戸数の少ないマンションのメリットとデメリット
戸数の少ないマンションのメリットとデメリットです。戸数が少ないと気心知れた住民と暮らせるというメリットがある反面、デメリットとして各戸の金銭的負担や管理面での負担があげられます。戸数が少ないマンションを検討されている場合は、メリットとデメリットを考慮してください。
■ 目次 ■
戸数の少ないマンションのメリットは
戸数の少ないマンションのメリットです。
良好なコミュニティー形成
戸数の少ないマンションのメリットと言えるのは、戸数が少ない分、住民の数も少ないということでしょう。
大規模マンションにはない気心知れた住民コミュニティーが形成されやすいです。同じ年齢の子どもがいる方など、生活環境が似ている場合には、簡単にお友達となることができるのではないでしょうか。
人間関係を簡単に築くことができることが最大の魅力です。戸数が少ないですから、お互いに協力せざるを得ないとも言えますけどね。
住みやすいマンション生活をおくるためには、どんな人間が住んでいるのかは重要です。似たような価値観を合わせ持っているマンションは、住みやすいのではないでしょうか。
マンションの維持/運営を行っていくための合意形成も得られやすいのではないかと思います。
生活がしやすい
大規模マンションだと、エレベーターの待ち時間が必要だったりします。戸数が少なければ利用者が少ないので、エレベーターの大規模マンションほど待ち時間が発生しません。
自分の部屋からエントランスまでの距離も短いので、スムーズに往来できるメリットがあります。
ゴミ置場や駐車場・駐輪場への移動も戸数の少ないマンションだとコンパクトな敷地ですので、スムーズな移動ができます。
余分な共用施設がない
余分な共用施設がありません。大規模マンションになると、フィットネスジムやカラオケルーム・シアタールームなどの共用施設がある場合があります。
共用施設の維持/管理は、マンション住民の管理費や修繕積立金が使われます。使わない共用施設のために、管理費や修繕積立金が上乗せされているのは考え物です。
利用していない共用施設であっても、固定資産税の対象となります。共用施設の固定資産税は、総戸数で分割して支払うことになります。
利用者のいない共用施設がなく、維持費に頭を抱えるのであれば、いっそのこと初めからない方が潔いよいのではないでしょうか。
戸数の少ないマンションのデメリットは
逆に、デメリットはないのでしょうか。
金銭的負担が大きい
戸数が少なくても必要な共用設備があります。例えば、エレベーターがあげられます。30戸のマンションでも、50戸のマンションでも、最低1台は必要なエレベーターです。
30戸で1台のエレベーターを保守するのと、50戸でエレベーターを保守するのでは、1戸あたりの住民負担が異なりますので、当然の話です。
日常の保守だけに留まらずに、やがてくる大規模修繕工事を考えると、一戸あたりの金銭的負担は大きいのではないでしょうか。
管理費や修繕積立金の額が割高なのが、戸数の少ないマンションの特徴です。
管理面の負担が大きい
30戸のマンションでも、50戸のマンションでも管理組合は存在します。どちらも理事として順番が早く回ってくるでしょうか。理事の数が同じだと仮定します。
答えは、もちろん30戸のマンションです。戸数が少ないマンションの方が理事としての役割を行う順番が早いのが普通です。
戸数が少ないですから、理事のほかにも、マンション管理に関わる役職に就く場合も考えられます。
大規模マンションであれば、マンション管理に詳しい人や建築に関係する職業に就いている方がいる可能性が高くなり、知識面で安心して暮らせることが言えます。
マンションと無関係な職業であったとしても、自分の持っている知識を活かして、住民に呼びかけて教養を高める活動を行うことも考えられます。
共用施設が乏しい
最低限の共用施設しかないのが普通です。理事会や総会を開催するためのマンション住民が集まれる会議室すらない可能性もあります。
ゲストルームがなかったり、エントランスが小さかったり、庭園がなかったりします。不必要な共用施設はない方がよいですが、必要な共用施設も削られるとマンションとしての価値として疑問となります。
おわりに
戸数の少ないマンションのメリットとデメリットでした。戸数が少ないマンション、戸数が多いマンションのどちらにもメリットとデメリットがあります。
戸数の少ないマンションのデメリットとして、各戸の金銭的負担や管理面での負担があります。
戸数の少ないマンションのメリットとデメリット
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