マンションの消防訓練を消防署の職員を迎えて実施した際トラブルが
当マンションでは、定期的に消防訓練を実施しています。消防署から職員をお迎えして実施するのですが、なんと今年は消防訓練の最中に貴重なトラブルが発生しました。職員の方からも「珍しい!」と言われていましたが、非常に緊張する出来事を経験しました。消防訓練の参加者は、ある意味で貴重な体験だったのではないでしょうか。
■ 目次 ■
マンションの消防訓練とは
マンションの消防訓練とは、自治会を中心に毎年行っている「火災」を想定した訓練をマンション住民対象に自主的に行うものです。全てのマンションが消防訓練を行っているのかは分かりませんが、年に1回定期的に行うことで、防災に対する意識の掲揚を促すものです。
消防署の職員を迎えて実施する消防訓練ですので、多くの方が参加して頂きたいと思いますが、残念ながら消防訓練への参加者が少なく、子どもと一緒に参加するご家族の出席者が多いというのが、当マンションの特徴です。
消防署の職員曰く、「参加人数が少ないということは、水消火器を使った実際の放水訓練が全員ができる。」という前向きのメリットを語っておられました。フォローも大変ですね。
あらかじめ消防訓練日を住民に通達するのですが、参加者が少ないと思っていたので、「そういう考え方もあるのか。」と思いました。消防署の職員は、色々な場所で消防訓練を行うため、参加者が少ないことにはめげていないのだと判断しました。本当は、もっと参加してほしいと思っていますが。ひょっとしたら皮肉を込めた言い回しだったのかもしれませんけどね。
水消火器の訓練
消防署の職員が持ってきて頂いた「水消火器」を用いて、放水訓練が行われました。実際の消火器には、「消火剤」が詰められているのですが、訓練用なので、「水」が詰められています。
まず初めに、消防署の職員が「消火器」についての説明をしていました。「消火器」の使い方や注意事項です。子どもは喜んで、「水消火器」による放水訓練を行っていましたね。日頃、消火器を使うことのないだけに、楽しかったのでしょうか。
消火器の使い方
消火器の使い方の説明を消防署の職員から伺いました。特に難しいことはないように思います。消防車がくる前の初期消火が必要なのはわかりますが、いざという時に冷静に使うことができるのかが心配です。
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- 黄色い安全ピンを上に引き抜く
- ホースの先端を持つ
- レバーを強く握る
消火器の注意事項
消火器を使う上での注意事項です。
- ホースの先端を持たないと、消火対象物がぶれてしまう。
- 風上から消火すること。風下から消火すると、煙や炎に巻かれてしまう危険性がある。
- 部屋の中などで消火作業をするときは、退出路を確保する。
- 新しい消火器のレバーは固い場合がある。消火器を足下に置き体重をかけてピンを抜く。
珍しいトラブル経験
「水消火器」での放水訓練の途中で、職員の持っている携帯電話に「出動要請」がかかりました。3名の職員のうち1名の職員を残して、現場へ直行するということを言われました。
マンションの敷地内に停めていた消防車に乗って、現場へ直行したのでした。目の前で、サイレンを鳴らし、赤色灯を回転させながら、マンション脇の道路を走り去っていくという姿を見ることができました。消防車は、緊急車両ですから当然なのですけどね。
残った職員の人が「消防訓練中に、出動要請があるのは珍しいことだ。」と言っておられましたが、ある意味とっても貴重なマンションからの現場出動の様子でした。どんなときにも勤務中は、緊張の連続で、臨機に対応する能力も必要なのだと思いました。
マンションの消防訓練に残った職員の1名は、どのようにして消防署に帰ったのかは疑問に残りましたが、消防訓練中も緊急時は対応するという緊張した任務に就いている消防署の職員の姿が見られたことは、とってもよい消防訓練だと感じました。
おわりに
「消防訓練」をどのように行うのかは、それぞれのマンションの定めた内容になっています。火災とは無縁であるという認識で生活をしているのですが、マンション火災は実際に起こっているというニュースを耳にします。
「避難訓練『おかしも』の意味は マンションでも重要」で綴ったように、大人になればなるほど避難訓練に参加しない傾向にあります。せっかく消防署から職員がこられて「消防訓練」を行うのですから、参加して災害に対する知識を増やして頂きたいと思います。
「消防訓練」の案内が回ってきたら、無視しないでください。マンションのコミュニケーションを図るためのよいきっかけになるかもしれませんね。
秋は、消防訓練が立て込む時期で、日程もスムーズにとれないようです。気候がよいので参加しやすいことや「秋の火災予防週間」が認知されていることが理由のようです。
マンションの消防訓練を消防署の職員を迎えて実施した際トラブルが
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