ロボットの優良企業に連なるか?三信建材工業が壁面自動検査を開発!

豊橋技術科学大と建築会社「三信建材工業」が共同で開発を進めているロボットが、マンションの壁面を自走して検査する開発を進めています。
マンションでは、大規模修繕工事の際に、タイルの浮きを調査します。高い部分の検査は、足場を組んだりゴンドラを屋上から吊るして調査することが一般的です。ドローンを使って検査を行う手もありますが、実用化は行われていません。
足場を組んだりゴンドラを用いる場合のコストが必要ですが、ロボットによる壁面自動検査は、大幅なコスト削減が期待できます。
- 三信建材工業が壁面自動検査を開発!
三信建材工業が壁面自動検査を開発!
豊橋技術科学大と建築会社「三信建材工業」が共同で開発を進めているロボット「NOBORIN」が、マンションの壁面を自走して検査する開発を進めています。
建築会社「三信建材工業」のプロフィール動画です。
従来の大規模修繕工事では、外壁の検査として実際にタイルを打鍵して、浮きなどの劣化を判断していました。
マンションの場合、高い建築物となりますから、足場を組むのにも限界の高さがあります。ゴンドラを屋上から吊るして調査する場合もありますが、コストが必要となります。
また、外壁の検査は、熟練した職人が必要となります。人手不足で検査が出来ない可能性もあります。
豊橋技術科学大と建築会社「三信建材工業」が共同で開発を進めているロボット「NOBORIN(ノボリン)」は、検査.コストを従来の10分の1程度に削減できるとされています。実用化されれば、かなりの削減効果が期待できます。
「NOBORIN」は、屋上から吊り下げた2本のベルトで昇降して、タイルの浮きやひび割れといった異常の検査を行います。
大規模修繕工事のコスト増に悩む管理組合にとっては、ロボットの検査を歓迎すべきなのではないでしょうか。
将来、あちらこちらのマンションの外壁を自動走行ロボット「NOBORIN」が活躍している姿を見るかもしれませんね。
建築会社「三信建材工業」は、ロボットの優良企業として連なるかもしれませんね。
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大規模修繕工事のコストが下がることは管理組合にとって良いことです。ロボットが検査を実施するのならば、品質も一定して効率的な検査が出来るのではないでしょうか。
2021年度の実用化を目指して開発を行っています。詳しくは、建築会社「三信建材工業」のホームページをご覧ください。