売れないマンションの特徴を持つ共用部分その2!
「清掃」と「植栽」について綴った「特徴その1!」でしたが、売れない「負動産」と呼ばれるマンションの特徴は、共用部分を見れば分かります。どのような特徴を持つ共用部分が売れないのでしょうか。対策はどのようにすればよいのでしょうか。反面教師として売れないマンションの特徴を把握して頂ければ幸いです。
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■ 目次 ■
エレベーターがない
エレベーターがないマンションは売れない傾向にあります。
特徴は
マンションなのにエレベーターがありません。エレベーターがないということは、3階や4階などの低階層マンションであると予測できます。
エレベーターがない分、管理費や修繕積立金が安いことや災害時にエレベーターが動かなくて困ったということもないというメリットがありますが、バリアフリーのよさも兼ね備えているマンションにとって致命的なことになります。
購入しようとするお部屋が同一階・同一の間取りをしていた場合には、エレベーターあり物件とエレベーターなし物件とでは、どちらを選択するでしょうか。エレベーターなし物件は、圧倒的に不利な状況となります。
もし、マンションを購入する場合、エレベーターなし物件に住もうと思うでしょうか。
対策は
低階層であっても、エレベーターを導入することが一番よい対策となります。そもそもエレベーターがない物件に住む人は、エレベーターを望んでいるのではないでしょうか。
そのためには、修繕積立金が潤沢に貯まっていればよいですが、ない場合はどのように資金を調達するのかがポイントとなります。
一時的に金融機関から調達することも考えられますが、最終的にはマンションの住民が支払うことになりますので、費用対効果を考えて導入を検討してください。
逆に、エレベーターがないことのメリットの特徴を訴求するのもよいかもしれません。エレベーターに変わる魅力を発信できるとよいと思います。
例えば、「住民のコミュニケーション向上のために、マンションの敷地内で野菜を共同で育て収穫時には、新鮮な野菜を調理して楽しんでいます。」という具合に他のマンションにない特徴を出すのです。
オートロックや防犯カメラがない
オートロックや防犯カメラがないマンションは売れない傾向にあります。
特徴は
マンションは、安全を買う人もいるでしょう。マンションに防犯性を求める人も多いです。防犯性能の代表が、エントランスの「オートロック」なのではないでしょうか。
「オートロック」であれば、電気の力で自動的にドアが開くので、車椅子を利用されている方にも安心してお使い頂けます。センサーが内蔵していますから、ドアに挟まれてしまうという心配もありません。
もうひとつの代表が、「防犯カメラ」の設置です。今やコンビニエンスストアや街中の至る場所に「防犯カメラ」が設置されています。「防犯カメラ」の映像をきっかけに犯人が捕まったという話もよく聞きます。
マンションにおいても、「防犯カメラ」の設置比率が高くなっています。新築マンションであれば、ほぼ設置率100パーセントなのではないかと思うほど、身近な存在なのが「防犯カメラ」です。
「オートロック」も「防犯カメラ」も犯罪を完璧に防ぐことは不可能な設備ではありますが、「設置されていない」よりも「設置されている」ほうがよいことには変わりません。
対策は
「オートロック」も「防犯カメラ」も、マンションに導入するとなると、通常総会または臨時総会で、住民の同意が必要となります。
そのためには、事前に理事会にて、導入に向けての見積もりや設置場所の検討・運用ルールなどを定める必要があります。
おわりに
「売れないマンションの特徴を持つ共用部分その2!」でした。共用部分にエレベーターがなかったり、オートロックが設置されていなかったら、あえて住もうとは思わないのではないでしょうか。どちらも、マンションにとって必要とされている設備です。
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