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羽田新ルートの騒音結果は資産価値に影響するか

投稿日:2020年2月22日 更新日:

2020年3月29日(日)から始まる「羽田新ルート」の試験飛行が行われました。国土交通省(国交省)は、騒音結果を「おおむね想定通り」としましたが、飛行ルートを通過した東京都心の高輪台や大井町付近では、旅客機が通過する騒音が想像よりも大きいものであることを実感したようでした。

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羽田新ルート騒音結果は

2020年3月29日(日)から始まる「羽田新ルート」の試験飛行の結果が、国土交通省(国交省)のホームページ上に公開されています。

2020年2月5日(水)の騒音結果を以下に示します。各測定値の平均は、最大値が74db(デシベル)、継続時間が約4秒という結果でした。注意)デシベル:音の強さを表す単位(decibel)

測定場所 最大値 継続時間
八幡木中学校(川口市) 70dB 約2秒
袋小学校(北区) 69dB 約2秒
赤塚第二中学校(板橋区) 68dB 約3秒
練馬区職員研修所(練馬区) 75dB 約2秒
千早小学校(豊島区) 70dB 約2秒
落合第二小学校(新宿区) 71dB 約7秒
小淀ホーム(中野区) 72dB 約5秒
広尾中学校(渋谷区) 71dB 約7秒
秒田道小学校(目黒区) 77dB 約2秒
高輪台小学校(港区) 81dB 約3秒
東京都下水道局南部下水道事務所品川出張所(品川区) 79dB 約7秒
東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパス(品川区) 73dB 約6秒
東京都下水道局八潮ポンプ所(品川区) 73dB 約7秒
大森第五小学校(大田区) 67dB 約9秒
秒田道小学校(目黒区) 77dB 約2秒
羽田小学校(大田区) 83dB 約5秒
国立医薬品食品衛生研究所(川崎市) 94dB 約3秒
第五葛西小学校(江戸川区) 71dB 約4秒
東京都交通局大島総合庁舎(江東区) 70dB 約3秒
平均 74dB 約4秒



70dbとはどの程度?

騒音調査の結果、74db(デシベル)という数値は、どのくらいの大きさなのでしょうか。

70dbは、騒々しい事務所の中・騒々しい街頭・セミの鳴き声・やかんの沸騰音などかなりうるさく、かなり大きな声を出さないと会話ができない状態です。

80dbになると、地下鉄や電車の車内・ピアノの音・布団たたきの音などうるさくて我慢できない状態です。

さらに90dbになると、犬の鳴き声・騒々しい工場の中・カラオケ・ブルドーザーの音に相当します。

普段の生活において、騒音というのはトラブルに発展しかねません。「嫌悪施設の一覧に驚くべき意外な施設が含まれる」で綴ったように、大きな病院や消防署・警察署の近くは、緊急車両のサイレン音が発生するため人によっては「嫌悪施設」となり得ます。

航空機の飛行ルートも「嫌悪施設」に該当するのではないかと思います。なぜならば、「嫌悪施設」とは、その存在が周囲の人から嫌われる施設のことを指します。騒音が発生する飛行ルートをわざわざ好む人はいないでしょう。

騒音保障はあるか

航空機の騒音問題を緩和するための法律「公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律」が存在します。第1条に法律の目的が書かれています。

この法律は、公共用飛行場の周辺における航空機の騒音により生ずる障害の防止、航空機の離着陸のひん繁な実施により生ずる損失の補償その他必要な措置について定めることにより、関係住民の生活の安定及び福祉の向上に寄与することを目的とする。
公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律 第1条(目的)

ただし、「公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律」が適用されるのは、羽田新ルート全ての区域ではありません。

騒音保障が全くないというわけではありませんが、恐らく羽田空港の周辺一部だけに限定されるものと思われます。

資産価値への影響は

すでに羽田新ルートの騒音影響を受ける場所に、マンションを購入された方は、資産価値への影響が及ぶのかどうかを心配されているのではないのでしょうか。

新ルートでの運航は、北風のタイミングで「7時から11時30分、15時から19時」、南風のタイミングで「15時から19時」という限定された時間帯です。

離陸と着陸の合計回数は、1時間で約90回となります。1回あたりは数秒であることとマンションの窓はすでに防音効果も高く建設されているので、そんなに大きな資産価値が減少するとは思えません

気になるのであれば、騒音対策として、防音カーテンをすることや窓を二重窓にする工事を施すとよいでしょう。

窓を二重化する工事は、管理組合を通してマンション全体に施すとよいでしょう。大規模修繕工事と合わせて、グレードアップ工事として提案して資産価値向上に役立つかもしれませんね。

おわりに

2020年3月29日から始まる「羽田新ルート」は、訪日外国人旅行者の受け入れのために、国際線増設する必要があるために新たに定められたルートと言われています。

今まで飛んでいなかった上空に、航空機が飛ぶのですから、「思った以上の騒音だ」と思われても仕方ないでしょうね。

騒音も心配ですが、一番怖いのは落下物や衝突事故の心配が懸念されています。安全に配慮して航空機を飛ばすものと思われますが、あの大きな金属物が空の上を飛ぶのですから、危険には十分配慮して頂きたいものです。

試験飛行を経て、2020年3月29日から「羽田新ルート」に航空機が飛ぶことになりますが、マンションには、さほど大きな資産価値の低下はないものと思われます。

きちんとした騒音対策を行ったマンションと全く騒音対策を行わないマンションとの評価が分かれるのではないでしょうか。

今後、「羽田新ルート」の運航時間の拡大に伴って、生活に支障がでる可能性がないとは言い切れません。

「羽田新ルート」によって、マンション価格にも影響を多少及ぼされるとは思いますが、極端に変わるとは思えません。

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羽田新ルートの騒音結果は資産価値に影響するか

大幅な資産価値下落にはならないのでは。

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