赤い三角マークの意味を意外と知らないことに驚き!重要です!
マンションやビル・ホテル・病院などの窓に付いている「赤い三角マーク」をご存知でしょうか。意外にその意味を知らない方が多かったので驚きました。非常時には大変重要な赤い三角マークですので、是非重要性の意味を知っておいてほしいです。「赤い三角マーク」の室内側にも配慮しないといけませんよ。
■ 目次 ■
赤い三角マークとは
マンションやビルの窓に付いている「赤い三角マーク」をご存知ない方が、私の周りに多かったので、皆さんにも是非知っておいて頂きたいと思って綴っています。ただのデザインで「赤い三角マーク」を貼ってあるわけではないのです。
「赤い三角マーク」、実は「消防隊進入口」または「非常用進入口」といって、建築基準法に基づいて設置された重要な窓なのです。意外と「赤い三角マーク」の意味が浸透していないということが分かって、逆に驚いています。という管理人:info-mansionも初めから知っていたのではなく、不思議に思ってGoogle先生に教えてもらったのですけどね。
建築関係にお勤めか消防関係などに携わっていなければ知らないのかもしれませんね。「赤い三角マーク」の意味を学ぶ機会はないですからね。マンションでは、「防火管理者」を置くことになっていますので、「防火管理講習」を受けられた方は、知っているかもしれませんね。
【参考】
火災などの非常時に、消防隊が進入するための入り口の意味で「この窓から入ってください。」という意味です。人命救助の場合は、一刻を争いますので、消防隊がどこから進入すればよいのかを分かるようにしているのです。消防隊だって全ての建物の構造を知っているわけではないですからね。
建築基準法で
建築基準法上では、「3階以上の建物で、高さ31メートル以下の部分に赤い逆三角形マークを設置すること。」と定めています。てっきり消防法の法律なのかと思っていましたが、違いました。ここで疑問です。なぜ、高さ31メートル以下の部分なのでしょうか。
31メートル以上のビルには、原則非常用のエレベーターを設置する義務があるからなのです。高さ31メートル以上の高さであれば、消防隊は非常用エレベーターを使用することになるという理由です。はしご車の届く限界の高さが、31メートル以上ということもあるらしいです。
三角マーク室内側の配慮
非常時には、消防隊が進入するのが「赤い三角マーク」の窓であるということが分かりました。では、室内側の配慮はどのようにすべきなのでしょうか。
壁や棚でふさがない
「赤い三角マーク」のある室内側には、壁や棚でふさがないようにしてください。固定するのはもちろん、一時的であったとしても「消防隊進入口」または「非常用進入口」をふさいではいけません。
荷物を置かない
「少しの間なら置いてもよいのでは?」と考えて、荷物を置くことはしないでください。すぐに移動できるようにキャスターが付いている荷物ならよいと考えますが、荷物の類は置かないでください。
燃えやすいものを置かない
「消防隊進入口」または「非常用進入口」の付近に、燃えやすいものを置かないでください。もし、「消防隊進入口」または「非常用進入口」付近が燃えたら、いざという時に進入することができなくなります。せっかくの「赤い三角マーク」の意味がなくなってしまいます。
おわりに
平常時は、使うことのない「消防隊進入口」または「非常用進入口」ですが、災害時などの人命救助が必要な場合には、窓に貼ってある「赤い三角マーク」を目指して、消防隊が進入してきます。
「赤い三角マーク」のある室内側には、机や棚・荷物などのモノを置かないようにしてください。知らないと、うっかり置いてしまいますけどね。万が一、進入時に壊されたとしても、損害賠償してくれるわけではありませんので、責任を持ってスペースを開けるべきです。
マンションでは、緊急車両用スペースが設けられています。この場所に停車や駐車をすることはできないのと同じです。
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