中古マンションの鍵交換は買主負担なのか?防犯対策を!
中古マンションを購入した場合に気になるのが、玄関ドアの鍵交換はできるのかということではないでしょうか。前所有者から鍵を全て受け取っている筈なのですが、スペアーキーとして複製していないとも限りません。中古マンションの鍵交換はどうするのでしょうか。夜も寝られず心配な場合は、安心のために鍵交換を考えてみましょう。
■ 目次 ■
中古マンションの鍵交換
中古マンションを購入する場合、玄関ドアの鍵交換まで頭が回らないかもしれません。しかし、考えてみてください。賃貸マンションの場合は、入居者が変わる度に仲介不動産会社が玄関ドアの鍵を交換しているではありませんか。
新しい入居者に対して、鍵交換のための費用を請求しているケースが多く、入居者が変わる度に当たり前のように鍵交換を行っています。鍵交換の費用は、入居者の負担となっています。
中古マンションの場合でも、入居者が変わるわけですから、鍵交換を行ったとしてもなんら不思議ではなく、むしろ防犯面から鍵交換を積極的に行うべきなのではないかと思います。
分譲マンションの入居者が変わるということは、賃貸マンションと比較すれば、頻度はそんなに多くはないかもしれませんが、分譲マンションを賃貸として貸し出しているお部屋も存在することからも、中古マンションの鍵交換を行う方法を知っておくべきと思います。
売主側も、新築マンションで入居する際に渡される鍵のうち、何本かは紛失してしまっている可能性もありますからね。
売買契約書の確認を
まずは、中古マンションを購入する時に交わす「不動産売買契約書」を確認してみましょう。玄関ドアの鍵交換の費用負担は、売り主か買主かどちらになっているでしょうか。「売買契約書」に鍵交換についての記載がないのであれば、買主の負担で鍵交換を行うことになります。
本来ならば、「不動産売買契約書」に、鍵交換の費用負担について記載しておくとトラブルを防ぐことができるのですが、仲介不動産屋が作成する「不動産売買契約書」に、鍵交換まで気を回すかどうかは疑問です。
ですから、自ら「不動産売買契約書」を注意深く読んで、鍵交換について中古マンションの売買が成立する前にきちんと整理しておくことが望ましいです。中古マンションの売主側も、鍵交換のことに意識がないかもしれませんね。
どんな鍵でもよいの?
中古マンションとして所有権が渡ったのだから、自分の好きな鍵に交換してもよいのかと言うと、どんな鍵でもよいわけではありません。
玄関ドアの鍵は、マンション全体のオートロックの解除キーを兼ねているため、理事長や管理組合/管理会社に鍵交換を行う方法を聞くのがよいでしょうね。
マンションによっては、緊急時のために鍵を預かる場合もあります。黙って勝手に鍵を交換してしまうと、緊急時に鍵が開かないことになるからです。
オートロック兼用の鍵は、鍵を作るのに時間がかかりますので、マンションに入居する前にお早めに手配することをおすすめします。防犯性の高いディンプルキーの場合は、専用の製作マシンが必要となりますので、時間も費用も必要となります。
おわりに
中古マンションを購入することになったら、玄関ドアの交換をおすすめします。たまに、鍵交換を行わない方も聞きますが、やはり防犯のためには交換しましょう。
悪意はないかもしれませんが、売主や仲介不動産会社が鍵を保管していることも考えられます。新しい鍵に交換した方が安心して住むことができるのではないでしょうか。
買主負担となることが多いですが、安心安全代だと思って割り切りましょう。マンション本体の金額と比べれば、鍵交換は、そんなに高いものでもありませんから。
中古マンションの鍵交換は買主負担なのか?防犯対策を!
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