませんけど。AEDの設置義務は、マンションにも当てはまるのでしょうか。マンションにAEDの導入するよい方法はないでしょうか。

AED(自動体外式除細動器)とは

AEDとは、Automated External Defibrillatorで、自動体外式除細動器のことです。頭文字を取ってAEDと言っています。

最近は、ショッピングセンターやスーパーマーケット・駅・公民館など人の集まることの多い場所に設置してあるのをよく見かけます。

AEDは、コンピューターによって心臓のリズムを調べて、電気ショックが必要かどうかを 判断する機械です。電気ショックが必要な場合は、音声メッセージが流れて、電気ショックを行います。その結果、人の命を救うことができる医療機器です。

ただ、実際にAEDを取り出して、使用しているところを見たことがありません。AEDの使用頻度は多くはないのだと思います。実際にAEDで助かったという話も聞きますので、使用がゼロではありません。

AEDの設置場所はどこ

厚生労働省の「自動体外式除細動器(AED)の適正配置に関するガイドライン」には、
次の場所に設置することを求められています。

  • 駅・空港
  • 旅客機、長距離電車・長距離旅客船などの長距離輸送機関
  • スポーツジムおよびスポーツ関連施設
  • デパート・スーパー・飲食店などを含む大規模な商業施設
  • 多数集客施設
  • 市役所、公民館、市民会館等の比較的規模の大きな公共施設
  • 交番、消防署等の人口密集地域にある公共施設
  • 高齢者のための介護・福祉施設
  • 学校(小学校、中学校、高等学校、大学、専門学校等)
  • 会社、工場、作業場
  • 遊興施設
  • 大規模なホテル・コンベンション
  • 一次救命の効果的実施が求められるサービス
  • 島しょ部および山間部などの遠隔地・過疎地、山岳地域など、救急隊や医療の提供までに時間を要する場所

多くの人が集まる場所に設置することを求めていますが、「マンション」や「集合住宅」というキーワードは、厚生労働省のガイドラインには出てきていないことがお分かりだと思います。

ガイドラインには出てこないかと言って、AEDを設置しなくてもよいのかというと違うと思います。

もしもの時に近くにAEDがなかったら、助かる命も助からないかもしれません。マンション内でのみAEDを使用するとは限りません。

マンションを通りかかった人が、急にAEDが必要となる場合も考えられます。一刻を争うAEDの使用は、マンションの住民ではないからAEDを使用できませんとは言えないでしょうからね。

マンション内の設置の問題点

設置場所は把握していますか

すでにAEDを導入しているマンションも多いと思いますが、AEDがマンションのどこに設置されているのかご存知なのでしょうか。

いざ使おうと思ったら、どこにあるのか探さないと分からないでは救命の話になりません。また、マンションの管理人室にあった場合、管理人が不在の場合は使えない場合があるとか設置場所は把握すべきです。

マンションにAEDを設置する場合は、オートロック内に設置していることが多いため、マンションの住民が対応しないといけないです。

マンション外の方にも、AEDが設置していることを明示するステッカーを貼るなどして、知らせないと意味がありません。

設置数は把握していますか

大規模マンションの場合は、AEDのある場所から、使用する場所までが遠くて時間がかかる場合もあり得ます。

複数のエントランスが存在する場合は、それぞれエントランス近辺に設置しておくことが望ましいのではないでしょうか。万が一、AEDが故障した場合でも、複数あると安心です。

使用方法は把握していますか

AEDの使用方法は理解しているでしょうか。AEDをどのようにケースから取り出したらよいのかすら分からないこともあり得る話です。

AEDの使用方法は、知っている人に教えてもらうかインターネットの動画で学習するのが一番です。また、お住まいの各市町村で救命講習会が開かれていますので、AEDの使い方を学習するのもよいと思います。

避難訓練のメニューの中に、AEDの使い方を組み込んで習得の場を設けてもよいと思います。

AEDをお得に導入する方法

補助金や助成金を活用する

新しくAEDをマンションに導入しようとする場合に確認して頂きたいことは、お住まいの地域でAED導入に関する補助金や助成金を利用できないか調べましょう。

管理組合としてではなく、お住まいの自治会として申請するのが条件であることもありますから、自治会と意思疎通をしておく必要があります。

広告付きAEDを活用する

企業の広告をラッピングしたAEDをマンションに無料で置くことができます。広告のスポンサーがAEDの設置費用を支払います。

自動販売機AEDを活用する

清涼飲料の自動販売機を置かせてもらい、AEDをマンションに置く方法です。ただし、月間売り上げ見込みが、少ない場合は導入できない場合がありますので、注意が必要です。

おわりに

いざという時のために、マンションでもAED(自動体外式除細動器)の設置があるとよい。設置の方法は色々あるが、管理組合で話し合って導入を検討すべき。ただ設置するだけではなく、設置場所や使用方法を知ることが必要です。

AEDの設置義務はマンションにも当てはまるのか

多くの人が集まる場所に設置することを求めています。
マンションも設置するとよいでしょう。
※アフィリエイト広告を利用しています。
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この記事を書いた人

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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

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