点字ブロックの色に意味がありました!黄色以外は注意を!
「点字ブロックでマンションの資産価値を向上させよう!」では、点字ブロックには、黄色以外の点字ブロックがあると綴りましたが、点字ブロックが黄色をしている意味がありました。景観に配慮して黄色以外を考えている場合でも、よほどの理由がない限り黄色以外の点字ブロックを設置しないほうが無難です。
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- 点字ブロックの色に意味がありました!
- 見にくい設置例
■ 目次 ■
点字ブロックの色に意味がありました!
点字ブロックの重要性は、「点字ブロックでマンションの資産価値を向上させよう!」にも綴ったように、g>視覚障害者の方が、一人で安全に歩行できるために設置しているものです。
駅のホームや歩道以外にも、「点字ブロック」が設置されている場所として、役所や図書館、福祉施設など、視覚障害者の方も多くの方が利用する建物に設置されています。
「点字ブロックでマンションの資産価値を向上させよう!」では、黄色の「点字ブロック」以外にも、白色、グレー、赤色、黒色などの「点字ブロック」があります。黄色といっても、実際には、濃い黄色が多く採用されています。
濃い黄色が設置されている理由は、視覚障害者の方にとって判別しやすい色であるという意味があるからです。視覚障害者と言っても、全く目が見えない人ばかりなのではなく、色の違いが分かりにくいという弱視の人もおられます。
弱視の方にとっては、色の違いがはっきりと分かるコントラスト(明暗の差)が大きい方が当然見やすいわけですから、アスファルトの黒色と点字ブロックの黄色のコントラストがよいという色の理由がありました。
補色関係が
インテリアコーディネーターやデザインの勉強をされた方は、色の「補色」を学ばれたのではないでしょうか。関係色相環上で対角にある向かい合う位置の色のことを「補色」といいます。
何気なく目にしているポスターやチラシなどの色も、「補色」を意識して色が選ばれています。「補色」関係にある色が一番、人間にとって分かりやすく目に入るからです。
安全か景観か
景観に配慮してなのか、グレーの「点字ブロック」が設置されているのを見かけたことがあります。突起物がありますので、「点字ブロック」であることは分かりますが、知らないとデザインの一部なのかと誤解を生む可能性もあります。色だけで判断するのは難しいのかもしれませんね。
安全を優先すべきなのか景観を優先すべきなのか迷うところだと思います。個人的には、安全を優先すべきと思いますけどね。
これは見にくい設置例
新潟県新潟市のバスセンター「万代シテイバスセンタービル」に設置している「点字ブロック」の例です。健常者でも目がクラクラするような床のデザインになっています。
デザインを優先したために、このようになってしまったのでしょうか。もうちょっと安全のために配慮したデザインにしてほしいものです。
おわりに
点字ブロックの色が、なぜ黄色が多いのか分かりました。黄色の「点字ブロック」が多く使われているにはちゃんとした理由があったのですね。信号機でも、黄色い信号が使われています。黄色は、注意喚起の色であるという認識があります。
同様に、「点字ブロック」の色が黄色なのは、歩行者側も注意して歩いてくださいという意味だったのかと思いました。
弱視者である岡山県視覚障害者協会の片岡美佐子会長は、「黄色以外だと道路に溶け込んで見えず、自転車や歩行者とぶつかることがある。命に関わる問題だと知ってほしい」と訴えています。
黄色以外の「点字ブロック」を使う場合は、どうしても以外は使用を避けた方が無難です。普段何気なく通っている道にも、「点字ブロック」が設置されています。
「点字ブロック」の上には、障害物を置くことのないようにしましょう。通行の妨げとなる行為は禁止です。「点字ブロック」の上に看板や自転車を置いているケースを見かけることがありますが、危険ですので絶対に置かないでください。
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