マンションの排水管清掃に準備すべきことは何か

「マンションの排水管清掃があるけれど、何を準備すればいいの?」
「キッチンの下が物でいっぱい……」「洗面所や浴室も見られるのが恥ずかしい」「そもそも部屋が汚いので、業者さんを入れたくない」
このように、排水管清掃の案内が届くと、清掃そのものよりも「業者を部屋に入れるための準備」が気になってしまう人もいるのではないでしょうか。
排水管清掃は、専有部分にあるキッチンや洗面所、浴室などの排水口から作業を行うことがあります。そのため、清掃当日までに作業しやすい状態にしておくことが大切です。
しかし、排水管清掃の日程が分かっていても、仕事や家事などで片付ける時間が取れないことがあります。私自身も「数日前から少しずつ片付ければいい」と思っていても、気が付けば前日になっている……なんてことはあります(これは本当にありがちです)。
では、マンションの排水管清掃には、具体的に何を準備すればよいのでしょうか?
~ この記事で分かること ~
- 排水管清掃前に準備する場所
- キッチンの片付け方
- 洗面所・浴室の準備
- 汚部屋で業者を呼ぶ場合の対処法
- 清掃を断らないほうがよい理由
■ 目次 ■
マンションの排水管清掃前に準備すること

マンションの排水管清掃では、まず「作業する場所の前を空ける」ことを意識しましょう。
排水管清掃だからといって、家中を大掃除する必要はありません。
ここは重要です。業者が必要としているのは、部屋全体がモデルルームのように片付いていることではなく、排水口や排水管周辺で作業できるスペースです。
例えばキッチンなら、シンクの中に食器や鍋が大量に入っている状態よりも、作業しやすいように片付けておいたほうがスムーズです。
また、洗面所の床に洗剤やバケツ、タオルなどが大量に置かれている場合も、作業の邪魔になる可能性があります。
準備する場所を整理すると、次のようになります。
- キッチンのシンク周辺
- シンク下の収納
- 洗面所の洗面台周辺
- 浴室の排水口周辺
- 洗濯機周辺
- 排水管につながる設備の周辺
ただし、どこまで片付ける必要があるかは、マンションや清掃業者の作業方法によって異なります。
そのため、配布された「排水管清掃のお知らせ」などに準備事項が書かれている場合は、まずそちらを確認してください。
キッチンはシンク周辺を重点的に片付ける
排水管清掃で特に気になるのがキッチンではないでしょうか。
料理をした後の食器、調理器具、洗剤、スポンジなどがシンク周辺に置かれていると、清掃業者が作業しにくくなります。
そこで、清掃前には食器を洗って収納し、シンクの中をできるだけ空けておくことをおすすめします。
さらに、シンク下の収納についても確認しておきましょう。
排水管の位置によっては、収納物を移動させる必要があります。調味料や洗剤、鍋などを詰め込んでいる場合は、必要に応じて取り出せるようにしておくと安心です。
ただし、ここでも「シンク下を全部空っぽにしなければならない」と考える必要はありません。
実際に作業する場所を確保できればよいので、必要以上に片付けを頑張らなくても大丈夫です。
むしろ、排水管清掃のために家中の収納を整理し始めると、それだけで疲れてしまいます(そして途中で嫌になるパターンです)。
洗面所・浴室も排水口周辺を確認する
キッチンだけでなく、洗面所や浴室も排水管清掃の対象になることがあります。
洗面所では、洗面台の下や排水管周辺に物が詰め込まれていないか確認しておきましょう。
例えば、洗剤や掃除用品、トイレットペーパーなどを収納している場合、作業スペースにかかるものだけ移動させます。
浴室については、排水口周辺に置いてある風呂イス、洗面器、シャンプー類などを一時的に移動させておくと、作業しやすくなります。
また、洗濯機周辺についても注意が必要です。
洗濯機の排水口は、普段ほとんど掃除しない場所です。そのため、ホコリや髪の毛などがたまっていることがあります。
だからといって、無理に洗濯機を動かす必要はありません。住民が勝手に洗濯機を移動させるのではなく、作業方法を清掃業者に確認するほうが安全です。
排水管清掃は、普段目にしない場所を確認する貴重な機会でもあります。「どうせ見えないから」と放置するより、この機会に排水口周辺だけでも確認しておくとよいでしょう。
なお、当日の作業方法や対象箇所については、マンションごとの案内を確認してください。
【関連記事】排水管清掃の実施日にマンションに不在の対処は?
「汚部屋だから業者を入れたくない」はどうする?
