マンション大規模修繕の時期にトランクルームは空にする?荷物の移動・塗装工事を解説

マンションの大規模修繕は、一般的に築12~15年程度で1回目、その後は約12~18年ごとに実施されるケースが多くあります。
工事開始の数か月前には説明会や工程表が配布され、トランクルームの使用制限や荷物の移動について案内されます。
「工事直前になって慌てる」ことがないよう、案内が届いた段階でトランクルーム内を整理し、不要品の処分や貴重品の移動を進めておくと安心です。
工事内容によっては荷物の搬出が必要になる場合もあるため、説明会や掲示板のお知らせを確認し、不明点は管理会社や施工会社へ早めに確認しましょう。
この記事では、マンション大規模修繕で行われるトランクルームの塗装工事について、中身を空にするケース、荷物を移動するタイミング、扉の塗装方法、工事中の注意点、破損時の補償まで詳しく解説します。
~ この記事で分かること ~
- トランクルーム工事の内容
- 荷物を出す必要がある場合
- 荷物の移動が必要なケース
- 扉の塗装方法と注意点
- 破損時の補償の考え方
■ 目次 ■
マンションのトランクルームとは?共用部分?専有部分?

マンションのトランクルームとは、各住戸とは別に設けられた収納スペースのことです。
季節用品やアウトドア用品、工具、防災用品、タイヤなど、普段あまり使用しない荷物を保管する場所として利用されています。設置場所はマンションによって異なり、共用廊下、地下、1階、駐車場付近などに設けられているケースが一般的です。
トランクルームは「専有部分」と思われがちですが、多くのマンションでは「専用使用権のある共用部分」として扱われています。
つまり、特定の区分所有者だけが使用できますが、建物そのものは管理組合が管理する共用部分という位置付けです。そのため、扉や外壁、枠などの修繕・塗装は、大規模修繕工事の対象になることがあります。
ただし、マンションによっては規約で専有部分として定められている場合もあるため、正確な区分は管理規約や重要事項説明書を確認しましょう。
トランクルームの区分を理解しておくことで、「なぜ管理組合が塗装工事を行うのか」「荷物の移動をお願いされることがあるのか」が分かりやすくなります。
- 共用廊下に面しているタイプ
- 地下や1階に設置されているタイプ
- 駐車場や駐輪場付近にあるタイプ
- 各住戸前に設置された専用物置タイプ
大規模修繕工事ではトランクルームも工事対象になるケースがあります。
マンション大規模修繕でトランクルームの中身は出す?空にする必要があるケース
結論からいうと、多くの場合は中身をすべて出す必要はありません。
塗装工事では主に外側の扉や枠を塗装するため、収納している荷物には直接触れないケースがほとんどです。
しかし、次のような場合には荷物の搬出を依頼されることがあります。
- 扉の交換工事を行う場合
- 内部の補修工事が必要な場合
- 防水工事や漏水調査を実施する場合
- 施工会社が安全確保のため搬出を求めた場合
工事内容はマンションごとに異なるため、工事説明会やお知らせを必ず確認しましょう。
また、塗料の臭いが気になる方は、食品や衣類など臭いが移りやすいものだけ室内へ移動させると安心です。
マンションによっては、トランクルームの扉だけを塗装するケースもあれば、扉の交換や内部補修を同時に実施することもあります。
工事内容によって対応が異なるため、管理会社や施工会社から配布される工程表を確認しておきましょう。
トランクルームの荷物を移動するタイミング
通常の塗装工事だけであれば、荷物をすべて移動させるケースは少ないでしょう。
ただし、施工会社から搬出の指示があった場合は、区分所有者や居住者自身で対応することになります。
事前に整理しておくと工事当日に慌てません。管理会社や施工会社から配布される工程表や工事のお知らせを確認しておきましょう。
- 貴重品は室内へ保管する
- 壊れやすい物は緩衝材で保護する
- 重量物は必要に応じて移動しやすくしておく
- 不要品はこの機会に処分する
工事期間中は作業員の出入りがある場合もあります。
トラブル防止のためにも、必要最低限の荷物だけを保管することをおすすめします。
トランクルーム扉の塗装方法と工事中の注意点
トランクルームの塗装工事では、扉だけを塗るのではなく、長持ちするように下地処理から丁寧に施工します。
塗料が付着しないよう、周囲には養生シートや養生テープを使用して作業が行われます。一般的な流れは次のとおりです。
- 表面の汚れやサビを除去する
- 古い塗膜をケレン作業で整える
- 養生を行い周囲を保護する
- 下塗りを施工する
- 中塗り・上塗りを行う
- 十分に乾燥させる
塗装直後は塗膜が完全に硬化していません。そのため、工事完了後しばらくは次の点に注意しましょう。
- 扉を強く閉めない
- 塗装面に荷物を立て掛けない
- 養生テープを勝手にはがさない
- 塗装面に傷を付けないよう注意する
もし塗装のムラやキズを見つけた場合は、自分で補修せず、施工会社や管理会社へ早めに連絡しましょう。
トランクルームの荷物が壊れたら補償される?
