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階段状のマンションはなぜなのか?日照権を守るためって本当なの?

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マンションを見ていると、上に行くほど建物が段々になっている「階段状のマンション」を見かけることがあります。

「どうして普通の四角いマンションにしないの?」「デザインがおしゃれだから?」「日照権を守るために階段状にしているって本当?」と疑問に思ったことはありませんか?

実は、階段状のマンションには、単なるデザインだけではなく、周辺への日影や住戸の日当たりを考慮した建物形状という意味があります。

ただし、「階段状にすれば必ず日照権を守れる」という単純な話ではありません。建築計画では、周辺建物との位置関係や高さ、敷地条件、法令などを総合的に考える必要があります。

さらに、マンション購入を検討している人にとっては、「階段状になっているから日当たりが良い」と決めつけるのも少し危険です。

この記事では、階段状のマンションがなぜ作られるのか、日照との関係、購入前に確認したいポイントを分かりやすく解説します。

~ この記事で分かること ~

  • 階段状のマンションが作られる理由
  • 日照権と建物形状の関係
  • なぜ上階になるほどセットバックするのか
  • 階段状マンションのメリット・デメリット
  • マンション購入前に確認したいポイント

階段状のマンションはなぜ作られる?

階段状のマンションが作られる理由として、まず考えられるのが建物によって生じる日影を抑えることです。

マンションを同じ高さ・同じ幅の箱型にすると、周辺の土地や建物に大きな影を落とすことがあります。

特に敷地の周囲に住宅が建っている場合、高い建物をそのまま敷地いっぱいに建てると、周辺の日当たりに影響する可能性があります。

そこで、建物の上部を少しずつ後退させる「セットバック」のような形状を採用すると、建物の影が広がる範囲を抑えやすくなります。

(上から見ると階段みたいになっているけれど、ちゃんと理由があるんですね。)

もちろん、すべての階段状マンションが「日照のためだけ」に作られているわけではありません。高さ制限や斜線制限、周辺環境、設計上の考え方など、複数の要因が関係する場合があります。

階段状マンションは日照権を守るためって本当?

「階段状のマンション=日照権対策」と説明されることがあります。

これは大きく外れた考え方ではありませんが、「階段状にすれば日照権の問題がなくなる」という意味ではありません

建築計画では、建物を建てることによって周囲にどの程度の日影が生じるのかを検討します。

例えば、同じ15階建てのマンションでも、建物が敷地いっぱいに立っている場合と、上階に行くほど後退している場合では、周囲への影響が変わってきます。

特に冬は太陽の高度が低くなるため、建物による影が長くなります。

そのため、マンションの高さだけを見て「日当たりが良い」「悪い」と判断することはできません。

南側に別のマンションがあるのか、道路があるのか、隣地との距離はどの程度なのかなど、周辺環境まで確認する必要があります。

「日照権」と「日影規制」は同じではない

ここは少し注意したいところです。

日照に関する問題では「日照権」という言葉がよく使われますが、建築計画で確認する法規上の規制と、住民が感じる日当たりの問題を同じものとして考えることはできません。

建物を建てる側は、関係する法令や地域のルールなどを確認しながら計画します。

その結果として、建物の上部を後退させたり、建物の向きを工夫したりすることがあります。

つまり、階段状の形状は、周囲への影響を考えた建築上の工夫の一つと考えると分かりやすいでしょう。

なぜ上の階ほど段々になっているの?

階段状マンションを横から見ると、低層階は大きく、中高層階になるにつれて少しずつ後ろへ下がっていることがあります。

これは、建物の高さを確保しながら、周辺への影響を抑えるための設計として採用されることがあります。

例えば、1階から15階まで同じ位置に壁面がそろったマンションと、10階以上が少しずつ後退しているマンションでは、建物の見え方も影の落ち方も変わります。

また、敷地の形状や道路との関係によって、建物の上部を後退させる必要が生じる場合もあります。

(階段状だから特殊なマンションというより、敷地と周辺環境に合わせて形を決めた結果なんですね。)

階段状マンションにはメリットもある

階段状のマンションには、購入者にとってメリットとなる可能性もあります。

まず考えられるのが、上階住戸の開放感です。

建物の上部が後退していることで、住戸の前面に空間が確保される場合があります。さらに、住戸の向きや周辺環境によっては、視界が広がることもあります。

また、住戸によってはバルコニーなどの形状を工夫できる場合があります。

ただし、階段状だから必ず眺望が良いとは限りません。

目の前に別のマンションが建っていれば、階段状の形状でも眺望が遮られることがあります。

そのため、「階段状だから眺望も日当たりも良い」と思い込まないことが大切です。

はい。階段状マンションならではのメリットとして、**ルーフバルコニーを設けやすいこと**を入れると、購入検討者にもイメージしやすくなります。記事には次のように追加すると自然です。

ルーフバルコニーを設けられることがある

階段状のマンションには、もう一つ大きなメリットがあります。それが、住戸の位置によっては、ルーフバルコニーを設けられることがあることです。

建物が上階に向かって段々と後退する形状になっているため、下階の住戸の屋根部分を利用して、上階の住戸にルーフバルコニーが設けられるケースがあります。

一般的なバルコニーと比べて面積が広いことも多く、視界が開けて、開放感を感じやすいのが魅力です。

天気の良い日に椅子を置いて外の空気を楽しんだり、植物を育てたりするなど、通常のバルコニーよりも屋外空間を活用しやすくなります。

特にマンションでありながら、戸建て住宅のような「広い屋外スペース」が欲しい人にとっては、大きな魅力になるでしょう。

ただし、階段状のマンションだからといって、必ずルーフバルコニーが付いているわけではありません。また、ルーフバルコニーは専用使用できても、建物の屋根や防水層などを含めた管理上の制約があります。

