マンションの理事会に欠席する方の理由は何か
健全なマンションに絶対に必要なのは、理事会の活発化です。理事会が機能しないと管理会社のよいカモになってしまうことも考えられます。理事会を開催しても、毎回のように欠席する方が一定数いるのも事実です。マンションの規模にもよりますが、理事会のメンバーは、数年から数十年に一回の頻度だと思いますが、理事会に出席しない方の理由を綴ります。
■ 目次 ■
マンションコミュニティの場としての理事会
マンションの「理事会」は、コミュニティの場のひとつでもあります。住民の中から選ばれた理事によって構成される「理事会」は、お互いの意思疎通を図る重要な場であると考えます。
意思疎通がうまく行かないとトラブルが発生したり、住みにくいマンションになったりと住み心地が悪くなってしまいます。
自分と全く同じ考えの人はいないでしょうが、方向性の足並みを揃える絶好の機会となります。ですから、全ての住民が理事を経験してもらいたいと思います。そうすれば「理事会」の活動が活発となり、住民の理解も得られやすいのではないでしょうか。
防災訓練や夏祭り・ハロウィンパーティー・餅つきなどのイベントは、誰かが企画や運営をしないと成り立たないものです。そういったイベントに力の入っているマンションは、概ね健全なマンションであると言えると思います。もちろん、イベントのあり/なしだけで、健全なマンションであることを判断するわけではありませんけどね。
何かマンション内で、イベントを行う場合は、お金が必要となる場合があります。イベントは企画しなくてもよいから、その分管理費を安くして欲しいと思っている方もおられるでしょう。
しかし、防災訓練などは、お金をかけずとも消防署に協力して頂くなどして、いざという時のために実施して欲しいと思っているイベントです。
イベントを企画するとしても、少額で楽しめるイベントを理事会で頭を使って考えて実施すると住民通しのコミュニティが形成されやすくなるのではと思います。
イベント開催も、大規模マンションの方が多く実施されているという統計もありますので、マンション選びの参考になるのかもしれません。
理事会に欠席する方の理由は
理事に選出されたけれども、理事会に欠席する方の理由について綴ります。
理事会に無関心
第1の理由として、「理事会に無関心。」があげられます。理事に選ばれたのは、輪番制で、順番が回ってきたので理事になりましたという方が多いのではないでしょうか。そういう方にとっては、理事が回ってきたからといって即「理事会」に関心があるかというと違います。
自分に関係すること、例えば、「駐車場の台数が不足して困っている。」「24時間ゴミ捨てが出来ないので解決して欲しい。」などと具体的な困りごとがあって初めて、理事会への関心が持てるのではないでしょうか。
理事会は、土曜日または日曜日に開催されることが多いです。理事の出席しやすさを鑑みて理事会の開催日を決めているからです。
せっかくの土曜日または日曜日を潰されるのであれば、自宅でのんびりと過ごしたいまたは、レジャーや買い物に充てたいと考える人が理事会には出席しないようです。
仕事が忙しい
第2の理由として「仕事が忙しい。」があります。理事会の大切さは十分理解しているが、普段の仕事が忙しかったり、長期出張で理事会に出られないという方もいます。
機械的な輪番制で理事を定めたが故の弊害であると思います。そういう場合は、同居家族であれば、代理出席を認めるなどのルール作りが必要なのではないでしょうか。
無事に過ごしたい
第3の理由として「何ごともなく無事に過ごしたい。」があります。輪番制で理事になった方に多いと思います。1年間何事もなければ、次の方が理事となります。無事に1年間を過ごしたいために、あえて理事会へ出席を行わないと思っている人もいるようです。
気持ちはよく分かりますが、全ての理事が「無事に過ごしたい。」と思っていると思います。それで理事会に参加しないとなると何も決められないことになります。
何をしてよいのか分からない不安
最後の理由としては、「何をしてよいのか分からないから不安だ。」があります。「理事会」って、いったい何をすればよいのかを理解していない方もしくは不安の方がいます。いきなり理事長や副理事長になるのではなく、理事を経験して要領を掴んだら理事長や副理事長などの役職に就くのもありかと思います。
前年に理事になっていた人から「理事会」についてのレクチャーを受けることや理事の任期期間を複数年に定めるなど、勉強期間を設けることも必要だと思います。
「何をしてよいのか分からない。」と言われる方、まずは理事会に出席して雰囲気や方向性を感じてはどうでしょうか。もしくは、総会だけでも出席されてはいかがでしょうか。
おわりに
マンションの理事会に欠席する方の理由はでした。理事会には、定足数が定まっており、定足数に満たない場合は、理事会開催とは見なされません。そうなると決めなければならない事柄が決められずに、タイミングによってはマンションの劣化を放置してしまうことにもなりかねません。
理事会への欠席者が多いと、管理会社のよいカモになってしまうことも考えられるため、管理組合の理事が中心となって、適切なマンション管理を行う必要があるのです。
理事会へ出席する場合の服装はどうしたらよいのかと初めて出席する方は、迷われるかもしれません。しかし、普段着で構いません。夏場に開催される理事会では、レジャースタイル(Tシャツ・短パン・サンダル)という軽装の方もおられました。
管理会社の方は、ちゃんとスーツを着用されていましたが、理事の方は、そこまで堅苦しい恰好でなくても一向に構いませんよ。
マンションの理事会に欠席する方の理由は。
※アフィリエイト広告を利用しています。
自主管理の管理組合理事会はほとんど欠席がありません。 重要事項説明書にある管理会社の業務としての理事会に日時の調整を行っているからです。 自主管理の理事会では欠席が大ごとに繋がりかねませんから、決められた定例の理事会でも都合が付かない場合は
日時変更します。 長期出張、急病は仕方ありませんが、自主管理していた時に、欠席のあった理事会は数えるほどしかありませんでした。 管理会社は重要事項説明を理解していませんから、理事会不成立が起きます。
自主管理のマンションには携わったことがありません。自主管理が成立するのは、意識の高い証拠なんでしょうね。ですから、理事会への欠席もないのでしょうね。あらかじめ理事会の中で、次回の理事会日程を調整して決めているのですが、1年間理事会出席がない方がおられるのです。