国立マンション事件の感想!取り壊しの原因は富士山の眺望!
東京都国立市の新築マンションが取り壊しとなるニュースがありました。2024年7月に引き渡す予定でしたが、取り壊しとなるようです。
間もなく引渡しとなる時期に、マンションを取り壊すとは、SDGsではありませんね。というか初めて聞きました。驚きのニュースです。
取り壊すのであれば、もっと早い段階で決断した方が良かったと思いますが、2024年7月に新築マンションへ引っ越す予定の購入者には、お気の毒なことですね。
- 国立マンション事件の感想!
- 取り壊しの原因は富士山の眺望!
■ 目次 ■
国立マンション事件の感想!
「新築マンションが取り壊し」というニュースを聞いて、「建築基準法違反が見つかった」のが理由なのかと思いました。
しかし、「建物の周辺への影響に関する検討が不十分だった」と積水ハウスが取り壊しの理由を語っています。ただ、いつ取り壊しを行うのかまでは明言していません。
取り壊しを行った後の活用方法が決まらなければ、取り壊しに着手することは急がないような気がしますけどね。
国立マンション事件の新築マンション名は、総戸数18戸の「グランドメゾン国立富士見通り」です。
JR国立駅から徒歩10分の場所で、間取りは2LDKと3LDKがあり、価格は7299万円からとなっています。
「国立富士見通りに10年ぶりの分譲マンション」となっており、富士山を臨む眺望で注目されていた新築マンションです。10階建てで総戸数18戸なので、ペンシルマンションですね。
2021年6月に開かれた学識経験者や市民らでつくるまちづくり審議会で、JR中央線国立駅から南西に伸びる「富士見通り」やその周辺から見える富士山にマンションが重なることで景観が損なわれるという懸念が出ました。
これに対して、事業者側はマンションを11階建てから10階建てに計画変更し、階数を1階減らしています。
幸いなのかどうか分かりませんが、約半数程度しかマンションの契約者がいないということです。解体しない場合は、残り半数の販売を続けていく必要があります。
ここまで大きなニュースになってしまい、購入希望者が簡単に出てくるかは疑問です。周辺に住む人に睨まれながらマンション住まいを覚悟しなければならなくなりますからね。
取り壊しの原因は富士山の眺望!
「新築マンションの取り壊し」前代未聞のニュースです。なぜ、取り壊さなければならなかったのか納得の説明が欲しいものです。建築基準法に違反していたわけでもなく、国立市としても許可したのですから。
実は、「富士山の眺望」に影響が出るというのが解体の理由なんだそう。公式ホームページ上で「景観に著しい影響があると言わざるを得ない」と表明しています。眺望を優先した結果、事業の中止を自主的に決定したと説明しています。
「富士山の眺望」に影響って、計画や設計段階で容易に想像が出来るのではないでしょうか。建築のプロが分からなかったことはなかったと思うのですが。
マンション周辺に住んでいる人々が気の毒ですね。マンション建設時の騒音が終わったかと思うと、続いて解体の騒音。解体後に何か建設されるとすれば、さらに騒音。かわいそうに。
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解体するのは、エコの観点では良くないことだと思います。マンションは完成して、住めない使えないというわけではありませんから。
いっそのこと国立市に寄付するか買い取ってもらって、国立市の職員用住居にするか国立市の施設として何か活用することも考えられないのかなぁと思います。
10階建てなので、国立市が一望できるのではないでしょうか。眺望は良さそうですが。
全て解体するのではなく、3階~4階の低層マンションにすることは難しいのかなぁ。解体した後の土地をどのように活用するのか疑問です。
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