固定資産税は年末調整で控除できるの?誤解が多い所得税の還付
「固定資産税は年末調整で控除できるの?」と疑問を持たれている方も結構いることが分かりました。
残念ながら、固定資産税は年末調整で控除することはできません。控除できると誤解している方も多いのではないでしょうか。
年末調整とは、給与所得を得ている人が、源泉徴収した税金の合計額と本来納付すべき税金の合計額のズレを解消するために、正しい所得税額を納める手続きを行うものです。
- 固定資産税は年末調整で控除できるの?
■ 目次 ■
固定資産税は年末調整で控除できるの?
意外と疑問に思っている方が多いのが「固定資産税は年末調整で控除できるの?」ということです。年末調整で、支払った固定資産税が還付されると嬉しいですけどね。
人的控除として、扶養控除や障害者控除があります。物的控除として、生命保険料控除や社会保険料控除があります。しかし、固定資産控除はありません。年末調整と固定資産税は直接関与しません。
勘違されている方は、恐らく「住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)」のことなのではないかと思います。住宅ローンを用いて、住宅の取得を行った方へ対する控除の制度です。
「住宅ローン減税」であれば、1年目に確定申告を行い、2年目以降は、年末調整で控除が行われるからです。
住宅ローン減税の変更は
金融機関に支払う住宅ローンの返済利息の支払い額よりも住宅ローン減税による節税額が多い状態「逆ざや」状態を解消すべき、2022年度の税制改正が検討されている段階です。
2022年度の税制改正で、住宅ローン減税がなくなるというわけではありません。
現在の住宅ローン減税
住宅ローンの年末談高の1%(上限4000万円)、最大40万円/年×10年間
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今後の住宅ローン減税
住宅ローンの年末談高0.7(上限3000万円)、最大21万円/年×調整中(10年間または13年間?)
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「固定資産税は年末調整で控除できるの?」という疑問に対しては、「できません」というのが答えとなります。
今後(2022年度の税制改正)の住宅ローン減税については、現在よりも減税額が減る見込みであることは確定しています。
どこで折り合いを設けるのかというのが焦点となっています。マンションは、住宅ローン減税があるから購入するのではなく、必要となった時に購入することが後悔のない買い方であると思います。
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