マンション1階の浸水対策!水害から部屋を守る方法と注意点

「マンションの1階に住んでいるけれど、大雨で浸水しないか心配」
「台風や線状降水帯による大雨が発生したら、どこまで水が入ってくるの?」
「玄関やバルコニーから水が入ってきたら、どうすればいい?」
このような不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
マンションの1階は、エレベーターを使わずに出入りできたり、階下への足音を気にせず生活できたりするメリットがあります。一方で、豪雨による道路の冠水や河川の氾濫、排水設備の能力を超える雨などによって、浸水被害を受ける可能性があります。
特に注意したいのが、マンションの1階だからといって、必ずしも浸水するとは限りませんが、上階よりも水が直接入り込みやすい場合があるということです。
玄関ドアの下やバルコニーの出入口、窓の隙間などから水が入り込むと、床や家具、家電製品が被害を受ける可能性があります。また、建物の外が冠水すると、避難や外出が難しくなることも考えられます。
では、マンションの1階に住んでいる場合、どのような浸水対策を行えばよいのでしょうか?
この記事では、マンションの1階に住む人が確認したい浸水リスクから、玄関や窓からの浸水対策、事前に準備しておきたい防災用品、管理組合への確認事項まで分かりやすく解説します。
~ この記事で分かること ~
- マンション1階で浸水する原因
- ハザードマップで確認するポイント
- 玄関や窓からの浸水対策
- 大雨の前に準備したい防災用品
- 管理組合や管理会社に確認したいこと
■ 目次 ■
マンションの1階は浸水しやすい?まずは水害リスクを確認

マンションの1階に住んでいる場合、まず確認したいのが、住んでいる地域の水害リスクです。
マンションというと、鉄筋コンクリート造で頑丈な建物をイメージする人も多いでしょう。しかし、建物そのものが頑丈であっても、周辺の道路や敷地が冠水すれば、1階の住戸に水が入り込む可能性があります。
例えば、短時間に大量の雨が降り、道路の排水が追いつかなくなると、マンションの敷地やエントランス付近に水がたまることがあります。
また、近くの河川が氾濫した場合や、下水道などの排水能力を超える雨が降った場合にも、浸水が発生する可能性があります。
特に注意したいのが、河川から離れている場所でも、内水氾濫によって浸水する場合があることです。
「近くに大きな川がないから大丈夫」と考えてしまいがちですが、道路の低い場所や周囲よりも土地が低い場所では、雨水が集まって浸水することがあります。
ハザードマップで浸水想定区域を確認する
最初に確認したいのが、自治体が公表しているハザードマップです。
ハザードマップでは、洪水や内水氾濫などによって、どの地域でどの程度の浸水が想定されているのかを確認できます。
確認するポイントは次のとおりです。
- マンションの所在地が浸水想定区域に含まれているか
- 想定される浸水の深さはどの程度か
- 浸水が継続すると想定される時間
- 近くの避難場所と避難経路
- 河川の洪水と内水氾濫の両方のリスク
浸水想定の深さが分かれば、玄関前にどの程度の水がたまる可能性があるのか、家具や家電製品をどこに置くべきかを考える参考になります。
ただし、ハザードマップは想定条件に基づいて作成されたものです。想定区域外だからといって、浸水の可能性が完全になくなるわけではありません。
マンションの所在地だけでなく、周囲の道路の高低差や、過去に浸水したことがある場所かどうかも確認しておくとよいでしょう。
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マンション1階の浸水対策!玄関から水が入るのを防ぐ方法
ハザードマップで浸水リスクを確認したら、次に考えたいのが、住戸への浸水を防ぐ対策です。
マンションの1階では、玄関ドアや窓、バルコニーの出入口などが浸水経路になる可能性があります。
