分譲マンションにテナントありは避けるべきか?
分譲マンションの1階部分がテナントになっている物件を見かけます。飲食店やコンビニなど住民にとって便利な商業施設を利用できる反面、1階テナントのあるマンションは避けた方がよい理由があるのです。マンション選びの参考にして頂けると幸いです。
■ 目次 ■
1階テナントのあるマンション
分譲マンションの中には、1階部分がテナント(いわゆる下駄ばき)となっているマンションがあります。メリットとデメリットを綴ります。
1階テナントのメリット
1階テナントのメリットです。
便利である
マンションに住んでいる住民が気軽に利用できることにあります。どんなテナントが入っているのかにもよりますが、遠くのお店に行かなくても外食をすることができる、不足した物を買うことができるという手軽さはあります。
スーパーマーケットであれば、買い忘れた商品を手軽に調達できるでしょうし、ラーメン屋であれば、自宅で飲んだ後に軽くラーメンを食べることができます。
自分の住んでいるマンションの1階ですから、移動距離が短くて手軽に目的を果たすことができるのが最大のメリットと言えるでしょうね。
防犯に役立つ
テナントの営業時間にもよりますが、深夜遅くまで営業していれば、明るく常に人がいるわけですから、防犯上の効果も期待できます。
管理組合の収入増
さらに、管理組合にはテナント料が定期的に入ってきますから収入増ということになります。
1階テナントのデメリット
1階テナントのデメリットです。
退去時の収入減
常時テナントが入っていればよいですが、ある日突然退去することがあるかもしれません。そうするとあてにしていた収入が入ってこないことになります。
退去時のリフォーム費用の負担や金銭的なトラブルがないとも限りません。契約をしっかりと結ばないとトラブルになりかねません。
環境面の影響
テナントによって、悪臭が発生したり、音がうるさかったり、においや煙が充満する場合があります。良好なマンション生活に悪影響を及ぼすことになります。
テナントの種類によって、カラスやネズミ・ゴギブリなどの招かざる客が住み着く場合があります。環境的にはよろしくないです。
テナント部分に留まっていればまだよいですが、エレベーターに乗って上階まで住み着くとやっかいです。
修繕工事への協力
大規模修繕工事が行われる場合、テナントのある1階部分だけを除いて行うというわけにはいきません。1階のテナント含めてマンション全体の大規模修繕工事を行う場合の協力が不可欠ですが、非協力の場合は影響があります。
おわりに
分譲マンションにテナントがあると、一見便利でよさそうに思いますが、デメリットも存在します。駅近など譲れない条件があるのであれば別ですが、テナントあり物件は避けた方がよいです。
テナントによっては嫌悪施設にもなりかねません。人の住まいと店舗とは役割が異なりますから。
分譲マンションにテナントありは避けるべきか?
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