マンション大規模修繕の時期にトランクルームは空にする?荷物の移動・塗装工事を解説

マンションにトランクルームがあると便利ですよね。
季節家電やスーツケース、アウトドア用品など、お部屋まで持ち込みたくないものを格納する場所として、とても重宝します。
ところが、大規模修繕工事が始まると、「トランクルームの荷物は全部出すの?」「中に荷物を置いたまま塗装工事をして大丈夫?」「工事期間中は使えなくなるの?」と心配になる人もいるでしょう。
普段ほとんど意識していない場所だけに、工事のお知らせを見て初めて「そういえば、ここも修繕工事の対象なのか?」と気付くことがあります。
では、大規模修繕工事のとき、トランクルームは空にする必要があるのでしょうか?
この記事では、マンション大規模修繕工事におけるトランクルームの荷物、移動、塗装工事などについて分かりやすく解説します。
~ この記事で分かること ~
- 大規模修繕でトランクルームを空にする必要性
- 荷物を移動するケース
- 塗装工事を行う場合の注意点
- 工事中に使用できるのか
- 住民が確認しておきたいこと
■ 目次 ■
大規模修繕工事でトランクルームは空にする?

結論からいうと、トランクルームの荷物を空にする必要があるかどうかは、工事内容によって異なります。
トランクルームが共用廊下や地下、屋外などに設置されている場合、外壁や鉄部、扉などの修繕工事と関係する可能性があります。
例えば、トランクルームの扉を塗装する場合、扉を開け閉めするために周囲へ作業スペースが必要になることがあります。
また、壁や天井を塗装するのであれば、塗料が内部へ飛散することを防ぐため、荷物を移動させなければならないケースもあります。
一方、トランクルームそのものを工事しないのであれば、荷物を入れたままでよい場合もあります。
つまり、「大規模修繕=トランクルームを必ず空にする」とは限りません。
ここはマンションによって違うので、工事説明会の資料や管理会社からの案内を確認することが重要です。
「他のマンションでは荷物を出さなかったから大丈夫」と考えるのはおすすめできません。
大規模修繕工事の範囲や施工方法は、建物ごとに異なるからです。
【関連記事】大規模修繕工事の周期は国土交通省の調査では12年ではない
トランクルームの荷物を移動する必要があるケース
トランクルームの荷物を移動する必要があるのは、主に内部や扉、周辺部分まで工事を行う場合です。
例えば、扉を塗装するのであれば、作業員が扉を開けたり、養生シートを設置したりする必要があります。
荷物がぎっしり入っていると、作業がしにくくなるだけでなく、塗料や粉じんが荷物に付着する可能性もあります。
特に衣類、布製品、段ボールなどは汚れが付着すると厄介です。
そのため、工事会社から「○月○日までに荷物を移動してください」と案内された場合は、期限までに対応する必要があります。
- トランクルーム内部を塗装する
- 扉や枠を塗装する
- 床・壁・天井を補修する
- 防水工事を行う
- 設備や配管の工事を行う
- 作業スペースを確保する必要がある
このような工事では、荷物を残したままにできない可能性があります。
「少しくらいなら大丈夫だろう」と思って荷物を残すのは避けたほうがよいでしょう。
大規模修繕でトランクルームを塗装するときの注意点
トランクルームで塗装工事が行われる場合、特に注意したいのが塗料の飛散や臭い、乾燥時間です。
扉や鉄部を塗装する場合、塗料が乾くまで扉を開閉できないことがあります。
「ちょっと荷物を取り出したい」と思っても、塗装直後なら触らないほうがよいでしょう。
また、塗装工事では養生を行います。周囲をビニールシートなどで覆うため、トランクルームへの出入りが制限されることもあります。
つまり、荷物を空にしなくてもよい場合であっても、工事期間中は一時的にトランクルームが使えなくなる可能性があるのです。
ここを忘れてしまうと、「明日使う予定だったスーツケースが取り出せない!」なんてことにもなります。
大規模修繕の工程表を確認して、トランクルームが使用できない期間を把握しておきましょう。
荷物を移動する場合はどこへ置けばいい?
