マンションの北向きは湿気に注意しないと大変
分譲マンションを購入する場合には、様々な条件があると思います。購入条件の中のひとつに「マンションの向き」があるかと思いますが、北向きのマンションを購入する場合は、「湿気」に注意しないと大変です。「湿気に注意」と言われても、具体的な対策はどんなことなのでしょうか。分譲マンションの東西南北の向きの特徴について綴ります。
■ 目次 ■
マンションの向き
マンションの向きは、東向き・西向き・南向き・北向きの4方向あります。それぞれの向きの特徴を綴ります。「マンション価格を左右する階数や位置どこが買いか」でも綴っています。マンションを購入する場合、どちらを向いているのかは重要な要素となります。当たり前なのですが、購入後にマンションの向きを変えることは不可能だからです。
東向きマンションの特徴
太陽は、朝、東側から登ります。東向きに建てられているマンションは、朝日を浴びることから一日がスタートします。
朝に強い人は、おすすめの向きが東向きです。午前中は、日当たりが抜群ですので、早く起きて洗濯を干してから出かけるというライフスタイルの方にはよいでしょうね。「早起きは三文の徳」という諺があるように、朝早く起きて行動することはよいことなのでしょうね。
ただし、デメリットとして、午後からは日当たりが悪くなります。2018年のような極暑日が続く夏であれば、太陽があたらないことが、逆にメリットであるとも言えるかもしれませんね。
西向きマンションの特徴
太陽が沈む方向である西向きのマンションは、午後から徐々に日差しが届くようになります。朝が苦手という方には、おすすめの方向です。
日照時間が長いのも、西向きの特徴です。また、太陽の光は、西日が部屋の奥まで届くと言われています。これは、太陽の位置が低いためです。
ただし、デメリットとして、「西日はきつい」と言われています。夏場は、暑いかもしれません。ただし、夏暑く感じるのは、どの方角でも暑いですけどね。
南向きマンションの特徴
一番人気な方向なのが南向きのマンションです。南向きマンションの供給数も一番多いのではないでしょうか。人が活動する日中の時間帯全てを、ほぼ明るく照らしてくれることでしょうね。
個人的には、真南ではなく、東南あるいは西南に傾いていた方がよいかと思います。真南ですと、夏場は、暑すぎると感じるかもしれません。
マンション購入時に「南向き」を譲れない絶対希望条件としている方も多いと思います「南向き信仰」と言っても過言ではないほど、南向きにこだわる人もいます。
北向きマンションの特徴
一番の特徴は、人気がない方向だと言うことです。でも、夏場でも涼しいことや本や壁紙が日に焼けない、分譲価格が安く設定しているというメリットがあります。マンションへは寝に帰るだけだから、北向きのマンションであっても構わないという方もおられます。
反対にデメリットとしては、日当たりが悪いや冬場は寒いがあります。マンションを購入する人の中には、あえて北向きのマンションを探す人もいるので、北向きが売れないということはありません。
北向きは湿気に注意しないと大変
北向きマンションは、日当たりが悪いですから、湿気に注意しないと大変です。気密性が高く結露しやすいのがマンションですので、梅雨時の湿気や冬場の結露は、カビが繁殖しやすい環境となってしまうからです。
寒い日に電車に乗り込むと、眼鏡が曇って見えないという経験はありませんか。眼鏡をかけていなければ分からないかもしれませんが。窓ガラスは外気によって冷やされ、室内は暖房などで暖められています。
室内の暖かい空気が冷えた窓ガラスにぶつかると冷やされて、空気中の水蒸気が水滴となって窓ガラスに付着する状態を「結露」と言います。
そうなると湿気が部屋にこもりがちになり、至る場所にカビが発生してしまうことになります。湿気に注意しないと大変な結果となってしまうのです。
湿気取りを設置して、少しでも湿気しないように努力したとしても、他の向きよりはよくなりません。
おわりに
分譲マンションを購入する場合には、お部屋の向きは重視する項目だと思います。東西南北の中で、選んではいけないお部屋の向きは、北向きのマンションです。
分譲価格を鑑みると、北向きのマンションは、安く販売されているかもしれません。しかし、購入後のライフスタイルや、万が一マンションを売却しなければならない場合には、不利な向きとなります。北向きのマンションを選ぶのであれば、一生定住する覚悟で購入するようにしてください。
マンションの北向きは湿気に注意しないと大変
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