旗竿リビングダイニングは実際の広さに注意!
間取り図には、リビングダイニングの広さが具体的に数字で表示されています。リビングダイニングを広く見せるために、実際には利用できない部分を含めてリビングダイニングの広さと表記している場合があります。マンション購入時に確認することが必要です。
■ 目次 ■
間取り図で広さを確認
不動産用語で、「旗竿地」という言葉は聞いたことがあるでしょう。
「旗竿地」とは、出入口部分が細い通路上の敷地になっていて、その奥に家の敷地がある形状の土地のことです。
まるで竿につけた旗のような形状をしているために、「旗竿地」と呼ばれています。
同様に、「旗竿リビングダイニング」とは、廊下の一部分にリビングダイニングを配している形状を指しています。
なぜこのような形状を採用しているのだろうか。その理由は、リビングダイニングを広く見せるための販売テクニックでしかありません。
間取り図には、各部屋の広さが記載されています。下記の例だと、主寝室:約8.0畳、洋室:約6.9畳、納戸:約1.3畳、キッチン:約3.7畳、LDK:約12.1畳です。
LDKの「L」はリビングルーム、「D」はダイニングルーム、「K」はキッチンを意味しますから、リビングダイニングキッチンの広さが約12.1畳ということです。
キッチン:約3.7畳と記載されていますが、LDKの中にはキッチンの面積が含まれています。
さらに、LDK約12.1畳の中には、廊下の一部分が含まれていることが分かると思います。
同じ約12.1畳であったとしても、実際に使用できる部分は、廊下の一部分を差し引かなければならないことがお分かり頂けると思います。
LDKの一部分であるとは言っても、実際には、納戸への動線となっていますので、正しくは「廊下」と表現すべきかと思いますが。
LDKが狭いと、希望の家具や家電・お気に入りのソファーが置けない可能性もありますので、ごゅご注意ください。
おわりに
間取り図に書かれた広さに惑わされないようにしましょう。実際に使える広さを確認することが必要です。
実際の広さは、モデルルームだけでは分かりませんから、注意して間取り図から読み取る必要があります。
購入者側に正確な情報を伝えるのも、販売者としての務めであると思います。消費者側に誤解を与える記述はなくしてほしいものです。
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