ただし、玄関前に水がたまった場合でも、必ず室内に水が入るとは限りません。反対に、わずかな隙間から水が入り込み、気付いたときには床が水浸しになっていることも考えられます。
大雨が降ってから慌てるのではなく、事前に対策を準備しておきましょう。
玄関ドアの浸水対策には止水板や土のうを検討
玄関からの浸水を防ぐ方法として、止水板や土のうなどがあります。
止水板は、出入口などに設置して水の侵入を抑えるための設備です。製品によっては、工具を使わずに設置できるものもあります。
土のうは、玄関前などに積み上げて水の流入を抑える方法です。ただし、水圧や設置場所によっては十分に防げない場合があります。
また、簡易的な水のうや吸水性のある防水用品も販売されていますが、すべての浸水に対応できるわけではありません。
止水板や土のうは、浸水を完全に防ぐものではなく、水の侵入を抑えるための対策と考えておきましょう。
なお、分譲マンションでは、玄関ドアや共用廊下が共用部分に該当する場合があります。止水板を固定したり、共用部分に土のうを置いたりする場合は、管理規約や管理会社の指示を確認してください。
窓やバルコニーからの浸水にも注意
玄関だけでなく、窓やバルコニーの出入口から水が入り込む可能性もあります。
特に、周囲よりも低い位置にある窓や、排水口に落ち葉などが詰まっているバルコニーでは注意が必要です。
普段から、次のポイントを確認しておきましょう。
- 窓やサッシに破損がないか
- バルコニーの排水口が詰まっていないか
- 排水を妨げる荷物を置いていないか
- 窓際に大切な家電製品を置いていないか
ただし、バルコニーの排水口や排水設備の清掃については、マンションごとに管理上のルールがある場合があります。無理に分解したり、共用設備に手を加えたりすることは避けましょう。
また、台風や大雨の最中に外へ出て作業するのは危険です。排水口の確認や荷物の移動などは、天候が悪化する前に済ませておくことが大切です。
マンション1階で浸水する前に準備したい防災用品
浸水対策では、玄関などから水が入るのを防ぐだけでなく、万が一、浸水した場合に備えることも重要です。
例えば、床に置いている家電製品や収納ケースが水に浸かると、故障や買い替えが必要になる可能性があります。
大雨が予想される場合は、被害を受けやすい物を事前に移動しておきましょう。
| 準備・対策 | 確認したいこと |
|---|---|
| 止水板・土のう | 設置場所と使用方法を事前に確認する |
| 防水用品 | 玄関などの浸水しやすい場所に備える |
| 家具・家電 | 床に直接置かず、高い場所へ移動できるようにする |
| 貴重品・重要書類 | 水に濡れにくい場所に保管する |
| 非常用持ち出し袋 | 水、食料、薬、懐中電灯などを準備する |
| スマートフォン | 充電器やモバイルバッテリーを用意する |
特に注意したいのが、床に置いている電源タップや延長コードです。浸水すると感電や漏電などの危険があるため、水が迫っている状況で無理に移動させることは避けてください。
また、浸水したコンセントや電気設備には触れず、安全を確保したうえで管理会社や電気工事の専門業者などに相談しましょう。
水が入ってきてから対策するのではなく、大雨が降る前に移動できる物を移動しておくことが重要です。
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マンションの1階が浸水したらどうする?避難時の注意点
どれだけ対策をしていても、想定を超える大雨や河川の氾濫などによって浸水する可能性はあります。
そのため、浸水を防ぐことだけでなく、危険が迫ったときにどう行動するかも考えておきましょう。
自治体から避難情報が発令された場合や、周囲の道路が冠水し始めた場合には、ハザードマップや避難情報を確認し、早めの避難を検討してください。
特に、道路が冠水してから外へ出ると、マンホールのふたが外れていたり、道路の段差が見えなくなっていたりする危険があります。
浸水が始まってから無理に外へ出るのではなく、安全に避難できる段階で行動することが大切です。
上階へ避難すれば安全なのか?