工事中に荷物やトランクルームが破損した場合は、原因によって補償の考え方が異なります。
施工会社の作業ミスによって破損した場合は、施工会社が加入している工事保険などで補償されるケースが一般的です。
一方で、経年劣化による破損や、居住者自身の管理不足による損傷は補償対象外となることがあります。
万一に備えて、工事前に次のことを行っておくと安心です。
- 荷物の写真を撮影しておく
- 高価な物は室内へ移動する
- 工事説明資料を保管しておく
- 破損を見つけたらすぐ写真を撮る
- 管理会社や施工会社へ速やかに報告する
補償を受けるには、「いつ」「どのような状況で」「何が壊れたのか」を証明できる資料が重要になります。
補償を受ける場合は、
- 写真
- 工事日
- 破損状況
- 管理会社への連絡日時
を記録しておくとスムーズです。
施工会社は工事保険(請負業者賠償責任保険など)へ加入していることが一般的です。ただし、補償内容は契約によって異なるため、不安な場合は管理組合へ確認しておくと安心です。
よくある質問
トランクルームの塗装工事でよくある質問です。
トランクルームは必ず空にしなければいけませんか?
基本的に、扉や外側の塗装工事だけであれば、トランクルームの中身をすべて空にする必要はありません。ただし、扉の交換や内部補修、防水工事などを行う場合は、荷物の搬出を求められることがあります。工事内容はマンションごとに異なるため、管理組合や施工会社から配布される工事のお知らせを事前に確認しましょう。
塗装中でもトランクルームは使えますか?
塗装作業中や塗料の乾燥期間中は、安全確保や塗膜を傷めないため、一時的に利用できない場合があります。作業時間以外は利用できるケースもありますが、塗装直後は扉に触れることで塗膜に傷が付く恐れがあります。施工会社の案内に従って利用することが大切です。
荷物が汚れたり壊れたりした場合は補償されますか?
施工会社の作業ミスや不注意によって荷物が汚れたり破損した場合は、工事保険などにより補償されるケースが一般的です。一方で、経年劣化や自然災害、居住者自身の管理不足が原因の場合は補償対象外となることがあります。万一に備えて、工事前に荷物の写真を撮影しておくと安心です。
トランクルームの鍵は預ける必要がありますか?
通常の塗装工事では鍵を預ける必要がないことが多いですが、内部点検や扉の交換などでトランクルーム内へ立ち入る必要がある場合は、一時的に鍵の貸与を依頼されることがあります。不安な場合は、鍵の管理方法や返却時期について事前に確認しておくと安心です。
工事前に準備しておくことはありますか?
工事開始前には、貴重品や壊れやすい物を室内へ移動させ、不要な荷物は整理しておくことをおすすめします。
また、トランクルーム内や荷物の状態を写真に残しておくと、万一のトラブル時にも状況を説明しやすくなります。工事期間や使用制限についても、事前に配布される工程表を確認しておきましょう。
トランクルームに入れてはいけない物はありますか?
ガソリンや灯油、ガスボンベなどの危険物は保管できないマンションがほとんどです。また、食品や生き物、湿気に弱い物も保管には向いていません。管理規約で禁止されている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
まとめ
マンション大規模修繕でトランクルームの塗装工事が行われても、通常は中身をすべて搬出する必要はありません。
ただし、工事内容によっては荷物の移動を依頼されることもあるため、事前の案内を確認することが大切です。
また、扉の塗装は下地処理から丁寧に施工されるため、工事後は塗膜が完全に乾くまで丁寧に扱いましょう。
万一の破損に備えて写真を撮影し、貴重品は室内へ移動しておくと安心です。
事前に準備をしておけば、大規模修繕工事中も落ち着いて対応できます。
大規模修繕工事のお知らせが届いたら、「トランクルームも工事対象になっているか」「荷物を空にする必要があるか」「工事期間中は利用できるか」を早めに確認しましょう。事前準備をしておけば、工事当日も慌てず安心して対応できます。
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