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レオパレス潰れるのでは?ガイアで明かした全棟調査もウソ?

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2019年2月5日(火)放送のテレ東「日経スペシャル ガイアの夜明け」では、「マネーの魔力3」と題してレオパレスの不祥事を放送していました。防火壁がないレオパレス物件があるため、全棟調査を行うとしていたが、実際には全棟調査もウソのようです。このままだとレオパレス潰れるのでは?と心配です。レオパレス株主の怒りは当然だと思います。裁判があったのに防火壁なしを認識していなかったという経営陣、本当に大丈夫なのだろうか?レオパレスの夜明けはいつくるのだろうか。

ガイアの夜明けとは

経済ドキュメンタリー番組の位置づけであるテレビ東京の「日経スペシャル ガイアの夜明け」ですが、もはや報道番組・ニュース番組と言ってもよいでしょうね。消費者が知りたい内容をとことんまで追求して放送してくれる番組です。

江口洋介さんの司会で進められる「ガイアの夜明け」は、真実の問題点を我々に明らかにしてくれます。知らない問題点を深く掘り下げ、納得のいくまで取材を行う姿には感動すら覚えます。

経済番組ではあるが、堅苦しい内容ではなく、警笛を鳴らしてくれる番組であるところがお気に入りのテレビ番組のひとつでもあります。「ガイアの夜明け」は、毎週火曜日の22時からの放送です。

防火壁がない建築基準法違反

レオパレスの不祥事とは、防火壁がないレオパレス物件があったということです。これは、「界壁問題」と言っていますが、建築基準法違反となります。防火壁の重要な役割は、隣の部屋に燃え移らないように、被害を拡大しないための壁となります。

「レオパレスの壁は薄いなぁ」と感じていたかつてレオパレス物件に住んでいて経験していましたが、もしかしたら、防火壁がなかった物件だったから、生活音が響いたのかもしれません。私が住んでいた頃は、防火壁がないニュースが全く流れていなかったので分かりませんでした。まさか防火壁の存在を入居の時に確認することはしませんからね。

  • 2018年9月 「不適切な融資が横行した」と経営陣5人が辞任
  • 2018年10月 金融庁が6カ月の業務停止命令を含む行政処分を下す
  • 2018年11月 シェアハウス向けの融資が出来なくなり、1000億円を超える最終赤字
  • 2018年12月 融資への引当金の計上 旧経営陣を提訴

全棟調査もウソ?

レオパレスの公式ホームページには、ネイルシリーズの調査対象:918棟、調査着手済:904棟、調査進捗率:98.47パーセント、界壁不備なし6棟と掲載、6シリーズの調査対象:13791棟、調査着手済:13067棟、調査進捗率:94.75パーセント、界壁不備なし1745棟と掲載されています。

全棟調査の進捗率が、94パーセントないし98パーセントということは、ほとんどの調査が終了しているということになりますが、「ガイアの夜明け」では、実際のレオパレスオーナーに取材を行ったところ、謝罪も一切ないし、調査にレオパレス側が訪れたこともないと憤慨していました。

本当に全棟調査を行ったのだろうか。公式ホームページで公表している進捗率と実際の進捗率は乖離しているのではないかと疑問が残ります。厚生労働省の毎月勤労統計調査が不適切だったことも最近明らかになっているが、不正はいつかバレると思います。そのうちレオパレスそのものが潰れるのでは?と危惧します。

株主の怒りは当然!

防火壁がなかったことが発覚した問題は過去にも報道されていたので知ってはいました。しかし、今回の「ガイアの夜明け」で、新たな問題が浮上したことが分かりました。

2012年の訴訟で、訴訟相手の訴えを100パーセント認めて、和解金を支払っていることが分かりました。何でも、「建築基準法違反」という文言を残したくなかったからなのだそうです。

しかし、経営陣は2018年に初めて知ったと語ったという。もし、2018年に初めてだったというのなら、裁判にもなった重要な事項が経営陣に伝わっていないという情けない事実を物語っている。

しかし、経営陣が知らないはずはない。なぜならば、元レオパレスの従業員が、「100万円以上は社長決裁が必要である。」と語っていたからである。

しかし、2013年11月には、320億円もの公募を増資している事実がある。2012年に発覚した「建築基準法違反」という重大な事実を隠しての増資は、株主には知らされなく調達したことになる。株主の怒りは当然!であろうと思いました。

見逃した方は再放送を

テレピ東京の「日経スペシャル ガイアの夜明け マネーの魔力3」を見逃した方は、月額500円(税別)でパソコンやスマートフォン(スマホ)で見ることができるサービスを展開しています。「ガイアの夜明け」以外にも、「カンブリア宮殿」「池上彰の報道特番」「ワールドビジネスサテライト」などの番組も見ることができます。なお、入会月は無料となります。
https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/

深山英世社長らが謝罪

本日(2019年2月7日)、新たに1324棟の物件で壁や天井などに施工不良が見つかったと発表して謝罪を行いました。「日経スペシャル ガイアの夜明け」の放送直後のあまりにもタイムリーなニュースに驚いています。これも、テレビ放送の影響なのでしょうか。もっと早くに施工不良を認めて、自らが潔く謝罪すべきではなかったのか。

641棟の入居者7782人に引っ越しを要請するということです。引っ越し費用は同社(レオパレス)が負担するということです。役員報酬の一部を返上するとのことですが、資金的には大丈夫なのでしょうか。(一般社団法人共同通信社より引用)

「ガイアの夜明け」、経営陣(深山英世社長)もご覧になったのでしょうか。深山英世社長辞任の可能性を示唆する記者会見がありました。社長が交代したとしても、レオパレスの信用を回復して、きちんとした経営を立て直すことができるのでしょうか。

通話無料の専用電話を設置

どうしたことか。施工不良の物件に関する問い合わせを受け付ける専用電話を設置している。少しでも、レオパレスの信用を回復しようとする試みなのだろうか。

入居者向け:通話無料0120-911165(受付時間10時~19時)
オーナー向け:通話無料0120-082991(受付時間水曜日のみ10時~18時)

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おわりに

テレビ東京放送の「日経スペシャル ガイアの夜明け」、徹底的な取材で問題点をあぶりだす番組であるところが見どころです。

かつて、「レオパレス」に住んでいた経験をしているだけあって、身近に感じる問題です。まだ問題が解決したわけではないだけに、引き続き「マネーの魔力4」として続報を流してもらいたいものである。

レオパレスのオーナーも、住んでいる人も、レオパレスの株主にも、きちんとした説明責任と対応が求められます。このままでは潰れるのではないかと懸念すらするレオパレスです。今後の行方に注目です。もし、レオパレスが潰れたら、色々なところに影響を受けるのではないでしょうか。

「ゴールドレジデンス」と呼ばれる物件から転居要請を行うということですが、これから引っ越しシーズンだと言うのに、引っ越し先を検討したり、引っ越し業者を探したり、転出・転入手続きが必要だったりと何かと大変だと思います。

レオパレス潰れるのでは?ガイアで明かした全棟調査もウソ?

今後の行方から目が離せません。
※アフィリエイト広告を利用しています。
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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

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