点検商法の対処法 実際に怪しい業者が来た経験から
新築マンションを購入して、快適生活を送っていたある日、突然「水道局から点検に来ました。1分から2分で終わります。」と言う訪問があった経験を綴ります。てっきり市の水道局からの点検なのかと思って対応していましたら、実は、怪しい浄水器を販売する悪徳業者だったので、気分を害した経験です。特に新築マンション入居間もない頃に怪しい業者が来るようです。皆さん気をつけましょう。
■ 目次 ■
点検商法とは
一般に「点検商法」と言われているのは、ガス・電話・水道などのインフラ関係の無料点検、屋根や床下などの無料点検があります。
こちらから点検を依頼したわけではなく、突然に訪問してくるので、全然要領を得ずに対応してしまうのが「点検商法」と言われるものです。
一般的な報道ニュースとして知識を得ていたが、「まさか自分のマンションに、点検商法が来ることはないだろう。」と油断していたのが、点検を許してしまった敗因です。
同じような「無料点検」の被害に遭わないようにして頂きたい思いから、恥ずかしい「点検商法」の内容を暴露します。
点検商法のあらまし
「点検商法」が来たあらましを綴ります。
水道局から点検に!
ある日、部屋のインターフォンが突然鳴り、「水道局から点検に来ました。1分から2分で終わります。」と言う訪問がありました。
業者の格好をした一人の男性がオートロックのカメラに映っていた(我が家のインターフォンは、部屋番号を押すと、カラーモニターに映ります。)ため、てっきり市の水道局からきた職員かと思ってオートロックを解除してしまいました。
市の職員かと思った理由は、いかにも業者の作業着姿だったからです。部屋に到着した職員らしき男性は、玄関のインターフォンを鳴らしたため、玄関のドアを開けて対応しました。
突然の訪問に驚いてしまいましたが、「水道の点検にきた。」ということで、共用廊下に設置してある水道管を見せることになりました。
ん、何かおかしいぞ!
業者の方は、水道の栓を開いて、溜っていた水をくみ取りながら、「ほら、赤水がたまっているでしょう。」と説明しながら、実際に採取した水を見せました。
私が確認したところ、そんなに水が赤い色をしているようには見えなかったのですが、専門家の業者の判断とは異なるのかな?と解釈してしまいました。
その後も、水道についての説明を数十分に渡って、延々と話しだすので、「ん、何かおかしいぞ!」と感じ始めました。
そもそも共用部分である水道の栓を個人の判断で、勝手に点検してもよいのだろうかと疑問でした。
今まで、何か点検や交換作業がある場合は、管理組合からのお知らせがあったはずなのにと思いました。
ついに、浄水器販売を告白!
長い話に呆れてしまった私は、「結局、目的は何ですか。」と強い口調で業者に聞いたところ、赤水を防止するための浄水器を販売するのが目的であると答えました。
「会社の名前は。名刺をください。」と強く要望した結果、「ありがとうございました。」と言って、消えてしまいました。
あんなに饒舌に説明をしていたのに、手のひらを反す対応に、閉口してしまいました。時間にして約40分間。「無駄な時間を帰せ!」と言いたいです。
結局、強引な手口による浄水器の訪問販売が目的だったことが分かりました。これ以降、業者の姿を見ることはありませんが、いまだに水道の点検商法が存在するのですね。
点検商法にあわないために
点検商法にあわないためには、オートロックを解除する段階で、身分の確認を行うべきだと反省しました。安易に解除しなければ、嫌な思いをしなくても済んだのだと思いました。
さらに、話の内容を聞く前に、会社の名前を確認してから、要件を聞くべきだったと思いました。
水道の点検であれば、管理会社または管理組合から連絡があるはずなのに、突然任意の部屋を点検することはないだろうと思います。
点検商法にあわないためには、相手にしないことだと思いました。
おわりに
人の無知に付け込む「点検商法」、気の弱い人だったら浄水器の契約を結んでしまうかもしれないと思いました。その浄水器の効果も分かりませんが。
ネット状には、私のように「点検商法」によって浄水器を買わされたという体験談の記事があります。中部経済産業局には相談事例が掲載されています。
「点検商法」に限らず、詐欺行為は犯罪です。詐欺を働く人を取り締まって、詐欺被害のない住みやすい世の中になってもらいたいものです。
点検商法の対処法 実際に怪しい業者がきた経験から
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