分譲マンションの合鍵は警備会社に渡すべきなのか?
分譲マンションの購入後、入居説明会で「専有部分の鍵(ティンプルキー)を1本警備会社へ渡してください。」と言われて渡しました。が、調べてみると、専有部分の鍵は警備会社に預けるパターンと預けないパターンがあることが分かりました。セキュリティ上どちらがよいのでしょうか。
■ 目次 ■
入居説明会での説明
分譲マンションを購入後、入居説明会が開かれました。入居説明会では、入居までのスケジュールや管理についての説明・駐車場の使用位置の抽選など、分譲マンションに住むための細々とした説明が行われました。
入居説明会の中で、疑問に思ったのは、「専有部分の鍵(ティンプルキー)を1本警備会社へ渡してください。」という説明でした。
「マンションは警備会社と契約しているため、いざというときは、警備会社が駆けつけます。その場合に、専有部分に入らざるを得ない場合に必要な鍵を1本預からせて頂きます。」というものでした。
確かに、マンションの販売会社からは、鍵を複数受領しているため、合鍵を作らなくても渡すことは物理的には可能ですが、マンションで契約している警備会社とは言え、他人に専有部分の鍵を預けることには抵抗がありました。
一応、警備会社との「同意書」だったか「誓約書」だったか書類の名前は忘れてしまいましたが、所定の用紙に記入して、鍵を預けることになっているとの説明を受けました。
プロの警備会社だからと言って、安心して鍵を渡してよいものかどうか、入居説明会の時間では判断ができなかったので、「後日、鍵を警備会社に預けることにします。」と言って、入居説明会を去ったのでした。
ただ、多くの住民は、その場で専有部分の鍵を警備会社に預けていたようでした。
警備会社に渡すべきか
入居説明会を後にして、インターネットで調べてみました。警備会社に鍵を渡すパターンと渡さないパターンの2通りが存在することが分かりました。
警備会社に渡さないパターン
私と同じで、警備会社に鍵を渡すことに抵抗を覚える人がいることが分かりました。警備会社とは言え、知らない第3者に鍵を渡すことになりますから、不安になって当然だと思いました。
鍵を警備会社に渡さない場合は、当然、専有部分へ入ることができませんから、何かあったとしても、玄関先で様子を確認する程度しか対応できないというデメリットがあります。
本当の緊急事態が発生した場合には、玄関扉を壊して室内に入るか、ベランダ側の窓ガラスを割って侵入することになります。
警備会社に渡すパターン
警備会社に鍵を渡した場合は、何かあった場合にスムーズに専有部分に入ることができます。対応もスムーズに行うことがメリットです。
ただし、知らない第3者に鍵を渡すことになりますから、不正に用いられる可能性が全くゼロではないということが言えます。
ただ言えることは、幸い今まで、第3者が専有部分の鍵を使って入室したケースは、一度もなかったという事実は言えます。
台風や地震などの自然災害、長期休暇を利用しての旅行などありましたが、特に何も起こりませんでした。だからといって、これからも何も起こらないということは確証できません。
鍵を預けるリスクよりも、鍵を預けないリスクのほうが大きいと感じる方は、警備会社に鍵を渡すパターンを選択するのではないでしょうか。
おわりに
専有部分の鍵を、警備会社に渡す場合も渡さない場合も、どちらにもメリットとデメリットの双方が存在します。どちらが大きいリスクと考えるのかは最終的には個人の判断によるところが大きいです。
警備会社に渡すことを、マンション販売時の容認事項となっている場合やマンションの管理規約に盛り込まれている場合もありますので、従わざるを得ません。
分譲マンションの合鍵は警備会社に渡すべきなのか?
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