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インターネット接続詐欺の対策は管理組合や管理会社の情報発信力の強化!

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無料メルマガの「まんしょんオタクのマンションこぼれ話」では、マンション管理士の廣田信子さんが、マンション住人をターゲットとしたインターネット接続詐欺の手口を紹介しています。

マンション管理会社の依頼を受けたように装い「マンション全体のインターネット接続サービスを「ソフトバンクに切り替える」と虚偽の説明をして住民と契約を結んだということです。

実際に被害者が出ていることから、管理組合や管理会社がマンション住民に対して適切な情報発信を強化することが一番の対策なのではないでしょうか。

  • インターネット接続詐欺とは!
  • 対策は管理組合や管理会社の情報発信力の強化!

インターネット接続詐欺とは!

無料メルマガの「まんしょんオタクのマンションこぼれ話」では、マンション管理士の廣田信子さんが、マンション住人をターゲットとしたインターネット接続詐欺の手口を紹介しています。

ソフトバンクの正規代理店をかたって、マンションの管理会社の依頼を受けたように装い「マンション全体のインターネット接続サービスを「ソフトバンクに切り替える」と虚偽の説明をして住民と契約を結びました。

消費者安全法に基づき、株式会社レイスペック社(静岡市)とSail Group株式会社(大阪市)の2社の事業者名を公表し注意喚起しました。

2つの違う事業者が、同様の手口でインターネット接続詐欺を行った事実が判明していることから、他の事業者も行っている可能性も否定できません

マンション住人への虚偽の説明は、

「マンションのWi-Fiの回線速度が遅いので、マンションの管理会社から別の無線ルータを無償でお渡ししているんです。各部屋のWi-Fi機器を交換しなければいけません。マンションのWi-Fiが遅いから、管理会社から許可をもらってソフトバンクに切り替えるので、その手続に回っています。」

というものらしいです。虚偽の説明ですから、上記と全く同じ語り口ではないかもしれませんが、管理会社から依頼されて交換作業を行っているというものです。

対策は管理組合や管理会社の情報発信力の強化!

インターネット接続詐欺にあわないためには、どのようにすれば良いのでしょうか。

やはり管理組合や管理会社からの情報発信力の強化だと思います。マンション住民に影響を及ぼす工事や交換作業は、事前に管理組合または管理会社から通達すべきです。

エントランス周辺の掲示板にただ掲示物を貼るだけでは読まない人もいます。重要なお知らせは、個別配布することやエレベーター周辺に掲示するなどマンション住民に知らせるべきだと思います。

マンションのホームページで知らせたり、メールで住民に通知する。総会の場で伝えるなどの方法を使って、日頃から情報発信を怠っていれば、防げたのではないかと考えます。

同時に生活上の不満や改善事項に耳を傾ける管理組合や管理会社の活動も重要になってきます。

今回は、「インターネット接続サービス」でしたので、日頃からマンションのインターネット接続が遅いと感じている方には、詐欺にあいやすい切り口なのではなかったのかと思います。

私自身「点検商法の対処法 実際に怪しい業者が来た経験から」で綴ったように、予告なく突然「水道局から点検に来ました。」と訪問されたことがあります。

詐欺にあわない具体的な対策は、以下の通りです。

身分証明書の提示を求める

管理組合や管理会社の依頼であれば、社名入りの身分証明書を持っているはずですから、見せてもらいましょう。不安であれば、会社の連絡先を聞いて電話して在籍確認する慎重さがあると良いです。

社名入りの作業服や帽子を確認することも必要です。管理組合や管理会社の依頼であれば、事前に作業内容の通知があるはずですから、業者名が一致しているのか確認しましょう。

管理組合や管理会社に確認する

作業内容の通知がなかった場合は、作業に入る前に管理組合や管理会社に確認することです。
マンション住民の生活に影響がある工事や作業の場合は、通常総会や臨時総会で決議されるべきです。

説明や決議があったのかどうか確認しましょう。そのために、日頃から管理組合の活動に関心を持ってください。

管理人の許可があったか聞く

オートロックの場合は、許可がなければマンション内に立ち入ることは出来ないルールです。管理人の許可を貰って立ち入っているのか確認するべきです。

正当な理由なくマンション内に立ち入るのでなければ、「不法侵入」となります。その場で管理人または警察に通報しましょう。

どんな作業を行うのか聞く

作業に入る前に、「本日の作業はどのような内容ですか。」と業者に聞きましょう。説明が出来なかったりあやふやな回答だったりする場合は気を付けましょう。

管理組合や管理会社の依頼であれば、作業内容があらかじめ分かっているはずです。

全戸作業を行っているのか

作業や点検を行う場合は、全戸行うのが普通です。まれに一部分のみの場合もありますが、通常は全戸行います。

全戸作業を行っているのか、作業のスケジュールなどを聞きましょう。うまく答えられない場合や誤魔化すようであれば、警戒しましょう。

あわせて読みたい

健全なマンション管理が出来ていないと詐欺に狙われやすいです。そのためにも、管理組合の活動や管理会社との良好な関係は必要不可欠です。

マンション住民とのコミュニケーションが活発だと、怪しい人が来たという情報が住民に伝わり、注意喚起がマンション内で行われることにもなります。

良いマンションは、建物のみならず、住民の良い関係づくりにも関わってきます。

インターネット接続詐欺の手口を公開してくれた「まんしょんオタクのマンションこぼれ話」に感謝です。同様の被害者がないことをお祈り致します。

※アフィリエイト広告を利用しています。
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この記事を書いた人

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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。


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