民生委員の仕事内容を知らずに入ると後悔します
マンションに住んでいる場合でも、自治会に加入する必要があります。自治会の活動の中には「民生委員」があります。「民生委員をしないか。」と打診を受けたのですが、民生委員の仕事内容が分からなかったので、違うマンションで実際に「民生委員」をしている方にお話しを聞いたほどです。ちゃんと仕事内容を理解してから引き受けないと後悔することになりますよ。「民生委員」を断って正解でした。
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民生委員の仕事内容を知らずに入ると後悔します
マンションに住んでいる場合でも、自治会に加入する必要があります。
自治会の活動は、お祭り・美化活動・防犯防災・高齢者対応・スポーツなど、地域の親睦を深めるための活動が広範囲で盛りだくさんです。
その自治会の活動のひとつに「民生委員」の活動があります。「民生委員」は、自治会に加入している人で、生活に困っている人の手助けや独居老人に対するケアや慰問活動などを行います。
「民生委員をしないか。」との打診を受けたときには、全く何も知らない状態でしたから、何を行うのかが分からないため即答することは避けました。
インターネットなどでできる限り「民生委員」とは何かを調べましたが、実際に「民生委員」を行っている方に活動内容を聞いた方が、早くて正確な情報を得られると思い、聞くことにしました。
実際の「民生委員」に聞いて分かったことは、会社員(サラリーマン)が片手間にできる仕事内容ではないということです。
なぜならば、「民生委員」は、学校の先生や市役所の職員との打ち合わせが平日の昼間にあるので、打ち合わせへの出席が必要であることが分かったのです。しかも、打ち合わせは、毎月1回定期的に開催されるということでした。
関係者で、意識を合わせて情報を共有することの重要性は分かりますが、毎回都合よく有給休暇を取得することが不可能な状態にあるので、平日昼間の打ち合わせのハードルは非常に高いです。
他の自治体の「民生委員」が、平日昼間に打ち合わせが行われているのかは分かりませんが、私の属する自治体では平日昼間に行われるということでした。
そして、「打ち合わせの日程を、平日以外の土曜日や日曜日に変更可能なのか。」「時間帯の変更は可能なのか。」「打ち合わせに欠席しても成り立つのか。」と聞いたところ、どれも難しいとの回答を受けました。
打ち合わせ以外にも、平日実施される研修への参加、各行事への出席など、「民生委員」には、様々な仕事があることが分かって、とても会社員(サラリーマン)では難しいという結論に達したのでした。
厚生労働省のホームページに「民生委員」についての説明が記載されています。内容が盛りだくさんですよ。地域住民の助け合いであることが理解できます。
民生委員の仕事内容を知るには
「自分は、民生委員とは全く関係がありません。」と思われている方もおられるのではないでしょうか。相互助け合いの精神で成り立っているような気がします。制度そのものを見直す時期にきているような気がします。
私も「民生委員はどうか。」というオファーがあるまで、民生委員については全くの無知な状態でした。インターネットや実際の経験者からの情報を得て、無理という結論に至りました。積極的に調べて知識を得る行為が必要ですね。
幻冬舎から出版されている「こんにちは、民生委員です。」は、民生委員の活動事例が詳しく紹介されています。民生委員の実態を知るにはおすすめの本です。
おわりに
「民生委員」の必要性は理解していますが、実際に「民生委員」がつとまるのか自信がないというのが正直なところです。現在「民生委員」をされている方には、頭が下がります。
「知識がない」あるいは「自信がない」状態で引き受けてしまうと、かえって迷惑をお掛けしてしまいますので、丁重にお断りした次第です。
「民生委員」という制度が担う負担が、あまりにも大きすぎるのではないかと感じています。「民生委員」となれば、ある程度の報酬を得ることは可能ですが、報酬に伴う責任が大きすぎる気がします。
調べていくと、どの自治体も「民生委員」のなり手がいなくて苦労しているそうです。「民生委員」の任期は原則3年間なのですが、再任も可能となっているため、3年を超えて「民生委員」に携わっている方も大勢いるとのことが分かりました。
民生委員の仕事内容を知らずに入ると後悔します
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