ウォシュレットはいつからあるの?誕生の歴史と普及した時期を徹底解説!

賃貸物件を探しているときや、いま住んでいるお部屋のトイレで「温水洗浄便座(ウォシュレット)がついていない……」とショックを受けたことはありませんか?
「最近の賃貸ならついていて当たり前でしょ?」と思いがちですが、実は物件の築年数や設備環境によっては、未設置のケースも少なくありません。
実際に、お笑いタレントの江頭2:50さん(61)がYouTube動画で「30年住み続ける東京・中野の1LDK賃貸(家賃13万円)」にウォシュレットがついていないことを告白し、撮影スタッフの新居探しで全物件に付いているのを見て「そうだよね、ウォシュレットがない部屋とかないよね」と苦笑いする場面が話題になりました。
エガちゃんねる EGA-CHANNEL『新居を借りました』の8:05あたりです。
30年も住み続けているお部屋なら、オーナー(所有者)や管理会社に言えばつけてもらえるのでは?とも思ってしまいますよね。しかし、築30年以上の賃貸物件ではコンセント設備を増設工事するのが難しかったり、費用面のハードルがあったりする実情もあります。
この記事では、ウォシュレットの歴史や普及のタイミング、賃貸物件で温水洗浄便座がない場合の具体的な理由や対策法を分かりやすく解説します。
~ この記事で分かること ~
- ウォシュレットはいつから普及したのか
- 築古賃貸にウォシュレットが付いていない理由
- コンセントがないトイレへの設置可否
- 賃貸で後付けする際の注意点と手順
- 温水洗浄便座がない部屋での快適な代替案
■ 目次 ■
ウォシュレットはいつからある?普及の歴史と時代の変化

そもそも、温水洗浄便座(ウォシュレット)はいつから日本で使われるようになったのでしょうか?
「ウォシュレット」という名称はTOTO株式会社の商標登録ですが、日本で国産初の温水洗浄便座「ウォシュレットG」が発売されたのは1980年(昭和55年)のことです。
発売当初は高級品であり、一般家庭や賃貸アパートに普及するには少し時間がかかりました。しかし、1980年代後半から1990年代のバブル期以降、新築マンションや戸建て住宅での標準装備化が急速に進みました。
内閣府の消費動向調査によると、一般世帯における温水洗浄便座の普及率は以下のように推移しています。
| 年代・年 | 一般世帯への普及率 | 主な社会状況・住環境 |
|---|---|---|
| 1990年頃 | 約10%〜20% | 一部の高級マンションや注文住宅を中心に導入 |
| 2000年 | 約40% | 新築分譲マンションやファミリー向け賃貸で標準化 |
| 2010年 | 約70% | 単身向け賃貸や公衆トイレ等への導入が拡大 |
| 2020年代 | 80%以上 | 日本の住宅インフラとして「あって当たり前」に |
つまり、1990年代半ば(築30年前後)以前に建てられた賃貸物件の場合、建設当初の設計段階では「トイレにコンセントを設置する」という発想自体が一般的ではなかったのです。
そのため、築年数が経過した物件ほど、今でも温水洗浄便座がついていない部屋が存在することになります。
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築30年以上の賃貸物件にウォシュレットがない3つの大きな理由
「家賃13万円も払っているのに」「30年も住んでいるならオーナーがつけてくれてもいいのに」と感じるのも無理はありません。
しかし、管理会社やオーナーの立場から見ると、築古物件に温水洗浄便座を設置できない(あるいは設置しない)明確な事情が存在します。
主に考えられる理由は次の3点です。
- トイレ室内に電気コンセントがない
- ユニットバス(3点ユニット)構造で水がかかる
- 既存の借主が現状のまま住み続けている
特に最大の壁となるのが「コンセント設備がないこと」です。
電気工事で壁裏から配線を引き込む場合、壁を壊したり外出しのモール配線を引いたりする必要があり、工事費用が膨らむ原因になります。
また、江頭2:50さんのケースのように「同じ部屋に30年間ずっと住み続けている」場合、入居中の部屋に対してオーナー側からわざわざ数万円〜十数万円の設備投資提案を行うことは稀です。
賃貸の設備更新は、基本的に「退去時の原状回復・リノベーション」のタイミングで行われることが多いためです。
(長く住んでくれる良質な入居者さんなんだから、更新時なんかにサービスで取り付けてくれても良さそうなものですけどね……オーナーさん、太っ払いな対応してくれませんかね?)
