マンション管理士

マンション管理士試験の難易度はどのくらいなのか

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昨年の平成30年(2018年)11月25日(日)開催の「マンション管理士試験(マン管)」の合格発表が、昨日の平成31年(2019年)1月11日(金)に発表されました。マンション管理士試験に合格された方おめでとうございます。マンション管理士試験を受験された皆様、お疲れ様でした。では、「マンション管理士試験(マン管)」の難易度は、他と比べてどのくらいなのでしょうか。

2018年マン管合格まとめ

まず、2018年11月25日(日)に開催された「マンション管理士試験(マン管)」の合格まとめです。

【合格点】38点(免除者は45問中33問以上正解)
【受験者数】12389名
【合格者数】975名
【合格率】7.9%

マンション管理士試験(マン管)合格者の平均年齢は、46.5歳で、最高年齢は77歳という高齢に驚いています。60歳以上の合格者は、全体の5.5パーセントを占めています。何歳になっても、国家試験にチャレンジする姿勢は、見習いたいものですね。

平成29年(2017年)の合格者数は、1168名でした。平成30年(2018年)の合格者数は、4桁の数字を割り込んで、975名の合格者数に減じました。また、平成29年(2017年)の合格率は、9.0パーセントでしたが、7.9パーセントに減じてしまいました。

やはり、「マンション管理士試験(マン管)」は、難易度が高い国家試験なのでしょうか。「弁理士」「公認会計士」「司法書士」「税理士」ほどではありませんが、受験者全体の7.9パーセントしか合格しないハードルの高い国家試験の部類に入ると思います。

過去の「マンション管理士試験(マン管)」の受験申込者数・受験者数・合格者数・合格率・合格最低点の推移は、下記に綴っておりますので、参考にしてください。

難易度別のランキング

資格難易度を「S」「A」「B」「C」「D」に分けて、試験を紹介します。「S」:難易度が高く、「D」:難易度が優しいとされている試験です。

資格難易度「S」

「公認会計士」「医師国家試験」「弁理士」「裁判所事務官」「司法書士」「ITストラテジスト」「システム監査技術者」などは、超難関と言われている資格難易度「S」です。

「公認会計士」だと、マークシート方式の回答のみならず、記述方式の論文式試験があります。それだけに、資格取得者は、食いっぱぐれのない仕事だと言われています。

資格難易度「A」

「プロジェクトマネージャー」「不動産鑑定士」「MBA(経営学修士)」「システムアーキテクト」「税理士」「情報セキュリティスペシャリスト」「1級建築士」「中小企業診断士」「社会保険労務士」「行政書士」「土地家屋調査士」「気象予報士」「マンション管理士」などは、資格難易度「A」に分類されます。

「マンション管理士」も、資格難易度「A」に分類され、合格率が10パーセントに満たない難関試験のひとつです。幅広い知識が求められる試験です。

資格難易度「B」

「手話通訳士」「教員採用試験」「細胞検査士」「社会福祉士」「土壌汚染調査技術管理者」「第一種 電気工事士」「宅地建物取引主任者」「二級建築士」「浄化槽設備士」「インテリアプランナー」「建築設備士」「マンション維持修繕技術者」「ITコーディネータ」「測量士」「臭気判定士」「保育士」「地質調査技士」「基本情報技術者試験」などは、資格難易度「B」に分類されます。

資格難易度「C」

「衛生管理者」「刑務官」「ケアマネージャー」「言語聴覚士」「臨床心理士」「運行管理者」「産業カウンセラー」「マンションリフォームマネジャー」「臨床検査技師」「国内旅行業務取扱管理者」「個人情報保護士」「商業施設士」「ITパスポート試験」「環境プランナー」「イベント業務管理者」「調理師」「不動産仲介士」「ビル経営管理士」「建築コスト管理士」「マンション管理員検定」などは、資格難易度「C」に分類されます。

資格難易度「D」

「看護師」「中古自動車査定士」「雑穀エキスパート」「認定ベビーシッター」「実用マナー検定」「アロマテラピー検定」「食品衛生責任者」などは、資格難易度「D」に分類されます。

2019年のマン管準備を!

恐らく今年も6月上旬頃に、2019年の「マンション管理士試験(マン管)」の実施について公告が行われると思います。平成が終わって、新しい年号による初めての「マンション管理士試験(マン管)」になりますね。受験を希望されている方は、今から試験の準備を進めておくとよいのではないでしょうか。少なくとも過去問は確実に正解を得られるようにすべきですね。

「マンション管理士試験(マン管)」の問題文と選択肢の文章は、文字数が長めの記述が多いです。そのため、短時間で問題文と選択肢を瞬時に理解して判断する力が必要となります。マンションに関する知識も必要ですが、読解力も合格するためには必要となるのです。国語力も試されるのですね。

日頃から、活字を読むことに慣れておくことも必要です。新聞(特に業界紙)や雑誌などで、読解力を養うのも試験に役立つのではないでしょうか。法律などの改正内容を把握するなどトレンド情報も吸収しておくとよいでしょう。

「マンション管理士試験(マン管)」の受験準備の方法は、スクールに通う方法や独学で学習する方法があります。自分に合った方法で学べばよいのですが、どちらの場合でも、試験直前に行われる「模擬試験」だけは受けられることをおすすめします。

おわりに

マンション関係の試験も数々あります。いきなり資格難易度「A」の「マンション管理士試験(マン管)」にチャレンジするのではなく、資格難易度「C」のマンション管理員検定」に合格してから、上位の試験にチャレンジするのもよいでしょうね。

難関と言われている「マンション管理士試験(マン管)」ですが、合格者が減っているとは言え、合格者がいることからチャレンジすることが大切です。今回残念ながら合格できなかった方も、諦めずに早めの準備をして次の試験に臨みましょう。

マンション管理士試験の難易度はどのくらいなのか?

難関試験の資格難易度「A」です。
※アフィリエイト広告を利用しています。
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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。


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