修繕積立基金の相場を知ることで購入の判断材料に!
分譲マンションを購入する場合の条件には、立地や階数・向きなどがありますが、判断材料のひとつとして、修繕積立基金の金額があります。相場からあまりにもかけ離れた修繕積立基金の金額を安く設定しているマンションは避けるべきです。修繕積立基金からもマンションのよしあしが判断できるのではないでしょうか。
■ 目次 ■
修繕積立基金とは
修繕積立基金とは、分譲マンションを購入する場合に、将来の大規模修繕費用のために、入居時に支払う一定の修繕金のことを指します。分譲マンションを購入する段階になって、初めて修繕積立基金が必要であることが分かって憤慨された方もおられるのではないでしょうか。
修繕積立基金は、初めの1回だけの支払いとは言え、一戸あたりの金額が、数十万円と設定されているからです。マンションの本体価格に比較すれば微々たる金額であるかもしれませんが、マンション購入にあたっては、様々な諸費用が発生しますので、誰もができれば抑えておきたいと思うのではないでしょうか。
なぜ、修繕積立基金を設けるのかと言うと、マンションの販売時に、月々支払う修繕積立金の負担金額を少なくしたいからです。パンフレットや見積書を書く時に、どのくらい毎月費用負担が発生するのかランニングコストを確認します。
その時にあまりにも高いランニングコストが書かれているとマンションを購入するのをためらってしまうのではないでしょうか。
修繕積立基金の相場は
修繕積立基金の相場はいくらなのでしょうか。相場よりも安く設定している場合は、要注意と考えてよいでしょうね。初めは負担が少ない修繕積立金が、いつか値上がりする可能性もありますし、修繕積立の一時金徴収が行われる可能性もあります。
購入予定のマンションによって相場は異なります。共用設備の充実度によっても違ってきて当然です。例えば、エレベーターの台数によっても異なるでしょうし、機械式駐車場と平面式駐車場とでは、修繕にかかる費用が異なります。
一般的には、修繕積立基金の相場は20万円から80万円程度を見込んでおくべきと言われています。この金額を聞くと思ったよりも高いと感じるかもしれませんが、将来の大規模修繕を見据えると決して高いとは言えないと思います。修繕積立金が不足すると、毎月の修繕積立金が大幅に値上げになる可能性もあるからです。
国土交通省(国交省)から出している「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」によると、新築マンションの修繕積立金の当初設定額の平均は、7006円/月(平均95.4円/平方メートルあたり)となっています。
さらに、修繕工事の実施時には、修繕積立金のみでは足りず、一時金の徴収や金融機関からの借り入れを行ったマンションの割合は、なんと21パーセントという驚きの数字が掲載されていることが分かります。
おわりに
マンションは購入してからがスタートです。どんなマンションモ年数が経てば経年劣化することは避けられません。大規模修繕工事をどのように行うのかの修繕計画に沿った修繕積立金が毎月行われることが重要です。
無駄に多く徴収されることがないか、あまりにも少なすぎて一時金として徴収されることがないかをきちんとマンション住民が意識を持ってチェックする必要があるのではないでしょうか。
修繕積立基金の相場を知ることで購入の判断材料に!
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