ハザードマップが保険料に影響 楽天損保ホームアシスト
ハザードマップに基づいて、火災保険料を設定する楽天損保のホームアシスト(家庭総合保険)が算出されます。火災保険料は、水災リスクのランクに応じて影響するため、マンションの建設所在地も重要な購入ポイントとなります。損保会社のこれからの常識になって行くのでしょうか。
■ 目次 ■
ハザードマップで保険料に影響
楽天損保(楽天損害保険)は、ハザードマップに基づいて、火災保険料に差が付くホームアシストになります。
国土交通省(国交省)のハザードマップの情報と照合して、浸水度に応じて火災保険料を算出するホームアシストです。
従来の火災保険料は、建築物の構造や物件の所在地と関係なく、全国一律の保険料が設定されていました。
改定後は、外水・内水リスクを1段階から5段階に分けて、火災保険料を算出します。それによって、改定後の年間保険料に差がつくという点が新しい火災保険料です。
水災リスクには、外水リスクと内水リスクに分けられています。外水リスクは、河川が氾濫するリスクです。内水リスクとは、マンホールからの雨水漏れなど排水処理能力の超過によるリスクのことです。
2020年4月1日(水)以降に保険開始となる契約となります。
「川沿いに住んではいけないことが証明された台風19号」で綴ったように、昨年(2019年)の台風19号の影響は計り知れないものがありました。
おわりに
楽天スーパーポイントも貯まる楽天損保のホームアシストなど損保会社の業界では、水災リスクを細分化させて、火災保険料に差を設ける動きが始まっています。
年々増加する水災リスクを考慮した結果、火災保険料の見直しが行われたのだと推測されます。
マンションでは、水災の被害に遭いにくいと言われてきましたが、洪水が起こった場合に浸水する危険がある場合は、水災補償を検討しなければならないと思わされた昨年の台風19号のタワマン被害でした。
地下階や1階に部屋があり、浸水想定区域に含まれている場合や2階に住んでいて3メートル以上の浸水が想定されている場合などは水災補償を付けることを考えた方がよさそうです。
せっかく購入したマンションが水害被害になってしまったら困りますからね。水害被害とまでは行かないとしても、蛇口の水漏れ、トイレタンクの故障、排水や下水のつまりなど、生活上のトラブル時にも安心して対応することができます。
マンション購入時には、ハザードマップを確認することが必要となりますね。
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