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レオパレスの引越し代は全額負担だけど難民大量

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以前「レオパレス潰れるのでは?ガイアで明かした全棟調査もウソ?」で綴ったように、レオパレスの施工不良が公に発覚しました。社長が謝罪して、引越し代金はレオパレス21が全額負担するという対応ですが、大量の引越し難民という新たな問題が浮上しています。引越し難民にならないためにはどうしたらよいのでしょうか。レオパレスの問題はいつになったら全面的に解決するのでしょうか。

影響の入居者数は

今回の施工不良で、引越しを余技なくされている入居者数は、なんと14000人ということです。「危ないので、急に引っ越せ!」と言われても、そんなに簡単に引っ越しすることができるとは思えません。

レオパレスの物件は、家族で入居するというよりは、単身での入居が多いですから、単純計算で、約14000件の引っ越しをしなければならないということです。引越し代はレオパレス21が全額負担とのことですが、引越し費用の問題だけではありません。

簡単には引っ越せない

引越しって簡単ではありません。なぜなら、管理人:info-mansionも、過去に何度となく引っ越しを行った経験がありますが、引っ越しって結構面倒なんですよね。引っ越しを経験された方は分かると思いますが、①転居先を見つける、②引っ越し業者を手配する、③引っ越しの準備をする、④引っ越し前の手続き、⑤引っ越し、⑥引っ越し後の手続きが必要となるからです。

①転居先を見つける

当たり前なのですが、新居を見つけないと引っ越しはスタートできません。普段仕事をしている方にとって、不動産屋へ行って、新居を探して、手続きをすることはハードルが高いです。

インターネットで良さそうな物件を探すことはできたとしても、物件を取り扱っている不動産会社へ行って、いくつかの部屋を内見することが、時間的に難しいからです。仕事を休んでゆっくり探せるのであればよいのですが、限られた時間の中での物件選びは困難を極めます。

現在住んでいる周辺で見つけるのが理想的ですが、現在住んでいる場所から遠い場所を探すとなると、行くまでが大変です。近くにせよ遠くにせよ環境が大きく変わってしまうのは慣れるまでが大変ですからね。

②引っ越し業者を手配する

自力で引っ越すことができればよいですが、テレビや冷蔵庫・洗濯機・ベッドなどを運ぶのは困難が伴います。隣の部屋であれば自力で引っ越すことも可能なのかもしれませんが、やはりプロの業者の力が必要となります。

例年3月は、引っ越しのシーズンです。4月から新たに入学や就職が決まって新生活を始める季節ですので、希望通りに引っ越し業者を手配するのは困難です。

通常は、3業者以上見積して、最も条件のよい業者に依頼するのが普通です。しかし、繁忙期ですので、見積に業者がくることすら困難で断られてしまうケースもあるということです。

運よく見積ができたとしても、引っ越し代金が高かったり、希望の日に引っ越し手配ができないのではないでしょうか。引っ越し業者も人手不足に加えて、繁忙期ですから人もトラックも不足している状況です。

③引っ越しの準備をする

毎日の生活をしながら、引っ越しの準備をすることの大変さは実際に引っ越しを経験された方でなければ分からないかもしれません。届いたダンボールに、普段の生活で使用しない物から順に詰めていくのです。単身(一人暮らし)の場合は、荷物の量が少ないだろうと思われがちですが、意外と荷物の量があることに驚くほどです。

どのダンボールには、どんな荷物を入れたのかが分かるように書いておくと引っ越し後の作業がスムーズに行えます。この再、荷物の断捨離をするのもよいかと思います。なるべく荷物を減らすことがスムーズな引っ越しのコツと言えるでしょうね。

中には、引っ越し業者がきているのに、まだ引っ越し準備の最中だったということにもなりかねません。引っ越し日が決まったら、すぐに引っ越しの準備をすることをおすすめします。

④引っ越し前の手続き

電気やガス・新聞を止める手続き、ガスの閉栓手続きを行わなければなりません。NHKや郵便局・会社などにも新しい住所を届ける必要があります。ガスの閉栓手続きには、本人の立ち合いが必要となります。役所に転出届へ提出することも必要です。

新居の鍵を受け取らなければなりません。不動産会社との契約でいつからもらえるのかは分かりませんが、鍵がなければ引っ越すことができません。

⑤引っ越し

いよいよ実際の引っ越しを行います。引っ越しをスムーズに進めるためには、業者任せにせず自分でも手伝えることは率先して行うとよいでしょう。最終的には、全ての荷物をトラックに積み込みができたのかを確認する必要があります。

