タワマンの定義は タワマンを簡単に見分ける方法とは
タワマン(タワーマンション)の定義とは何でしょうか。何階以上のマンションをタワマンと言うのでしょうか。実は、タワマンであるかどうかを簡単に見分ける方法があるのです。大人のドヤ顔知識としても使えるタワマンの定義について綴ります。
■ 目次 ■
タワマンの定義とは
実は、タワマン(タワーマンション)の定義はありません。何階以上をタワマンと呼ぶのかはっきりとは決まっていないのです。
物件の概要を紹介するホームページや物件のカタログには、「タワーマンション」という文字が踊りますが、どのマンションであれば使ってもよいとは定義されていません。
しかし、10階建てのマンションには、タワマンとは使わないです。マンションの形状やあまりにも低い場合は、常識的にタワマンとは言い難いですからね。
建築基準法の第20条第1号では、
高さが60メートルを超える建築物 当該建築物の安全上必要な構造方法に関して政令で定める技術的基準に適合するものであること。この場合において、その構造方法は、荷重及び外力によって建築物の各部分に連続的に生ずる力及び変形を把握することその他の政令で定める基準に従った構造計算によって安全性が確かめられたものとして国土交通大臣の認定を受けたものであること。
(建築基準法第20条 構造耐力)
と書かれています。つまり高さが60メートルを超える建築物は、60メートル以下の建物とは異なる建築基準を設定していることになります。
通常、マンションの1階の高さは、3メートルから3.3メートル程度であるのが普通です。60メートルを3メートルで除すれば、20という数字が導かれます。
ですから、20階を超える階数のマンションは、タワマン(タワーマンション)であると定義することができます。
タワマンか簡単に見分ける方法とは
タワマンかどうかを簡単に見分ける方法があります。航空法の第51条では、
地表又は水面から60メートル以上の高さの物件の設置者は、国土交通省令で定めるところにより、当該物件に航空障害灯を設置しなければならない。但し、国土交通大臣の許可を受けた場合は、この限りでない。
(航空法第51条航空 障害灯)
と定められています。航空障害灯とは、ビルの上で点灯している赤いランプ(赤色灯)のことを指します。ですから、赤いランプ(赤色灯)がマンションにあるのかないのかで簡単にタワマンかどうかを判断することができるのです。
マンションの航空障害灯とは、中光度赤色航空障害灯と言います。航空機が衝突しないための目印となっています。視界の悪い夜間でも、航空機から認識ができるように設置が義務づけられています。
おわりに
タワマン(タワーマンション)が乱立しているような場所では、いくつもの赤いランプが光輝いて、タワマンの存在をアピールしています。
タワマン(タワーマンション)に住むことに憧れる人も多いでしょうが、タワマンの購入は、あまりおすすめすることができません。
タワマンに住むことのデメリットが大きいからです。エレベーターの待ち時間の長さ、高階層だと窓が開けられない、高階層は固定資産税が高いという生活上の不便があります。
生活上の不便に加えて、武蔵小杉駅近くの47階建てタワマンが台風被害で電気系統が故障した事例を見ると、震災リスクもあります。
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