マンションの内廊下は怖い重要な理由があった
マンションには、内廊下のマンションと外廊下のマンションが存在します。内廊下のマンションのイメージは、まるでホテルのように高級感があって憧れますが、実は、外廊下のマンションでは考えられない内廊下マンションの怖い重要な理由があるのです。マンションを購入する場合の参考にして頂ければ幸いです。
■ 目次 ■
マンション内廊下と外廊下とは
マンションには、内廊下のマンションと外廊下のマンションが存在しています。その違いをまず見て行きましょう。
内廊下マンションとは
内廊下マンションとは、ホテルを想像して頂ければよく分かるかと思います。内側に共用廊下があって、廊下に沿って部屋が並んでいるイメージです。内廊下のマンションと聞くと、高級マンションという印象を持ちます。
なぜなら、内廊下にはカーペットが敷かれていて、24時間換気や冷暖房が効いていることが多いからです。
雨や風の影響を受けないために、快適な移動ができることや共用廊下が外部に接していないため、防犯の面では優れたマンションだと言えるでしょうね。
外廊下マンションとは
外廊下マンションとは、一般的なマンションのスタイルで、住戸の外側が共用廊下となっているマンションです。
部屋の外側に共用廊下があって、外気の影響を受けやすいです。そのため、お部屋に行くまでに、暑さや寒さを感じながら歩くことになります。
オートロックとは言え、外部からの侵入をゼロにすることはできませんから、セキュリティの面では、内廊下マンションにはかないません。
内廊下は怖い重要な理由とは
内廊下のマンションは、実は怖い重要な理由があるのです。
災害時の避難が怖い!
マンションでも、火災が発生しないとは限りません。マンションのように多くの人が住む場所で、一旦火災が発生すると延焼することが怖いです。
それ以上に怖いのが、火災時に発生する煙です。煙によって、視界が遮られてスムーズな避難ができないからです。
内廊下マンションでは、煙が外に逃げることができないため外廊下マンションに比べて煙が充満します。内廊下のマンションにも、排煙設備は備えているとは思いますが、十分に排煙できるのか疑問です。
お部屋のキッチンで料理していた時の換気が不十分だったため、内廊下に面するドアを開けて排煙しようとしたら、内廊下の煙感知器が作動して、全フロアに響き渡ってしまったという失敗事例を聞いたことがあります。
臭い匂いが怖い!
スメルハラスメント(スメハラ)ではないですが、内廊下マンションでは、臭い匂いが充満すると聞いています。内廊下マンションでは、外部に接する部分がないために、臭い匂いがこもりやすいのです。
匂いに対しては、人によって感じ方が異なるために、一概に臭い匂いが必ずするとは思いませんが、匂いが外に逃げることがないのが内廊下マンションの特徴です。
匂いに敏感な鼻の持ち主にとっては、つらいことなのではないでしょうか。
管理費が怖い!
内廊下のマンションは、外廊下のマンションと比べて、管理費が高いことが多いです。マンション購入の際には、物件価格だけを判断するのではなく、月々のランニングコストも考慮しなければなりません。
内廊下のマンションでは、共用廊下の電気や冷暖房を24時間必要とすることで、管理費が外廊下のマンションと比較して多くかかります。
当初設定した管理費は、その後の管理組合の活動によって、高くも安くもなります。とは言っても管理費が安くなることは稀なことなのかもしれませんけどね。内廊下を維持するためには、月々の管理費が充てられていることをお忘れなく。
おわりに
外廊下のマンションには憧れるのですが、実は、怖い重要な理由がありました。決定的な理由は、災害時のリスクです。
共用廊下は、災害時に避難するために重要な通路です。煙が充満して避難が難しい場合は、人命にも関わることになります。
マンションの内廊下の格好よさだけに惹かれてマンション選びをすることがないように綴りました。
内廊下のマンション、外廊下のマンション、どちらも避難階段や避難通路がどこかを日頃から確認しておくことをおすすめします。
本日(9月1日)は、「防災の日」です。マンションで災害が起こった場合に、どのように行動すればよいのか確認と訓練を行って、防災に務めましょう。
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お住まいのマンション内に、災害や防災について意識の高い人が主導して、進められるとよいですね。
マンションの内廊下は怖い重要な理由があった。
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