「週刊文春」最新号の見出しにレオパレス新たな建築基準法違反が
2019年5月9日(木)発売の雑誌「週刊文春」5月16日号では、レオパレス21に新たな建築基準法違反疑惑のスクープ記事が証拠写真とともに掲載されています。ガス管を下の階から上の階に通すための貫通部に、大きな穴が開けられたままの状態であるとのことです。次々と発覚するレオパレス21の不祥事、徹底的に全てを明らかにしてほしいです。
■ 目次 ■
「週刊文春」最新号より
2019年5月9日(木)発売の雑誌「週刊文春」では、レオパレス21のスクープ記事を掲載しています。全棟検査を行っている最中での新たな不祥事の発覚です。
実際に千葉県の「レオパレス」物件に住んでいた経験として、隣の声が聞こえる/隣の人の目覚まし時計で目が覚めるという笑えないような経験を実際にしています。分譲マンションに移ってからは、隣の声が聞こえるのは、窓を開けてかつベランダで話をしている場合に限ってです。
私が住んだ「レオパレス」物件だけが、特別に壁が薄かったというわけではなく、やはり「レオパレス」は、他の物件でも、手を抜いて建築されているのだと思います。
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建設コストの削減は、企業努力として理解できます。が、建築基準法を満たさないほどのコスト削減は違法です。
不祥事の内容は?
「ゴールド・レジデンス」シリーズの物件は、ガス管を下の階から上の階に通すための貫通部に大きな穴が開けられたまま放置されていること。「コングラツィア」シリーズの物件でも、ガス・上水・排水・換気用パイプを下の階から上の階に通すための貫通部に大きな穴が開けられたままであるとのことである。
何が問題なの?
レオパレス21のワンルームサイズの居室であれば、1階で火事が起きた場合、2階や屋外に到達するまで45分間持ちこたえなくてはいけないと建築基準法で定められているのです。
ところが、この穴の近くで火がつけば、数分で2階に到達することも考えられます。これは、建築基準法違反の疑いが濃厚ということです。
建築基準法を知らずに建築していたとは思えませんから、これは確信的に手を抜いたとしか考えられません。
どうすべきだったのか?
ケーブルや配管の貫通部にできた隙間は、耐火性素材で完全に埋める必要がある。少なくとも下の階の天井と上の階の床を耐火性素材で補強するか、ガスや給排水など配管類を納める空間を別に作らないといけない。
上の階の床は木造なので燃え移りやすい。配管も燃えやすい塩化ビニール製なので不燃性素材で覆う必要があるのです。
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おわりに
まだまだ膿が完全に出し切っていない「レオパレス21」です。私は住む側の人間でしたから、我慢することもできましたが、「レオパレス21」のオーナーは泣くに泣けない状態であろうと思います。
もし建築基準法の建物であるならば、危険な物件であると言えます。何のために建築基準法が定めているのか、違反が起こってしまった根本理由を明らかにして、今後同じような不祥事が起こらないように徹底して調査を行ってほしいです。素人が聞いても「悪質」すぎるのではないでしょうか。
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【追記】
レオパレス2019年3月期の連結業績予想を下方修正して、純損益が690億円の赤字になると発表がありました。売上高は5050億円、営業利益は73億円というから驚きである。
「週刊文春」最新号の見出しにレオパレス新たな建築基準法違反が
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