天井高さCHとは?マンション購入前に知っておきたいこと

マンションのモデルルームや販売図面を見ていると、「天井高さCH」という表記を見かけることがあります。
「CHって何のこと?」「天井の高さは全部同じじゃないの?」「2.4mあれば十分なの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
マンションを購入するとき、間取りや専有面積、収納スペース、駅からの距離などは細かく確認するのに、天井の高さまで確認する人は意外と少ないものです。
しかし、同じ70㎡のマンションでも、天井の高さや梁の位置によって、部屋に入ったときの開放感はかなり違って感じられます。
では、「天井高さCH」とは具体的に何を意味するのでしょうか?
この記事では、マンション購入を検討している人に向けて、天井高さCHの意味や建築基準法の最低基準、勾配天井の場合の考え方などを分かりやすく解説します。
~ この記事で分かること ~
- 天井高さCHの意味
- マンションの天井高の目安
- 建築基準法の最低基準
- 勾配天井の高さの考え方
- 購入前に天井高を確認する方法
■ 目次 ■
天井高さCHとは?CHの意味を知ろう

マンションの図面などに記載されている「CH」は、一般的に「Ceiling Height」の略で、床面から天井までの高さを表しています。
例えば、図面に「CH=2,400」と記載されていれば、基本的には床から天井までの高さが2,400mm、つまり2.4mであることを示します。
「2.4mなら結構高いな」と感じるかもしれません。
実際、天井高は部屋の広さとは別に、室内に入ったときの印象を左右する重要なポイントです。
同じ広さの部屋でも、天井が低ければ圧迫感を感じやすく、天井が高ければ開放的に感じやすくなります。
ただし、ここで注意したいのが、「天井高が高い=必ず住みやすい」とは限らないことです。
天井が高くなると、冷暖房効率や照明の交換、カーテンのサイズなどにも影響する場合があります。
マンションの天井高はどのくらい?
マンションの天井高は、物件によって異なります。
一般的な新築マンションでは、2.4m前後の天井高が一つの目安として考えられますが、すべてのマンションが同じ高さというわけではありません。
2.3m程度の部屋もあれば、2.5m以上を確保している物件もあります。
さらに、リビングは2.5m、洋室は2.4mというように、同じ住戸の中でも部屋によって天井高が違うことがあります。
「70㎡だから天井も広々しているだろう」と考えるのは少し危険です。
専有面積は床の広さを表すもので、天井までの高さを表しているわけではありません。
購入前には、間取り図だけでなく、天井高についても確認しておきたいところです。
建築基準法では居室の天井高さは2.1m以上
マンション購入者として知っておきたいのが、建築基準法における天井高さの最低基準です。
建築基準法では、居室の天井高さは2.1m以上とされています。
つまり、「天井が低い部屋でも極端に低くてよい」というわけではありません。
ただし、これはあくまで法律上の最低基準です。
2.1mあれば基準を満たしているとしても、実際にマンションを購入して生活する場合には、2.1mと2.4mでは感じ方が大きく変わる可能性があります。
「法律上OKなら問題ない」と考えるのではなく、自分が暮らしたときに圧迫感を感じないかを確認することが重要です。
特にマンション購入は、数千万円単位の大きな買い物です。
購入してから「思っていたより天井が低かった」と後悔するのは避けたいですよね。
勾配天井の天井高さは平均で求める
マンションの天井は、必ずしも床と平行になっているとは限りません。
例えば、屋根の形状などによって天井が斜めになっている「勾配天井」のようなケースもあります。
このように天井高さが一定ではない場合、居室の天井高さは平均で求めるのが原則です。
例えば、ある場所の天井高が2.1m、反対側が2.5mだったとします。
単純化して考えれば、その間の平均的な高さは2.3mになります。
「一番低い場所が2.1mだから、部屋全体が2.1m」と考えるわけではありません。
逆に、「一番高い場所が2.5mだから、天井高2.5mの部屋」と考えるのも適切ではありません。
ここはマンション購入時に意外と見落としやすいところです。
天井高だけでなく梁の高さにも注意
マンションの内覧で天井を見るときは、CHの数字だけを確認するのではなく、梁の位置にも注目しましょう。
図面上では「CH=2,400」となっていても、部屋の一部に梁が出ている場合があります。
すると、実際に家具を置いたり生活したりするときに、「ここだけ妙に低いな」と感じることがあります。
特に注意したいのが、窓側や部屋の中央に大きな梁があるケースです。
梁の下に背の高い家具を置けなかったり、エアコンや照明の位置に制約が生じたりすることもあります。
(図面だけ見ていると、なかなか分かりません。)
だからこそ、可能であればモデルルームや実際の中古マンションを内覧し、天井の高さを自分の目で確認することをおすすめします。
マンション購入前に天井高さCHを確認する方法
マンションの天井高さを確認したい場合は、まず販売図面や設計図書などを確認しましょう。
「CH=2,400」などの記載があれば、天井高さを把握することができます。
ただし、図面に数字がない場合もあります。
その場合は、販売担当者に「リビングの天井高は何mmですか?」と具体的に聞くのがおすすめです。
さらに、「梁の下は何mmですか?」「部屋によって天井高は違いますか?」と聞いてみると、より具体的な情報を得られます。
中古マンションなら、内覧時にレーザー距離計などを使って高さを確認する方法もあります。
ただし、マンションの内覧で測定する場合は、売主や仲介会社に確認してから行うようにしましょう。
また、床の仕上げや天井の仕上げによって測定位置が変わることもあるため、正確な数値が必要な場合は図面や専門家による確認も必要です。
【関連記事】内覧に必要なものメジャーよりレーザー距離計で正確に測ろう
天井高さCHはマンション購入時のチェックポイント
マンションを購入するときは、駅からの距離や価格、間取り、専有面積などを中心に比較する人が多いでしょう。
もちろん、これらは重要なポイントです。
しかし、実際に住み始めてからの満足度を考えるなら、天井高さCHも確認しておきたい項目の一つです。
特に同じような価格、同じような専有面積のマンションで迷った場合には、天井高や梁の位置を比較してみるのもよいでしょう。
さらに、部屋ごとの天井高だけでなく、リビング、洋室、廊下などで高さがどのように違うのかも確認しておきたいところです。
私はマンションを購入するなら、「図面に書かれている数字」だけで判断するのではなく、実際の生活をイメージして確認することが大切だと思います。
ソファに座ったとき、ダイニングテーブルに座ったとき、キッチンに立ったとき。
それぞれの目線から天井を見て、「圧迫感はないか?」を確認してみるのです。
(これ、意外と大事ですよ。)
まとめ|天井高さCHはマンション購入前に確認しよう
天井高さCHとは、一般的に床から天井までの高さを表す「Ceiling Height」のことです。
マンションの天井高は物件によって異なり、同じ住戸でも部屋によって違う場合があります。
建築基準法では、居室の天井高さについて2.1m以上という最低基準が定められています。
また、天井が勾配になっている場合は、天井高さを平均で求めるのが原則です。
ただし、法律上の最低基準を満たしていることと、実際に住みやすいと感じることは別問題です。
マンションを購入するときは、CHの数値だけでなく、梁の位置や天井の形状、部屋ごとの高さまで確認しておきましょう。
数千万円のマンションを購入してから、「天井が思ったより低かった……」となってしまっては残念です。
マンション選びでは、「広さ」だけでなく「高さ」も確認する。
これも、購入後に後悔しないための重要なチェックポイントだと思います。
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