マンションの上階へ移動することが有効な場合もありますが、必ずしも安全とは限りません。
建物の構造や浸水の深さ、停電の可能性、避難経路の状況などによって、取るべき行動は異なります。
また、河川の氾濫などで建物周辺が浸水すると、外部への移動が難しくなる場合があります。自宅にとどまることが安全なのか、指定避難場所へ移動するべきなのかを、自治体の避難情報などに基づいて判断してください。
避難するときは、エレベーターが停止する可能性も考えておきましょう。浸水した場所や冠水した地下部分には近づかないでください。
なお、マンションの共用廊下や階段などを避難に使用する場合も、普段から避難経路を確認しておくことが大切です。
マンションの浸水対策は管理組合・管理会社にも確認しよう
マンションの浸水対策は、各住戸だけで完結するものではありません。
敷地内の排水設備やエントランス、共用部分の止水設備など、管理組合や管理会社が対応する設備もあります。
例えば、敷地内に雨水がたまりやすい場所がある場合、排水設備の点検や改善が必要になることも考えられます。
管理会社や管理組合に確認したいポイントは、次のとおりです。
- 過去にマンション敷地内で浸水したことがあるか
- エントランスなどに止水設備が設置されているか
- 排水設備の点検や清掃が行われているか
- 大雨の際の連絡方法や対応手順が決まっているか
- 避難場所や避難経路が周知されているか
特に、過去に浸水被害があったマンションでは、被害の原因や再発防止策を確認しておくとよいでしょう。
管理組合の理事会で浸水対策を検討する場合は、管理会社に相談し、必要に応じて専門業者による調査や見積もりを依頼する方法もあります。
ただし、共用部分の設備を変更する場合には、管理規約や管理組合の決議など、必要な手続きを確認することが重要です。
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マンション1階の浸水被害は火災保険で補償される?
浸水対策を考えるとき、気になるのが火災保険です。
「マンションの1階が浸水したら、火災保険で修理費用を補償してもらえるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
しかし、火災保険に加入していれば、どのような浸水被害でも補償されるとは限りません。
水災補償の有無や補償対象、支払い条件などは、契約内容によって異なります。
また、分譲マンションでは、専有部分の家財や内装などに関する保険と、管理組合が加入する共用部分の保険を分けて考える必要があります。
例えば、室内の家具や家電製品が浸水した場合と、マンションの共用設備が被害を受けた場合では、確認すべき保険が異なる可能性があります。
浸水被害に備えるなら、火災保険の水災補償が付いているか、どのような条件で保険金が支払われるかを事前に確認しておきましょう。
補償内容が分からない場合は、保険証券や契約内容を確認し、保険会社や代理店に問い合わせることをおすすめします。
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まとめ|マンション1階の浸水対策は事前準備が重要
マンションの1階は、道路の冠水や河川の氾濫、内水氾濫などによって浸水被害を受ける可能性があります。
そのため、「マンションだから大丈夫」「今まで浸水したことがないから安心」と考えるのではなく、住んでいる地域の水害リスクを確認することが大切です。
まずは、次のポイントを確認しておきましょう。
- 自治体のハザードマップで浸水リスクを確認する
- 玄関や窓などの浸水経路を把握する
- 必要に応じて止水板や土のうなどを準備する
- 床に置いている家電や貴重品を移動できるようにする
- 避難場所や避難経路を確認する
- 管理会社や管理組合に共用設備の対策を確認する
- 火災保険の水災補償を確認する
浸水対策は、被害が発生してからでは間に合わない場合があります。
特に、大雨や台風が接近しているときは、外へ出て土のうを積んだり、冠水した場所で作業したりすることは危険です。
マンションの1階に住んでいる人は、「浸水してからどうするか」だけでなく、「浸水する前に何ができるか」を考えておきましょう。
日頃からハザードマップや避難経路を確認し、必要な防災用品を準備しておくことが、いざというときの被害軽減につながります。
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