名古屋教会幼稚園がプレサンスのマンションを訴えた結果
名古屋教会幼稚園に隣接する場所に、プレサンスのマンションが建設されたために、幼稚園の日当たりが損なわれたという裁判の判決があり「日照に配慮すべき義務を十分に尽くすことを怠った」ということでした。
プレサンスのマンションは、桜通線「久屋大通駅」徒歩6分、「丸の内駅」徒歩11分の好立地でオフィスや公共施設が立ち並ぶエリアで、日当たりが抜群に良い立地とは言えないのが残念です。
建築基準法に違反して建設されたわけでもないのですが、マンションを選ぶ場合には、考慮しなければならないと思いました。
- 名古屋教会幼稚園がプレサンスのマンション
- プレサンス損害賠償が確定
■ 目次 ■
名古屋教会幼稚園がプレサンスのマンション
名古屋教会幼稚園が裁判まで起こしたプレサンスのマンションの事件があります。
2019年2月に建設した名古屋教会幼稚園(名古屋市中区)隣接のプレサンスがマンション(15階建て)によって、日当たりが悪くなり、保育への影響を及ぼすというものです。
高層階の取り壊しや慰謝料など約2200万円の支払いを求めた訴訟の判決が2021年3月30日、名古屋地裁であり、唐木浩之裁判長は「日照に配慮すべき義務を十分に尽くすことを怠った」とプレサンスの不法行為を認め、259万円の支払いを命じました。
日照権を侵害しているのであれば、建築当時に分からなかったのでしょうか。高層マンションが建設されているということは、建築基準法に違反しているというわけではないでしょう。
名古屋教会幼稚園が建設されている場所は、愛知県庁・名古屋地方裁判所・名古屋家庭裁判所・名古屋法務局などの公共施設が多く立ち並ぶところです。
日当たりを望める郊外ではなく、名古屋市の中心街であるため、大きな建物が建っても不思議ではありません。日当たりだけではなく、大きなマンションからの強いビル風が吹くことも考えられます。
街中に幼稚園を作ることはだめではありませんが、園児の健康や育成に配慮するならば、町中の日当たりが保証できない場所が適当なのかも考えるべきではないかと思います。
名古屋教会幼稚園の「おひさまを守る会」裁判までの経緯は、下記に詳しく綴られています。
プレサンス損害賠償が
原告、被告共、控訴期限の2021年4月13日までに控訴しなかったため、プレサンスに対して約259万円の損害賠償を命じた判決が確定しました。
名古屋教会幼稚園は、マンションの5~15階部分の取り壊し、人格権侵害に対する慰謝料約1980万円の支払い、名古屋教会幼稚園の日照を確保するために解体した牧師館の撤去費約259万円の支払いを請求していました。
子どもの権利条約の「子どもの最善の利益」を軸に(不十分ながらも)一部勝訴の結論に至った、という点では珍しいと思います。問い合わせが何度もあったので、ブログに一部ピックアップしました⇒[名古屋地方裁判所 名古屋教会幼稚園判決(抜粋)] https://t.co/mKABFIq5uY
— 川口創 (@kahajime) May 20, 2021
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環境の良い幼稚園も大切です。人が住むのも環境が大切です。両者が歩み寄って、低層階のマンションを建てるようにすれば、もっと違った結果になったのかもしれません。
プレサンス側が一方的に悪いと責められることも出来ないと思いますが、土地は限られていますから、お互いに受忍出来る範囲で定めるしかないでしょうね。
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