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賃貸のトイレにコンセントがない!後付け工事はできる?
「ウォシュレットがない部屋だけど、自分で業者を呼んで後付けすることはできるの?」と疑問に思いますよね。
結論から申し上げますと、管理会社やオーナーの許可があれば工事・設置は可能ですが、費用や構造のハードルが高いのが現実です。
まずは確認すべきチェックポイントをまとめました。
- トイレ内に電源コンセント(アース線付き)があるか
- 便器のサイズや形状が汎用品に対応しているか
- 止水栓から給水ホースを分岐できるスペースがあるか
- ドアの開閉や立ち座りの動作空間に支障がないか
もしトイレ内にコンセントがない場合、電気工事士の資格を持った業者に電気の増設工事を依頼する必要があります。
費用相場としては、温水洗浄便座本体代(約20,000円〜50,000円)に加え、コンセント増設工事費(約15,000円〜30,000円)がかかり、合計で50,000円〜80,000円程度の出費を覚悟しなければなりません。
さらに、退去時には原状回復義務が発生するため、退去時にもとの状態に戻す費用まで考慮すると、賃貸での自費工事はなかなかハードルが高いといえます。
(自分の所有物じゃない賃貸部屋にそこまで投資するのはちょっと悔しい気もしますが、毎日のお尻の快適さを買えると思えばギリギリ許容範囲……でもやっぱり痛い出費ですよね。)
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ウォシュレットなしの賃貸で快適に過ごすためのアイデア・代替案
「工事の許可が下りなかった」「自費で何万円も払うのは避けたい」という方でも、諦める必要はありません。
電気工事を行わずに、ウォシュレットに近い快適さを手に入れる代替手段がいくつか存在します。
具体的には次のような方法がおすすめです。
- 電源不要の水圧式洗浄便座(水洗便座)を導入する
- 携帯用(ポータブル)ウォシュレットを活用する
- おしりふき(トイレに流せるウェットティッシュ)を使う
中でも注目されているのが、「電源不要の水圧式洗浄便座」です。
これは水道の給水パイプから直接水圧を利用してノズルから水を出す仕組みで、コンセントが一切不要です。本体価格も5,000円〜10,000円程度と非常に安価で、DIYで簡単に取り付けられるものも多く販売されています。
温水が出ず「冷水のみ」というデメリットはありますが(冬場は少しヒヤッとしますが……)、お尻を水洗いできるという点では十分な機能を果たしてくれます。
「冷たくても洗えれば良いんです、だって紙で拭くだけより絶対に清潔ですから!」という割り切りができる方には、非常にコストパフォーマンスが高い選択肢となるでしょう。
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部屋選びで後悔しない!賃貸契約前に確認すべきチェックリスト
これから物件選びを行う賃貸探し中の方は、入居後に「失敗した!」と後悔しないために、内見時に以下の項目を必ずチェックしておきましょう。
事前に確認しておくことで、入居後のトラブルや予期せぬ費用負担を防ぐことができます。
- トイレ内にアース付きの電源コンセントが用意されているか
- 既存の便座が温水洗浄便座か、単なる暖房便座・普通便座か
- もし未設置の場合、後付け設置の交渉やDIY許可が下りそうか
- 築年数30年以上の物件の場合、配管や給水栓の古さに問題がないか
特に「築古だけど立地や家賃が魅力的」という物件に出会った場合は、契約前の交渉段階で「温水洗浄便座を設置してもらえるなら入居します」と条件提示してみるのも手です。
空室期間を避けたいオーナーであれば、数万円の設備投資として設置に応じてくれるケースも珍しくありません。
契約を結んでしまった後からお願いするよりも、契約前のタイミングの方が交渉がスムーズに進みやすいことを覚えておきましょう。
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まとめ|時代の変化と自分のライフスタイルに合わせた部屋選びを
日本の温水洗浄便座の歴史は1980年から始まり、今や家庭やオフィス、施設になくてはならないインフラとして定着しました。
しかし、築30年を超える賃貸物件などでは、当時の設計思想や工事の難しさから、未だに設置されていないお部屋が存在するのも事実です。
「ウォシュレットがない部屋なんて信じられない!」と思うかもしれませんが、コンセントの有無や後付けの可否、水圧式便座などの代替アイテムを知っておけば、柔軟に対処できます。
賃貸でお部屋を探す際は、家賃や間取りだけでなく、こうした「日々の快適性に直結するトイレ設備」もしっかりチェックして、後悔のないお部屋選びを進めていきましょう。
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