石神井公園団地の建て替え可決90%超しの賛成は驚異!
2019年4月21日(日)に開催された臨時総会で、東京都練馬区の総戸数490戸の石神井公園団地の建て替えが可決されました。建物や設備の老朽化、住民の高齢化が進んでいたことから建て替えを検討していたものです。東京23区で、最大規模の建て替えプロジェクトとなります。90パーセント超しの賛成には、驚きの数字です。
■ 目次 ■
石神井公園団地とは
東京都練馬区の総戸数490戸の石神井公園団地は、昭和42年(1967年)に竣工した団地。敷地面積は、42681平方メートルを誇り、鉄筋コンクリート造りの5階建て、9棟の大規模な団地です。
都心からの程よい距離感や、自然環境・生活環境のよさから、人気のある団地です。「団地のヒマラヤ杉に恋に落ちた。」「涼しい風が通り抜ける。」と石神井公園団地を下見した方が言われたというエピソードがあるほどです。
団地の名前のように、近くには、自然が色濃く残る「石神井公園」があり、住民の憩いの場ともなっています。最寄り駅は、西武新宿線の「上石神井駅」徒歩13分、「上井草駅」徒歩18分です。決して駅近とは言えませんが、住みやすい団地として定評があります。
90%超しの賛成は驚き!
建て替えには、5分の4(80%)以上の賛同が必要となります。石神井公園団地の場合は、総戸数490戸ですから、392戸以上の賛成で可決となります。
ところが、90%超しの賛成で可決されたと聞いて驚きました。なぜならば、管理規約の設定・変更・廃止などの特別決議は、4分の3(75%)以上であっても可決が難しいケースが多いと聞きます。
特別決議よりも厳しい建て替え決議に、90%越しという賛成が得られたのは、よっぽど住民の納得と了解が得られたのだと思います。
おわりに
どのマンションでも、やがて訪れる老朽化という波。それまでの間に、住民が一致団結して老朽化に対して、いかに準備をしていくのかが問われます。
建て替えのハードルは決して低いものではありません。90%越えで可決したのは、建て替えに携わった多くの人の努力と協力が隠されているものと思います。
石神井公園団地の建て替え可決90%超しの賛成は驚異!
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