そのため、マンション購入時には「ルーフバルコニーがある」という点だけで判断せず、専用使用料の有無、使用できる範囲、避難経路、物を置く際のルールなども確認しておくことが大切です。

階段状のデザインは、単に外観を特徴的にするためだけではありません。日照や周辺環境への配慮に加えて、住戸によっては、このような魅力的な屋外空間を生み出すことにもつながっています。

階段状マンションにはデメリットもある

もちろん、階段状マンションにはデメリットもあります。

代表的なのが、住戸によってバルコニーや屋上部分などの形状が複雑になりやすいことです。

建物が単純な箱型ではないため、外壁や防水部分などのメンテナンスを考える場合にも、形状によっては施工や点検が複雑になる可能性があります。

また、階段状の部分があることで、上階の住戸と下階の住戸で、バルコニーから見える景色や日照条件が大きく異なることもあります。

同じマンションだから条件が似ているとは限らないんですね。

特に購入時には、「何階なのか」だけではなく、その住戸の前面に何があるのか、上階部分がどの位置にあるのかまで確認したほうが安心です。

マンション購入前に「階段状」を確認するポイント

階段状のマンションを購入候補にしているなら、モデルルームや販売図面だけで判断しないことをおすすめします。

まず確認したいのが、マンションの配置図です。

建物がどこに配置され、隣接する道路や建物がどの位置にあるのかを確認しましょう。

次に、住戸の向きです。

  • 南向きなのか
  • 東向き・西向きなのか
  • 前面に別の建物があるのか
  • 道路や空地があるのか
  • 将来的に建物が建つ可能性があるのか

これらを確認すると、階段状という形だけでは分からない住戸ごとの違いが見えてきます。

さらに、実際に現地へ行って確認することも重要です。

できれば午前・午後など時間を変えて周辺を見てみると、「思っていたより影が長い」「隣の建物が意外と近い」といった発見があるかもしれません。

(マンション購入は高い買い物ですから、「図面では大丈夫そう」だけで終わらせたくないですね。)

階数や住戸位置によって日照条件が変わるため、複数の住戸を比較してみるのもおすすめです。

【関連記事】マンション価格を左右する階数や位置どこが買いか

居室の天井高さにも最低基準がある

マンションの建物形状を見るときは、外観だけでなく、住戸内部の高さにも注目してみましょう。

建築基準法では、居室の天井高さについて2.1m以上という最低基準が定められています。

ここで面白いのが、天井が完全に水平ではなく、勾配になっているような場合です。

居室の天井高さは、勾配天井などの場合、平均の高さで求めるのが原則とされています。

つまり、「一番低い部分だけを見て、この部屋は天井が低い」と判断するのではなく、部屋全体の天井高さを考える必要があります。

階段状マンションでは、住戸の位置や形状によって天井やバルコニーなどの条件が異なる場合もあるため、購入前には平面図だけでなく、必要に応じて断面図なども確認するとよいでしょう。

(外観が段々になっているなら、室内も何か特殊なのかな?と思ってしまいますよね。)

実際には住戸ごとの設計によって違うため、気になる部屋があれば販売担当者に具体的な寸法を確認することをおすすめします。

階段状マンションだから「買い」とは限らない

階段状のマンションを見ると、「日照対策がされているから良いマンションなのでは?」と思うかもしれません。

確かに、周辺環境や日影などを考慮して建物形状を工夫しているケースはあります。

しかし、マンション購入では、建物の形だけで判断するのは危険です。

管理費や修繕積立金、長期修繕計画、駅からの距離、住戸の向き、階数、隣接建物、将来の周辺開発など、確認したいポイントはたくさんあります。

特に私自身、マンションを購入して、その後売却した経験がありますが、購入するときは「見た目の良さ」だけでなく、将来の住みやすさまで考えることが重要だと感じます。

階段状という特徴は、マンション選びの一つの判断材料です。

それだけで「日当たりが良い」「眺望が良い」「資産価値が高い」と判断するのではなく、その形状になった理由を確認してみましょう。

まとめ|階段状マンションは日照などを考えた建物形状の一つ

階段状のマンションがなぜ作られるのかというと、建物の高さや敷地条件、周辺環境などを考慮し、日影や周辺への影響を抑えるための建築上の工夫として採用される場合があります。

特に、上階になるほど建物が後退する形状は、周囲への影響を考えた設計の一つと考えられます。

ただし、「階段状=日照権対策」「階段状=日当たりが良い」と単純に考えることはできません。

実際の日照は、マンションの向き、隣接建物、道路、敷地の形状、階数などによって変わります。

また、居室の天井高さについては、建築基準法で2.1m以上という最低基準があり、勾配天井などの場合は平均の高さで求めるのが原則です。

マンション購入を検討しているなら、外観の「段々になっている」という特徴だけを見るのではなく、その形状が自分の住戸の日照・眺望・開放感にどう影響するのかまで確認することをおすすめします。

「階段状だから良いマンション」と決めつけず、実際の住戸位置と周辺環境を確認して、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないマンション選びをしたいですね。

※アフィリエイト広告を利用しています。
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この記事を書いた人

マンション情報お役立ちブログ
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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長・大規模修繕委員の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。 お問い合わせはこちら

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