管理会社の変更はデメリットの場合も!リスクが伴います!
朝日新聞の記事「マンション管理会社の変更 増える相談 実はリスクも」には、全く同感です。
「マンション管理会社の変更でトラブルが!安易な変更は不満と後悔が!」でも綴りましたが、管理会社の安易な変更はリスクが伴います。
そもそも分譲マンションの管理は、どこの管理会社に依頼しても同じようなサービスを提供しています。
国土交通省(国交省)の「マンション標準管理規約」や「マンション標準管理規約コメント」が元に作成された管理規約に相違があまりないはずですからね。
マンション管理会社の変更を考えている管理組合は、本当にマンション管理会社の変更を行う必要があるのか考えましょう。
- 管理会社の変更はデメリットの場合も!
■ 目次 ■
管理会社の変更はデメリットの場合も!
朝日新聞に「マンション管理会社の変更 増える相談 実はリスクも」という記事が掲載されました。
マンション管理会社の変更を検討する場合のきっかけとなるのが、管理会社へ支払うマンション管理委託費を削減したいと考えることがあります。
また、マンション管理会社の動きが悪いと思われる場合や契約通りの仕事が出来ていない場合、依頼したことがスピーディに対応してくれないという苦情(クレーム)の多発などがあります。
そこで、管理会社を変更することで問題を解決しようと管理組合は考えるのですが、結論から言うと、管理会社の変更は必ずしもメリットばかりではないということを認識して頂きたいです。
一番多いデメリットは、マンション管理委託費は確かに削減されましたが、サービスまでも削られてしまったという例が多いです。
例えば、勤務時間の縮小や取り扱い業務の取り止め、住民や管理組合への負担増などがあります。
管理会社を変更する以前は、マンション管理に対するノウハウが豊富で多少の無理や希望などの融通は利いてくれたのだが、新しい管理会社になってから全く融通が利かなくなってしまった。
これだったら、「管理会社を変更しなければ良かった!」という後悔の声を時々耳にします。それほど管理会社を変更するということは住民にとって影響を及ぼす行為となりますので、メリットとデメリットを十分認識してから管理会社の変更を行ってください。
マンションの管理は、国土交通省(国交省)の「マンション標準管理規約」や「マンション標準管理規約コメント」が元になって作成された管理規約が基本です。
管理規約から逸脱する行為は、国土交通省(国交省)から指摘を受けてしまうことがあるので、行うことはないでしょう。
ですから、どの管理会社も似たり寄ったりのサービスを展開するのが基本的なスタンスです。
管理会社によって、フロント担当者がベテランであったり、あまり仕事に慣れていない担当者ということはありますが、基本的にはどの管理会社も同じであると認識した方が無難です。
あまりにも期待だけが先行すると、がっかりという思いが大きくなります。安易な管理会社の変更は、マンション住民のためにはなりません。
管理会社の変更は、膨大な労力を伴います。労力を使ってもメリットがあるのか考えてから変更を行いましょう。
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管理会社の変更は、ちょうど転職活動と言えるでしょうね。給与面、人間関係、仕事のやりがいなどの不満から転職を考えるのですが、転職先で問題が解決されるという保証はありません。
同様に管理会社を変更しても、問題が解決される保証がありません。現状維持であれば良くて逆にサービスが低下したということも良く聞く事例です。
管理会社を変更せざるを得ない状態なのか、よく吟味しないといけません。最低賃金が定まっている以上、極端に管理委託費を削減することはないでしょう。
転職同様、隣の芝生は青く見えるものです。一度、管理会社を変更したが、結局元の管理会社で契約を戻したというマンション管理組合の事例もあります。
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