「マンションを買いたい人がいます」チラシは本当か?
分譲マンションに住んでいると、自分の住むマンション名が印刷された「このマンションを買いたい人がいます。」というチラシがポストに投函されていることがあります。マンション名まで限定で探している人がいるのかと思うと、本当なのかと疑ってしまいます。チラシを見て売却の連絡をした方がよいのだろうか。
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「マンションを買いたい人がいます」チラシ
分譲マンションに住んでいると、自分の住むマンション名が印刷された「このマンションを買いたい人がいます。」というチラシがポストに投函されているのを見かけます。
自分の住むマンションは大規模ですので、全てのポストにチラシを投函したのかと思うと、非常に労力を掛けているのだと感じます。
それも、複数の不動産会社のチラシが舞い込みます。たいていは、2色印刷の簡易なチラシです。2色のインクの印刷位置が微妙にインクズレているチラシがなぜか多いです。
「マンション名」までを特定して物件を探す人が、そんなに多いのかなぁと思ってしまいます。と言うのは、自分がもしマンションを探す場合は、マンション名を条件で探すことはしないからです。
大規模マンションだから、わざわざマンション名を指定するのかと思いますが、友人にすすめられたとか親戚が住んでいるとか特別な理由がそんなにあるとは思えません。
むしろマンション名よりも、最寄り駅からの距離やベランダの向き・部屋の広さ・物件価格などを重要視して探すのではないでしょうか。ハーサードマップを参考にする方もおられるでしょうね。
自分の購入条件を狭めてまで、わざわざマンション名で候補を絞る理由はありません。三井不動産の「パークマンション」、野村不動産の「プラウド」、東京建物の「ブリリア」、大京の「ライオンズマンション」なら安心などと物件のブランド名を参考にする程度なのではないでしょうか。
インターネットで自マンションの検索を
気になって、インターネットで、「マンションを買いたい人がいます」チラシに書かれていたマンション名(自マンション名)で検索したことがあります。そうすると、いくつかの部屋の売買情報が載っていることが分かりました。
わざわざチラシを集合郵便受け(ポスト)に投函して、売り部屋を探さなくとも、インターネットで売りに出している部屋を買えばよいのでは?と思いました。
ですから、不動産会社が投函しているチラシに書かれたマンション名が「本当に、マンションを買いたい人がいるのだろうか?」と疑問に思ったわけです。
チラシの本当の目的は
「マンションを買いたい人がいます」チラシの本当の目的は、専任媒介による売却の仲介契約を取りたいのだと言います。
不動産売却の媒介契約には、「専任媒介」と「一般媒介」の2種類があります。そのうち、「一般媒介」とは、複数の不動産会社に仲介を依頼することができることです。
複数の不動産会社に媒介を依頼することで、多くの方に売却の不動産情報を届けやすくなり、成約の可能性が高められることにつながります。
しかし、不動産会社にとっては、一生懸命に販売活動を行っても、他の不動産会社と契約を決めてしまえば、それまでの苦労が全て水の泡となってしまうことになります。
ですから、不動産会社は、「専任媒介」を結びたいと思っています。「専任媒介」とは、依頼者が、他の宅建業者に重複して依頼できない媒介契約のことです。仲介手数料が他社に流れる心配がないので、積極的に販売活動を行うのです。
「マンションを買いたい人がいます」チラシを見て、売却するとしたらどのくらいになるのか査定だけでもと興味本位で、電話などで連絡をしてしまうと、何度も電話がかかってくることがありますので、注意してください。
売買する物件がなければ、不動産会社は儲けることはできませんからね。本当にマンションを売却するのであれば、自らが不動産会社へ出向いて相談した方がよいでしょうね。
おわりに
「マンションを買いたい人がいます」チラシが、定期的にポストインされます。配布する方も大変でしょうが、燃えるゴミとして分別して捨てるのも大変です。せめて裏側が白紙なら、メモ用紙に使えるのですけどね。
売却が必要であるならば、自ら不動産会社へ赴きますから、不要な不動産チラシはポストへ投函しないで頂きたいです。
環境を考えても、無駄な紙代などの経費が抑えられますよ。それでは、営業にはならないからポスティングしているのだと思いますけど。
「マンションを買いたい人がいます」チラシは本当か?
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