排水管清掃で意外と大きな問題になるのが、「部屋が汚くて業者を入れられない」というケースです。
「キッチンに物が積み上がっている」「洗面所に洗剤が散乱している」「床にも荷物が置いてある」など、普段から片付けが苦手な人にとっては、かなりのプレッシャーでしょう。
しかも、業者さんは知らない人です。
「こんな部屋を見られるのは恥ずかしい」と感じるのも、無理はありません。
しかし、ここで排水管清掃そのものを断ってしまうのは、あまりおすすめできません。
「恥ずかしいから入室を断る」ことで、せっかくの清掃機会を失ってしまうからです。
排水管の汚れは、目に見える部分だけではありません。長期間清掃されない状態が続けば、排水の流れが悪くなったり、悪臭などの原因になったりすることもあります。
部屋が汚れているからといって、排水管まで放置してしまうのは本末転倒です。
全部を完璧に片付ける必要はありません。まずは業者が通る場所と作業する場所だけを確保しましょう。
時間がないなら「水まわりだけ」に絞って片付ける
排水管清掃の日が決まっているのに、仕事が忙しくて片付ける時間がない人もいるでしょう。
そんな場合は、優先順位をつけることが大切です。
例えば、1時間しか片付ける時間がないのであれば、リビングの本棚を整理するよりも、キッチンや洗面所などの水まわりを優先します。
具体的には、次の順番で片付けると効率的です。
- キッチンのシンクを空ける
- シンク下の作業スペースを確保する
- 洗面台周辺を片付ける
- 浴室の排水口周辺を空ける
- 洗濯機周辺を確認する
- 業者が通る動線を確保する
これだけでも、かなり違います。
リビングに多少物が出ていても、排水管清掃そのものには直接関係しない場合があります。
「家中を掃除しなければ業者を呼べない」と考えるから、準備が大変になるのです。
「排水管清掃に必要な場所だけ片付ける」と割り切ってしまいましょう。
もちろん、業者が室内を移動する必要がある場合は、通路だけでも確保しておくことが大切です。
どうしても片付ける時間がないなら家事代行も選択肢
「仕事が忙しくて、本当に片付ける時間がない」「自分一人では手に負えない」「業者に汚い部屋を見られるのがどうしても嫌だ」という場合もあるでしょう。
そんなときは、プロの「家事代行サービス」
を利用する方法もあります。
キッチン、換気扇、浴室、トイレ、洗面所など、水まわりを中心に掃除してもらえば、排水管清掃の準備と合わせて住まいをきれいにできます。
自分で3時間、4時間かけて掃除するより、プロに依頼して短時間で片付けるという考え方もあります(もちろん費用はかかります)。
特に「恥ずかしいから排水管清掃を断る」というくらいなら、清掃サービスを使ってでも受けるほうがよいのではないでしょうか。
さらに、普段なかなか掃除できないベランダ・バルコニーについても、「ベランダ・バルコニーのクリーニング」
を利用できます。
水まわりとベランダをまとめてきれいにする機会にしてしまうのも、一つの方法です。
排水管清掃の日に準備できなかったらどうする?
「片付けるつもりだったのに、結局何もできなかった」ということもあります。
ここで「もう無理だから清掃を断ろう」と考えないでください。
当日でも、作業員が来る前に最低限のスペースを確保できれば、できる範囲で対応しましょう。
食器をシンクから移動する、洗面所の床にある荷物を端へ寄せる、浴室の排水口周辺を空けるなど、10分程度でもできることはあります。
また、作業員に対して「すみません、片付いていなくて」と必要以上に気にする必要もないでしょう。
清掃業者は、さまざまな住戸を訪問して作業しています。
「完璧に片付いた部屋でなければならない」というルールはありません。
もちろん、作業を妨げるほど物が置かれている場合は問題になりますが、多少生活感がある程度なら、必要な場所を片付けることを優先しましょう。
マンションの排水管清掃は断らないことが大切
マンションの排水管清掃は、普段あまり意識しない排水管を清掃してもらう貴重な機会です。
準備するポイントは、家中をピカピカにすることではありません。
キッチン、洗面所、浴室、洗濯機周辺など、実際に作業する場所を片付けて、作業スペースを確保することが基本です。
「部屋が汚いから業者を入れたくない」と思っても、排水管清掃そのものを断ってしまうのは避けたいところです。
せっかくマンション全体で実施される清掃なのに、自分の住戸だけ受けないのはもったいないです。
どうしても準備する時間がない場合は、水まわりだけに絞って片付ける方法があります。それでも難しい場合には、プロの家事代行サービスを利用する方法もあります。
完璧を目指す必要はありません。
「キッチンのシンクを空ける」「洗面所の床を片付ける」「浴室の排水口周辺を空ける」など、必要な場所から始めれば十分です。
排水管清掃の日が近づいてきたら、まずは「業者がどこで作業するのか」を確認してください。
そして、その場所だけを片付けておきましょう。
汚部屋だから……と恥ずかしがる必要はありません。清掃を受けることのほうが、住まいを衛生的に保つためには大切です。
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