トランクルームを空にする必要がある場合、次に困るのが「荷物をどこへ置くのか」です。
室内に置ける量なら問題ありませんが、トランクルームを物置代わりにしている家庭では、かなりの量になることがあります。
スーツケース、扇風機、キャンプ用品、工具、季節用品などを全部部屋へ持ってくると、今度は室内が物置状態になってしまいます。
(せっかく便利なトランクルームがあるのに、全部部屋へ戻すのはちょっと困りますよね。)
荷物の量が多い場合は、次の方法を検討できます。
- 一時的に室内へ移動する
- 別の収納スペースを利用する
- レンタル収納スペースを利用する
- 不要なものをこの機会に処分する
- 管理組合や施工会社へ相談する
特に大規模修繕は、普段使っていない荷物を整理するよい機会でもあります。
何年も使っていないものが大量に入っているなら、「工事だから仕方なく移動する」のではなく、処分を検討してもよいでしょう。
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トランクルームの荷物を勝手に移動してはいけない
トランクルームの荷物について注意したいのが、管理会社や施工会社から指示がないのに勝手に共用部分へ荷物を移動しないことです。
「工事中だから廊下に一時的に置いておこう」と考えるのは危険です。
共用廊下や避難経路は、荷物置き場として自由に使える場所ではありません。
特に段ボールや家具などを廊下へ置いてしまうと、通行の妨げになるだけでなく、防災上の問題になる可能性があります。
また、トランクルームが共用部分に設置されている場合、荷物の管理方法についてマンション独自のルールが定められていることもあります。
そのため、移動が必要になった場合は、まず工事のお知らせを確認しましょう。
案内に記載がなければ、管理人や管理会社へ「トランクルームの荷物はどこへ移動すればよいですか?」と確認するのが確実です。
大規模修繕工事の前に確認しておきたいこと
大規模修繕工事が始まる前には、トランクルームについて次の点を確認しておくと安心です。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 工事範囲 | トランクルームも修繕対象なのか |
| 荷物 | 荷物を全部出す必要があるのか |
| 移動期限 | いつまでに荷物を移動するのか |
| 使用制限 | 工事期間中も利用できるのか |
| 塗装 | 扉・枠・内部などを塗装するのか |
| 保管場所 | 移動した荷物をどこへ置くのか |
特に重要なのが「工事期間中も使えるのか」という点です。
荷物を出す必要がなくても、養生や塗装によって一時的に使用できなくなる可能性があります。
例えば、普段トランクルームに置いている自転車用品を工事期間中に使う予定があるなら、あらかじめ室内へ移しておいたほうがよいでしょう。
大規模修繕は数日で終わる工事ばかりではありません。工程によっては、使用できない期間が長くなることもあります。
まとめ|大規模修繕ではトランクルームの工事内容を確認しよう
マンションのトランクルームは、普段の生活では非常に便利な共用設備です。
お部屋に持ち込みたくないスーツケースや季節用品などを収納できるため、収納スペースの少ないマンションでは特に助かります。
しかし、大規模修繕工事では、トランクルームの扉や枠、内部、周辺部分などが工事対象になる場合があります。
その場合は荷物の移動が必要になったり、工事期間中に使用できなくなったりする可能性があります。
一方で、すべてのマンションでトランクルームを空にしなければならないわけではありません。
重要なのは、自分のマンションでどこまで工事を行うのかを確認することです。
工事のお知らせ、工程表、説明会資料などを確認し、分からない場合は管理人や管理会社へ問い合わせましょう。
「荷物はそのままでいいだろう」と自己判断するより、工事前に一度確認しておく。そのひと手間だけで、大規模修繕工事中の「荷物が取り出せない」「塗料が付いてしまった」といったトラブルを防ぎやすくなります。
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