現状復帰するのが原則です。入居した時と同じ状態にしなければなりません。郵便ポストに貼った名前やシールなども全て剥がすことを忘れないようにしましょう。

⑥引っ越し後の手続き

ガスの開栓手続き、電気やガスの手続きが必要です。引っ越しした後は、生活ができるようにダンボールから荷物を取り出して整理します。必要最低限の荷物を出して生活を始めます。役所へ転入届を出し、携帯電話やクレジット会社などに新住所を届けることも必要です。

会社や学校までの通勤定期や通学定期の変更手続きや通勤/通学ルートの確認、どこに何があるのかお店情報をリサーチするなど色々な手続きを行う必要があります。さらに、友人や親へ新しい住所を知らせる必要もあります。

郵便番号を含めた住所が変わると、再度覚え直さなくてはなりません。運転免許証の住所変更も必要となります。固定電話を引いているのであれば、電話場合も変更となります。

引っ越し難民から逃れる方法

引っ越しは困難ですが、引っ越し難民から逃れる方法を綴ります。

自力で引っ越す

自分で引っ越すことはできないでしょうか。レオパレスに住んでいるのは、家具家電付き の一人暮らしの場合があります。家具家電付きの場合は、大きな荷物がないでしょうから、自分で荷物をまとめて引っ越すことが可能なのではないでしょうか。

友人や親戚に手伝ってもらう

一人で引っ越しを行うことが困難な場合は、友人や親戚・職場の同僚などに引っ越しを手伝ってもらうように頼みます。トラックを運転することができたり力仕事は得意という方もいるかもしれませんので、ご自分の周りの方を探してみてください。上司に話すと、知っている業者を紹介してくれるかもしれませんよ。

ただし、友人や親戚・同僚に手伝ってもらった場合は、それ相応の謝礼をすることをお忘れなく。今後の人間関係に響くかもしれませんからね。

ジモティーで募集する

「ジモティー」には、「譲って・助けて」という場所があります。引っ越しを手伝ってくれる人を探してみるのも手です。逆に「引っ越し手伝い」を呼びかけるのもよいでしょう。条件が合えば、手伝ってもらえます。ただし、引っ越しのプロではないので、故障や破損の危険があることは理解して、大事なものは自らが運ぶべきです。

赤帽がおすすめ

引っ越し業者と言って思い浮かべる業者は、アート引越センター・サカイ引越センター・ハトのマークの引越センター・アーク引越センター・アリさんマークの引越社などの大手だと思います。

たくさんの引っ越しを行っているだけに、ノウハウも高く、安心・安全・顧客満足度も高いのがよいところでしょうね。ただし、大手だけに、引っ越し件数もたくさんあり人手が不足しています。

単身者の引っ越しであれば、軽トラックを使った運送業者「赤帽」をおすすめします。荷物の量も少ないため、大手でなくても引っ越しには十分対応できます。

「赤帽」は、個人事業主なので融通が利き、依頼者のニーズに柔軟に対応できるのですが、サービスの質が一定していないので当り外れは覚悟しなければならないというデメリットがあります。

管理人:info-mansionも、以前の引っ越しで「赤帽」にお世話になったことがありました。「赤帽」のよいところは、助手席に乗って一緒に新居に行けたことです。移動中に、引っ越しの話題や新居先の情報など道中も楽しく過ごせました。人にもよるかと思いますが、大手の引っ越し業者は乗せてくれませんでした。

宅急便で送る

最悪の場合は、ヤマト運輸(クロネコヤマト)や佐川急便・福山通運などの運送会社に荷物を宅急便として送ることです。梱包のダンボールは自力で確保しなければなりませんし、宅配伝票も全て記入しないといけません。

おわりに

レオパレスの施工不良が発覚し、多大な影響を及ぼす事件へと発展しました。引越し代金はレオパレスが全額負担するというものの「引っ越し難民」という課題が残りました。

引越しもレオパレス側で手配してくれればよいのですが、引っ越し代を出すのが精一杯のようです。折しも引っ越しシーズン真っ只中のできごとに、当事者は大変なのだと思います。引っ越しって、結構なエネルギーが必要となりますから。

ただでさえ大変な引っ越しなのですから、急に引っ越せと言われても対応できないのではないでしょうか。引っ越しシーズンであるがゆえに、希望の新居を見つけることが難しいと思います。

賃貸料や環境を考慮して、レオパレスの物件を選んで住んでいることと思います。同等の物件が見つかればよいのですけどね。近隣にレオパレスと同じようなスペックのアパートやマンションで空室があるのであれば、是非、教えてあげて欲しいものですね。

「引越し難民」という言葉が、今年の流行語大賞にノミネートされるかもしれませんね。

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レオパレスの引越し代は全額負担だけど難民大量発生!

引越しシーズンに限らず大変です。
※アフィリエイト広告を利用しています。
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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

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